峯享男の磯釣り論
公開年月日:2012/ 6/ 7
撒き餌三年 |
もうすぐ梅雨入り。 「梅雨グレ」と言う意味は、産卵を終えたグレが体力を回復し活発に捕食するシーズンの事です。 この時期に釣り人の頭を悩ますのが餌取り魚です。 しかも、ほとんど全てが針掛かりするため、一匹一匹手で掴んで針外しをしなくてはなりません。 また、秋口には、またまた足の速い小アジ、そしてスズメダイが出てきます。 このような青物系の餌取りに対しても、撒き餌の打ち方でかわしていく必要があります。 昔から「撒き餌三年」と釣り人の間で言われてきた由縁です。 ただ何となく撒き餌を打つのではなく、風速や潮流、サラシ等々の状況から計算して撒き餌をきっちりと打てば何投か目には一匹の本命を喰わすことができます。 寒グレはウキの選択で差が出るが、梅雨グレは撒き餌の打ち方で釣果に差が出ると言っても過言ではありません。 磯の上でただ何となく撒き餌を打つのではなく、一投一投の撒き餌に神経を集中させることが大切です。 小サバはボイルでも何でも食いついて来るので、思った所に一点集中出来る撒き餌を作ることで釣果に繋がります。 上手に撒き餌をすれば、型はバラバラでも数釣りが出来るのも梅雨グレの特徴です。 ただ、太平洋側に前線が停滞している時は、うねりがあり思わぬ波が来るので十分に注意して下さい。 特に、潮の変わり目には、今までにない高波が二三発来ることがあるので要注意です。 皆さんの好釣果をお祈り致します。
以上 2012年 6月 7日 全国峯友会主宰 峯 享男 |
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