峯享男の磯釣り論

公開年月日:2011/09/20


寒グシーズンに備えて

 昔からの諺に「暑さ寒さも彼岸まで」と秋は9月20日頃から涼しくなり、春は3月20日頃から春めいてくる。
と言うような季節の流れがあり、職業漁師も我々のような釣り人も待ったものです。
 しかし、近年では地球温暖化なのか、諺通りの季節がなかなか来てくれません。

 先般、毎年5月末に予定している宮城峯友会の実釣講習会・大会も3.11に発生した大震災の影響で延期になり、9月10日〜11日に山形県沖の飛島で行いました。
 飛島は大マダイのメッカ、黒鯛(チヌ)も5月頃には最盛期で、メジナ(グレ)も40〜50cmが数多く出ます。
 しかし、今回実釣会を実施した時期では30cm前後のサンバソウにグレは数多く釣れても25〜35cmとなりました。
 大マダイは極少ない当たりがあるも「さようなら〜」「また、春に来てね!」だったそうです。

 日本海の海水温は25度前後、太平洋側は25〜28度で、まだまだ南方の釣り場のようですが、餌取りさえ上手に分離すれば釣り場によっては、グレも数多く釣れますし、カンパチやシマアジ等の高級魚に出会えるチャンスも多いものです。

 15号の台風が去ってもらえれば、海の様子も変わり、秋風も吹き始め暑くなく寒くもない釣り日和になるでしょう。

 北緯20度ラインに台風がある場合には、天候が良くても海ではうねりが発生し、特に潮の変わり目に2〜3発デカイ波が来ますので、特に注意して下さい。

 寒グレシーズンに備えてみねうきを是非使ってみて下さい。今の時期は、魚の活性が良いため、どのようなウキを使っても当たりは取れますが、寒グレシーズンでは海水温が10度台になるため、ウキの当たりは微妙となります。したがって、ウキの選択が釣果を握る非常に重要なポイントとなってきます。
 
  みねうきは微妙な当たりが初心者でも分かりやすく、さらにお魚さんにも抵抗が非常に少ないことが特徴ですので、今の時期から使用して頂き、寒グレシーズンに備えてみて下さい。

以上

2011年 9月20日

全国峯友会主宰 峯 享男

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