峯享男の磯釣り論
公開年月日:2014/11/ 5
秋磯シーズンの状況と今後の対応 |
待ちに待った磯釣りシーズンが到来しました! 胸の高鳴りを感じながら竿を振る気持ちは、釣り人ならではの感覚です。 しかし、今年は台風18号や19号の大型台風で海底まで掻き回してもらい、表面海水温が20度前後まで低下すると思いきや、和歌山、四国ではまだ23〜24度と高く、釣れてくるのは20cm前後のグレばかり・・・。 時々、「良く引くな〜」と思えばアイゴであったりヘダイだったりで、秋磯本来の海水温まではもう3週間程度はかかりそうです。 地球温暖化ということもあり、全国的に海水温が高く、100m程度の深底までも表面水温とさほど差がないため、大型台風で掻き回されても海水温の変化は微々たるものです。 数週間後のシーズンに突入したら、沖側の流れの強いポイントより、水深が浅い地方(ジカタ)寄りの静かなポイントの方が有利です。 水深の浅いポイントは、朝夕の冷え込みがあっても昼間には太陽の暖かさで沖の深場よりは海水温が2度程度高くなり、予想もしないような大物グレや大漁となることは、私の長年の釣り歴から明らかです。 これを念頭において、シーズンインした時には、磯の選択と流すポイントを十分に考えて下さい。 来年の寒グレシーズンになった時には、秋磯とは違い海水温が下がり“過ぎ”となり、ウキ下が深くなる深釣りが主体となります。 さらに、ウキの当たりが非常に渋くなり、一般に売られている中通しウキではその当たりが出ないことがほとんどです。 自負となり恐縮ですが、私が手作りしている【みねうき】は、こんな時にこそ、非常に重要な役割を果たします。 5B〜6B、さらには1号相当の「特うき」もあり、深釣りには非常に有利です。また、ウキの微妙なアール形状で波の押し上げにも強く、渋い当たりの前の前当たりまで見分けることができます。 感度的には3Bも特うきも差がありません。ウキの形状がその理由です。 現在、ウキの種類は【B】【2B】【3B】【4B】【5B】【6B】【特うき】の全7種類あります。波止場での釣り、波や風がなくナタも比較的浅い場合には【B】【2B】が使いやすいです。
なお、どのウキのサイズでも感度は一緒です! また、調整オモリはウキをシブシブにするためにウキサイズ程度のオモリを付ける必要は全くありません。「オモリはウキのサイズまで持ちます」と理解して下さい。 一例ですが、ウキのサイズ【5B】を使用し、道糸とハリスを繋ぐサルカン部分に<B>のオモリを1個だけの場合も普通の事です。離島の本流では【特うき】を使い、調整オモリは無しでハリスに<G4>を1個だけの場合もあります。 あくまでも、「オモリはウキのサイズまで持ちます」を理解して頂き、ウキサイズ以下のオモリを自由に使いやすいように装着して頂ければ十分です。 このネットでご注文頂いたお客様には、私が手作りした「仕掛け見本」を全ての方々に同封してお送りしております。 今期の秋グレ、寒グレの釣行には皆様方々、大変ご苦労するかと思いますが、この【みねうき】で威力をご理解いただけることを確認しております。
以上 2014年11月 5日 全国峯友会主宰 峯 享男 |
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