峯享男の磯釣り論

公開年月日:2007/08/12


台風の『うねり』

 現在、台風シーズンに突入しております。先日も関西で釣り人一名が大切な命を落としてしまいました。
 今回は、この台風の『うねり』についてお話申し上げます。

 台風の余波・・・うねり・・・

 南の海上に台風が発生し、まだ遙か遠いと思っていても、海上には『うねり』が出始めます。
 太平洋側の海では、台風の北上と供に、その波高は日増しに高くなってきます。
 『うねり』の始末の悪いのは、風波のようにはっきりと目で確認できない事です。
 海面が静かに見えても、磯際で一気に波が盛り上がり、今さっきまで来てなかった波が足元を超え、一気に磯場を荒い流してしまいます。
この時、餌、バケツ等の道具類の流出だけなら幸いですが、不幸にして自分の身まで持って行かれるのが『うねり』です。

 風波は、白波が立っているから、「今日は波が高い」とはっきりと認識できるが、『うねり』の場合には見えないものです。
一見、静かそうに見えるのが、とても恐ろしいところです。

 日本海や瀬戸内にない『うねり』ですから、これから秋口にかけての太平洋側に釣行する時は、南の海上に台風が発生しているかどうかを確認してからお出かけ下さい!

 魚と貴重な自分の命の交換だけは決してしないようにしましょう!

以上

2007年8月12日

峯 享男

戻る


Copyright (C) 2007 PRODUCE. MINE TAKAO. All Rights Reserved.
Design by MIYAGI-HOUYUUKAI Yoshiaki.U

許可のない無断転載・転用を禁止します。

E-mail


− Page End −