07.
Sample Message (J)
キリストの愛
結婚式は愛のお祝いなのです。男女は結婚関係のなかで、ほんとうの愛を分かちあうことは、真に美しいものです。しかし教会は夫婦の愛よりも、はるかに勝っている愛を表しています。
お二人が選ばれた「チャペル・ウエディング」の背後にある愛について申し上げて、結婚のプレゼントに差し上げたいと思っています。
教会は、人間よりもはるかに優っておられ、永遠から永遠に生きている神様がいらっしゃることを宣言しています。この神様は天地万物を創造されたお方で、唯一の、しかも全能の神なのです。神は人間をも造り、私達との関わりを求めておられるのです。つまり、私達の人生を共に歩むことを望んでおられます。教会は、私達にたいする神様の大いなる愛を語っています。
しかし私達人間は、神の愛を拒否して、神のみ心に背き、自分勝手な道を選び、神様から離れてしまいました。そして、この真の唯一の神の代わりに、迷信や自分勝手な思いにしたがって、物を神とし、人間を神と拝み、様々な神々を作りました。聖書はこれを罪と言っています。すなわち、創造者なる神の愛を無視して、生きている神様の代わりに人間の手によって造られた神々を拝むのは、最大の罪だと言っています。それで私達はまことの神様の姿を見失って、神様とのまじわりができなくなったのです。
しかし、神はもう一度その愛を示そうとして、私達の人生の中で私達を導くため、また、まことの救いの道、愛に生きる道を示すために、私達の歴史の中に入って来られました。これがイエス・キリストです。この出来事をクリスマスと言います。クリスマスは、「神、我らと共にいます」ということを意味する出来事です。神は人間の形をとって、世に来られました。そして、私達の罪を許すために、その罪の罰をご自分で引き受けて、私達の身代わりとなって、十字架の上でその命をささげて下さいました。
これほど大きな愛はありません。十字架は、又、この教会は、本日お二人の
喜びの日のために、この愛を表しています。
Doyle C. Book
Revised June 1998