峯享男の磯釣り論

公開年月日:2010/4/3


チヌの乗込みシーズン

  桜前線北上と共に、海の方はチヌ(黒鯛)の乗込みシーズンが到来しております。
  
  チヌの乗込み時期は、太平洋側で毎年早くなり三月初旬から始まり、現在は紀伊半島で盛りを迎えております。
  また、日本海や瀬戸内でも乗込みシーズンとなりました。

  しかし、気候の変動が大きく、寒かったり暖かくなったりで、海水温も不安定な状態となっております。
  特に、低水温に強いチヌは時折顔を見ることはできますが、ポイント選定がとても重要であり、これは今の時期の特徴でもあります。

  地熱の多い「海溝」及び「海草」や「藻」の多いポイントが好釣果が出る可能性が高いものです。
  「海草」や「藻」に突っ込まれ、バラシが多いケースが多々あります。
  「海草」や「藻」に突っ込まれたら、無理に引き出そうとはせず、チヌが背ビレを自分でたたみ自分から沖に出るまで待つのが得策です。

  また、低水温時のうきの当たりは渋いのが大きな特徴です。
  停止して餌を捕食する魚のため、微妙なうき当たりになってしまいます。

  したがって、チヌに違和感を与えず、ゆっくりと食い込ませ、微妙なうき当たりを確認し、竿合わせすることが重要となります。
 
  微妙なうき当たりを確認するためには、私が半世紀に渡り経験してきて完成させたみねうきが容易に見分けることが可能です。
  初心者の方でも簡単に竿を曲げることが可能です。

  一度、みねうきを試してみては如何でしょうか?

以上

2010年 4月3日

峯 享男

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