改訂版 詳細 スズメバチの最も多い質問と回答 (Q&A) 方式
◎ 質問 スズメバチの巣から蜂蜜は採れるのですか
★ 回答 スズメバチの幼虫は主に肉食です 蜜を巣に持ち帰っても保管する部屋を持たないし、冬季は
蜜蜂と違って働き蜂も雄蜂も幼虫や蛹も一切存在しないので蜜を貯蔵する必要が無いので
従って蜂蜜は存在しません。
◎ 質問 スズメバチの巣は何でできているの??
★ 回答 木の皮や繊維 コルク質部等に唾液を混ぜた物で全て木で作られています スズメバチの巣の
縞模様は、異なる材質の木から巣材として持ち帰る為にできた、素材色の違いからです
◎ 質問 スズメバチは危険な害虫ですか??
★ 回答 実は、スズメバチもアシナガバチも決して害虫では無いです 幼虫は肉食性で農作物を食する
本来の害虫であるアオムシや毛虫 バッタ類 クモ ハエ アブ その他を徹底的に駆除して貰
える農業的には最も重要な益虫なのです 又、昆虫類の生態系維持にも最重要な昆虫で
あり、スズメバチが居なくなると大変な事が起こるのです 特に害虫の大発生を引き起こす原因
ともなるでしょう。
◎ 質問 蜂の巣は何年であんなに大きくなるのですか??
★ 回答 いくら巨大な巣でも全ての巣は約半年間で造られた物です 又、翌年以降も同じ巣を再利用
する事は決してありません どんなに立派な巣でも1年限りしか使用致しません 一度使用した
巣は病原菌やカビ等の恐れもあり、特に清潔派の昆虫であるハチの仲間は絶対に再使用は
皆無なのです。
◎ 質問 スズメバチの巣はどんな場所を好んで作るのですか??
★ 回答 スズメバチの巣は本来、山中の樹木や草の葉や茎や岩壁や地中に好んで多くを作りますが
近年特に自然破壊が進み、本来の住処を強制的に奪われた為、仕方無く新天地としての
新たなる場所を求める事となり、その地を民家の軒下 屋根裏 床下 墓地 橋の下 その他
等と私達人間の生活と密接する様になってきました。
スズメバチの種類により巣作りに向く場所に違いは有りますが、しいて挙げれば南に面した軒下
枝の込んだ庭木の中、物置の中、車庫の軒下、屋根裏、床下、以上が特に好んで営巣に
適した場所である事も事実でしょう。
◎ 質問 蜂に刺されない為の注意点
★ 回答 蜂の姿を見た場合は、その飛んでいる後を目で追う事が最も肝心です(巣の有無の認識をする為)
山歩きの時は特に足元の地中や草木の枝には特に気を付けて、むやみに足を踏み入れないことが
重要です 蜂の巣は目上に有るとは限りません 足元や地中にもあるのですから。
巣を発見した場合は慌てる事は全くありません 蜂はいきなり人を刺す事はありません そっと静かに
その場を立ち去るだけで刺される事は無く最も安全な対処法です。
スズメバチやアシナガバチに刺される原因の全ては巣に対する刺激を与える事であり、巣に対して
異常に接近した場合や巣に対して震動を与えた場合等は特に危険で刺される最大の原因となる
事は間違いありません。
◎ 質問 万一に刺されたら!!!
★ 回答 とにかく冷静になる事が一番です 精神的に動揺する方が特に最近多い様子です
初めて刺された場合等、余り心配ありませんから落ち着いて病院へ行きましょう
◎ 質問 スズメバチはどれ位生きるの?
★ 回答 初期の頃に産まれた働き蜂は約1週間です それ以降産まれた者は2週間から3週間でして
秋以降に産まれた者で3週間から4週間位です 雄蜂は原則的には交尾を済ませるまでの
約2週間から3週間位です 最も長生きの女王蜂で1年です。
◎ 質問 スズメバチの冬の様子を知りたいです
★ 回答 晩秋から初冬に新しい女王蜂が産まれますが、すぐにオス蜂と交尾を済ませて冬眠に入ります
冬眠場所は種類によって違いますが、土の中 朽木の中 屋根裏 石組みの中 その他
普通12月より翌年の4月まで冬眠しています 女王蜂以外は全て昨年に死んでしまってま
すので存在致しません。
※ 以上以外にも疑問や質問がありましたら遠慮無くお尋ね御待ち致しております