峯享男の磯釣り論

公開年月日:2010/9/1


猛暑、この時期の釣り

 50余年んお釣りバカ人生の中でも、今年のような猛暑続きの夏は余り味わったことがありません。
 磯の上では石焼き芋が出来るのではないかと思える程に照り返しがきつく、釣りをしても朝夕の2〜3時間が限度です。

 表層の海水温度は28〜30度近くあり、紀伊半島では親潮「黒潮」の接岸で魚は入れ食い状態の潮が接岸しております。
 グレ、イサキ、時には青物が仕掛けを引きたぐって行き、道糸から”プツン”!!うきよ・・・さようなら。
 青物の中には50〜60cmの本鰹までも混じる状況であります。
 また、餌取りも非常に多いので、餌取り対策の撒き餌の打ち方が非常に重要となります。これは、どこの海でも同じことです。

 撒き餌は、一般的にはうきの頭に打ち、うきと撒き餌を同調させるのが基本です。しかし、餌取りの多い時にはその一般論は通じません!
 このような時には、先に磯際の緩んだ潮の場所に「餌取りを釘付けにしておくための撒き餌」を何度か打ちます。
 餌取りが完全に近い状態まで集まってきたら、潮流・風向・サラシ等を確認し、潮上風上からうきを投入し、仕掛けを馴染ませます。

 一般論とは異なる釣り方をしないと、本命魚は得られない〜得られにくい結果となってしまいます。

 また、いつまでもうきを流すのではなく、「手返しを早くする」ことが重要です。

 私の手作りうきのみねうきは使い慣れれば刺し餌の有無まで分かります。
 池のヘラブナ釣りと同じようなうきと思って頂いて結構です。
 さらに、水面での安定感や視認性が特に良好です。

 みねうきは、中通しウキのように誰でも作れる、かつ、機械製作による大量生産が可能なうきではありません。
 一本一本に丹誠を込めた手作り・削りだしであるため数ができず、限られた釣具屋さんしか置いていないので、「幻のうき」と言われた時代もありましたが、現在では高齢のため、取材や撮影等のイベントが少なくなっていますので、日々うき削りをしております。

 しかし、このような日々のうき製作にも関わらず、グレ釣りシーズンである水温が低下する冬場には、ネット販売も含め多少待って頂くこともありますが、1週間内には、参考仕掛けを作成し、うきと同封してお送りしております。

 まだ、使用したことのない方は、是非、みねうきを試してみて下さい。
 こんなうきもあったのか〜・・・と言うことに気づいて頂けると思います。

 

 

以上

2010年 9月1日

全国峯友会主宰 峯 享男

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