峯享男の磯釣り論
公開年月日:2011/2/27
磯場の選択と竿さばき |
長崎峯友会の実釣講習会は毎年一回行っております。 樺島周辺では一週間ほど前までは良く釣れていたそうですが、釣行の数日前から喰いが止まってしまったと船長が話されておりました。 このような状況を考え、釣行初日は地寄りのあまり潮流の影響を受けない場所、さらに、さほど深くない比較的水深が浅く地熱によって海水温が2度前後高い磯場を選択しました。 磯場に上がり、潮流の流れの状況から考えて棚の下はかなり深く穴になっていると推測しました。 一般的に磯には一級磯と言われる磯場がありますが、いつもその磯場の釣果が良い訳ではありません。 次に、竿さばきの重要な点をお話致します。 今回の釣行の場で、私が何枚もグレを上げている磯場に、会員の方へ磯場を譲ってあげました。 この多くの原因は、竿さばきにあります。 竿を空に向け、真上に上げての合わせややりとりでは、魚は深くに逃げてしまい、根ズレでハリスが切れてしまいます。 この事を会員に指導した後には、ぱたぱたとグレを釣り上げるようになりました。 竿は立てず、斜めに寝かせる。 さて、このように、海水温が急低下して魚の食いが悪くなっている状況の時のうきの当たりはとても微妙な当たりをします。 私が丹誠込めて手作りしている【みねうき】 であれば、そんな微妙な当たりも確実に視認することができます。 今回の書き込みの要点は次のとおりです。 @海の状況を考え、磯場を選択する。 です!皆様も釣果アップ、釣技アップのためにも、これらの基本的な事を是非、会得して頂ければと思います。 長崎峯友会の釣行模様の写真を以下に添付します。
以上 2011年 2月27日 全国峯友会主宰 峯 享男 |
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