La déconstruction des idoles ──アイドルの脱紺築 chapitre deux
亀井絵里ヲタにとって、奇跡の傑作企画である「発汗!CM。」の備忘録。現在、作成中。
2006.12.24企画は終了しましたが、この一覧表は、少しづつ更新し続ける予定です。
【プチコラム:何故、発汗2号はヴィクトリアという名前なのか?】
回数 | 放映日 | ロケ地、坂、階段(段数) | 冒頭一発 | 企画内容 | 特筆事項 |
1 | 2006 08/27 | どこかの競技場 | 「ナンカレー!ナンカレー!」そして、発汗スーツに、 「変身?」「これじゃダメ?」 | 発汗!障害物競争 | 巨大扇風機からの風でめくれる2号の衣装…… |
2 | 09/03 | どこかの競技場 | お立ち台から飛び降りるかと思ったら、ソロリソロリと階段をおりる2号。可愛い。 | マッチョゴム | 2号「私たちのことを分かってないよ」「上から目線だよ」 ゴムに引っ張られて転ぶ2号の姿がセクシー。 |
3 | 09/10 | 天王洲スタジオ | スタジオの玄関フロアで自己紹介中、2号が警備員に不審者扱いされる。BGMの使い方が絶妙 | マッチョ山(大岩ゴロゴロ) | 懸垂する亀井(の脇!) |
4 | 09/17 | 天王洲スタジオ | 2号(亀だけに)カメアシに挑戦 | マッチョ山(山の頂上で告知を叫ぶ) | 1号の「何かのキャラクターみたいで可愛い」後ろ姿 空気入れする2号のセクシーな姿をUPで撮影 |
5 | 09/24 | 東京都文京区、胸突坂 (81段) | ダチョウ倶楽部のネタを二人でやるという無謀ぶり。新「行ってきて」亀「無理ですよ」新「じゃあわたしが行くよ」亀「じゃあわたしが行きますよ」新「じゃあ行ってきてよ」 | 初の階段 | |
6 | 10/01 | 東京都文京区、庚申坂 (92段) | 丸の内線の電車通過につき、2号自己紹介聞こえず。1号「鳥肌CMになっちゃう」と名言を。 | ||
7 | 10/08 | 東京都文京区音羽、八幡坂 (87段) | 亀遅刻、発汗スーツの上にパジャマ、大きな枕をかかえ、食パンを咥えて登場 | ||
8 | 10/15 | 東京都文京区音羽、鼠坂 (84段) | 1号2号互いに撮影、笑顔&無茶ブリ | ||
9 | 10/22 | 横浜市保土ヶ谷区、岩崎坂 (144段) | 焼きいも〜、崎陽軒シウマイ弁当 | ||
10 | 10/29 | 横浜市保土ヶ谷区、みらい坂 (158段) | 丹前を着て、耳掛けを付けて凍えている2号、ツノなし。BGMは『雪の降る町を』 | 亀「あひゃ あひゃひゃ あひゃひゃひゃ」 | |
11 | 11/05 | 東京都港区、三年坂 (32段) | 手押し車、発汗合体! | 脚が踊ってるよ | |
12 | 11/12 | 東京都港区麻布台、雁木坂 (39段) | うさぎ跳び | ウサギ復活 | |
13 | 11/17 | 東京都荒川区日暮里、地蔵坂 (32段) | ケンケンパ | ||
14 | 11/26 | 東京都荒川区西日暮里、夕やけだんだん (36段) | スーさんが、おにゃん子の親衛隊に。 | 二人二脚 | 「イミフー」 「違うよツーマンツーマンだよ」 密着具合がエロすぎる 「へらん」「へらん」 |
15 | 12/03 | 東京都文京区湯島、実盛坂 (58段) | 菅原道真公 | ワンウーマンワンレッグス、両足を縛って | 縛った脚がSMチックでよい? 「笑顔がカワイイところ」 赤いフリージア「純血のアァ、笑うなぁ! と菅井先生に怒られました」 |
16 | 12/17 | 港区赤坂、丹後坂 (66段) | 「坂」「赤」、スーさん焼肉 | タンゴ・ザ・ダンス、男役はゲジ眉&鼻髭、女役はボリュームのありすぎる金髪ロングのカツラ | 片足同士を固定した二人が、呼吸を合わせて階段を登る。平たんな部分でテンポアップして「1,2,1,2」と言う二人が可愛すぎ。 亀井絵里が初めてみせる「本格セクシー」が「ゲジ眉&鼻髭」 |
17最終回 | 12/24 | 東京都港区芝公園、東京タワー(日本電波塔) (563段) | 東京タワーのキャラクター「ノッポン君」にKO負けするスーさん。 実は今日で最終回。「発汗業界」で「都内最強」。 | 二人一緒にひたすら階段を登る。二人の手が縛られ、固定されている。 | 階段の掲示物にいちいちツッコミを入れるガキさん。「スタッフさん、はあはあ言ってる」「息、切れすぎだから!」 『モーニングカレーDVD』の告知。最後の告知らしく、まともな宣伝になっていた。曲の中で、絵里たちは「発汗のネタ」を何個もやった。そんなことを言われてしまったら、発汗ヲタとしては、このDVD買わざるを得ないじゃないかっ! |
・基本的に、1号はネタフリ&ツッコミ担当、2号はボケ担当。
・1号、2号の、ゆかりの地でロケすることが多い。その意味でも感慨深い企画。
・亀井絵里の、今まさに頂点を極めつつある可愛らしさと、ようやく到達した完成度の高いおとぼけキャラと、唖然とするほどのグラマーBODYのセクシーさを、これでもか!と前面に打ち出す好企画。新垣里沙の優しいお姉さんぶりにも、心癒されます。
・5回目以降は、階段を登るという基本を維持。11回目からは、それに加え、様々に工夫を凝らしていて、好印象。
・17回と、短命での終了となりましたが、こういうバカっぽい企画で、しかも基本的に階段を登るというパターンを踏襲するのですから、マンネリに陥る前に終了するという判断は、正しいと思いました。
今日一つ、気付いたこと。それは、発汗2号は何故に、ヴィクトリアなのか、という問題について。
もともと情報コーナーで、えりりんが演じるキャラは、エリザベス亀井、エリック亀造、エリーゼ亀山、エリドリアン亀井など、どれも「エリ」という音を含んでいる名前だった。しかるに、「ヴィクトリア」には、どこをどうひっくり返しても「エリ」は出てこない。アナグラムにしても無理。
では何故? 何故、発汗2号はヴィクトリアなのか?
その答えは、「エリザベス」という名が、えりりんの名、絵里に由来すると同時に、イギリスの女王エリザベスにも由来していたからなのである。だからイギリスの女王つながりで、ヴィクトリアなのである。
「ヴィクトリア」とは、言うまでもなく「勝利」という語を女性名化した名だ。そして、ヴィクトリア女王とは、日の沈まない国と言われた大英帝国の黄金時代を築き上げた偉大なる国王である。
したがって、発汗2号がヴィクトリアと名づけられたのは、ハロモニにおける亀井絵里の勝利宣言に他ならない。発汗2号において、ハロモニ情報コーナーが黄金時代を迎えたことを意味するのである。そういう重要な意味を帯びた名前なのである。
「セニョリータ」などという尻軽なイタリア娘を連想させる名とは訳が違う。たしかにガキさんの尻はえりりんの尻に比べて半分ほどの重量しかないだろうから尻軽には違いないとかそういう問題ではないのだ。そもそも、「セニョリータ」は「お嬢さん」という未婚女性への呼びかけであって、人名ではないのである。
以上の、深い見識と、鋭い着想に基づく考察を前提すれば、ハロモニ情報コーナーでは異例なことに、「エリザベス亀井」というキャラクターが復活した理由も分かろうというもの。HPCにおけるエリザベス、それは「女王エリザベス二世」なのである。名前は同じだが、キャラとしては別人なのである。だから、HPHの頃のエリザベスとはどことなく性格も違うのである。別人格なのだから当然なのである。
「ふっかーつ、ふっかーつ、うっれしっいなー」
と歌っていたのは、あれは、作家のうっかりミスである。ちょっと苦しい? 失敬な。
ノノ*^ー^)<じゃあ次のキャラはダイアナで……って縁起でもないですよ?
(コラム初出2007.03.09)
('06/12/05初出)
事実誤認の指摘などありましたら、ぜひ掲示板にて知らせ下さいませ。