峯享男の磯釣り論

公開年月日:2010/10/4


秋のグレ釣りシーズン突入

  昔のことわざに「暑さ寒さも彼岸まで」と昔の人は良く言ったものです。
  今年の場合は少しズレましたが、やっと竿を持って釣りに出かけられる気候になってきました。

  まだ、水温が高いので、餌取り対策を十分に考え、撒き餌を上手に打つ必要があります。
  そうすれば、本命魚に届かないことはあっても、そこそこの釣果は出るものです。

  低気圧が西から東へ太平洋を東進するごとに北東の風が吹き、海水温を下げてくれます。
  いよいよ11月、12月のグレ釣りシーズンの突入となります。

  特に、南紀の和歌山県側は、ここ数年、黒潮の本流が潮岬に接岸し、その反転流で魚影が濃く、沖では遊びグレがわんさかと群れを成しており、これらのグレはやがて磯に付く魚です。
  今年の秋冬が楽しみですが、潮流も生き物のように離岸、接岸を繰り返し、蛇行するので確約はできませんが・・・・。
 
  撒き餌の打ち方、ウキの流し方は潮の速いところやゆるいところ、その日によって千差万別です。
  基本は、刺し餌がウキより先行する流し方がベストです。
 
  ウキより刺し餌を先行させるためには、道糸を張りウキを止める必要があります。止めては流し、流しては止める・・・この繰り返しです。
  中通しの丸いウキの場合、ウキが適度に止まっているかどうかは明確には分かりづらいものです。

  私の手作りウキのみねうきは、道糸を張ればウキは必ず水面に寝て(傾く)見え、道糸を少し出すと水面にスーっと立ちます。
  水面でウキが寝る程度を視認しながら道糸を張ることで、ウキを止める強弱を微調整することが可能です。
  その日の風や波、潮流の強さ等で道糸の張りの程度を調整することが釣果を大きく左右します。

  また、ウキより刺し餌が先行していれば、抵抗の小さなみねうきであればウキはスパーッと水面から消えると同時に「ガツン!」と言う当たりが竿に伝わりますので、初心者の方でも簡単に当たりが分かり好釣果を得ることができます。
  これが、みねうきの大きな特徴の一つです。
 
  一度、試してみて下さい。

 

以上

2010年10月 4日

全国峯友会主宰 峯 享男

戻る


Copyright (C) 2007 PRODUCE. MINE TAKAO. All Rights Reserved.
Design by MIYAGI-HOUYUUKAI Yoshiaki.U

許可のない無断転載・転用を禁止します。

E-mail


− Page End −