Revised December 10, 2001

11. Orientation Script (Japanese)

The first section of this orientation (OR) talk is found under the title Orientation Beginning (after this, OR Begin) on Japanese Disk #2. A copy of that paper is sent to each couple at least ten days ahead of their scheduled orientation time. This is to help them understand the purpose for the orientation and also to help me avoid having to speak so rapidly in order to cover everything I want to say! It is crucial that they read that paper for they cannot understand the content of the orientation session unless they understand the reason for and the approach to it. When a couple arrive at the chapel for their orientation time, a staff person asks them if they have read the paper.  If they have not, they are handed a copy and asked to read it before the session begins. I also check them on this in the script below. 

In this revision I have left out some of the material seen in the English script.  There simply is not enough time to cover everything written there.  Even so, I find I still have to speak quite rapidly to cover the material below, and the reader might find it necessary to shorten this script further. I myself have chosen every sentence prayerfully and with the feeling that it fits into the overall purpose and content of the script.  Nevertheless, the reader is free to leave out those parts that might seem less important than others.

Please understand that this script is not intended to exhibit “proper” sentence structure.  I speak the words that appear below.  I am trying to achieve an informal, relaxed atmosphere.  Thus I use a casual manner of speaking.  I deliberately leave out some connecting words and substitute commas.  I ignore some phrases that would make the sentences “grammatically correct.”  Be assured that the script has been checked by Japanese readers and has been accepted for this kind of approach.

// The script assumes that there is more than one couple present. // Please notify me of any errors I missed so that I can make corrections. //

Part 1 (55 minutes)

皆さん今日は!お忙しいところ、お時間を割いていただいて、ありがとうございます。今日はどうぞ、おくつろぎの気持ちでこの時間を共にしたいと思います。

お手元の名刺にありますように、私はブックと申します。アメリカの出身で、ロスアンジェルスの近くに家があります。英語のスペルから言えば、裏にもあります様に、単なる「本」でございます!よろしくお願いします。

皆さんのお名前を確認させてください。 (Check the pronunciation of their names.) それからお聞きしますが、このプリントを (show OR Begin paper) 読まれましたでしょうか。(If not, break 5 minutes and ask them to read.) ご協力ありがとうございます。持って来られているならば、出してください。何回か参考になるかも知れません。やはり、これを読んでおかなければ、今日の時間を十分に理解することができないと思います。

それでは、今から教会式の結婚式がどんなに美しいものかをゆっくり説明していきたいと思います。当日の式次第を見てください。(Hand out ceremony program.) お二人に一枚と言う形で回してください。このプログラムを一つ一つ順番に説明していきます。

まずそこに見えますのは、牧師の入場、新郎・新婦入場...それから、お話を聞いておられるでしょうか...ベストマン・ブライズメイド...これは親友の方に頼んで、一緒に講壇に立ってもらう...のであるならば、その入場もあります。アメリカなどではほとんどですが、お二人はご自由に決めてください。新婦の入場については、ご家族を代表する方と一緒です。できるだけお父さんと一緒に。

その次に、讃美歌。皆さんの挙式で有名な讃美歌、多くの人々に親しまれている讃美歌、三つ歌います。そしてお勧めしますが、あなた方も講壇の上に立って、歌って見ませんか。強制じゃありません。歌わなくてもいいです。しかしせっかく自分の結婚式だから、それを明るく、楽しく、と言う意味でお勧めします。

「イヤー、僕は讃美歌って、さっぱり!」とおっしゃるかもしれません。ほら!楽譜まで用意してきたのではありませんか!これで言い分ができないと思って!...冗談ですけれども、どうぞ見てください。そしてカセット・テープにも吹き込まれていますので、一度聞いてみてください。312番。聞き覚えがあるかもしれません。

(Play tape. While playing...) 知っているでしょう。日本人のおなじみの曲だそうです。讃美歌ですよ。昔から讃美歌。 (Near end...) じゃ、本番を目指して、歌って見ましょう! (Sing. Near end...) それから、アーメン。(Sing amen.) このアーメン、後ほど説明します。大変有意義な言葉ですが、後にしましょう。本番は、讃美歌三節とも歌います。今はご参考に、その一節だけ。

またプログラムには、聖書と書いてあります。お二人の挙式で聖書の有名な一箇所、実に世界中、多くの人々に知られている有名な言葉を拝読します。ちょっと、お気楽に、聖書と言えば何か印象でもありますか。聖書に触れたことのある方...ミッションスクール関係とか...無くてもいいのです。ありのままで結構です。

ある方は、「聖書って、厚い本で、読んでも分からないでしょう!」と言います。その気持は分かりますね!しかしご存知だったでしょうか...聖書は毎年世界中のベストセラーです!百年以上、毎年、世界のベストセラー!それ程の人気者だったら、かえって分かりやすいかもしれません!実は、正直言って難しいところもあると思います。そのところの前後関係を知っていなければ、読んでも分からないでしょう。しかし、皆さん、「よう分かった!」と言うところもいっぱいあります!いつか、見てください。きっと驚くだろうと思います。聖書は実にすごいものです!

(At any time that coffee is served:  いいものが届いたようです!あったかい内にいただきましょう!そして、お話を聞きながら召し上がってください。本当に、この時間をくつろいだ気持ちで、過ごしていただきたいと思います。

ある方は聖書のことを「美しい文学だ」と言います。それは本当です。大学の教授達に聞いても結構です。世界の最も美しい文学の一つとして知られています。ある人は「基準の高い道徳的な教えだ」と言います。それもそうです。例えば、あなた方もよくご存知でしょう...「人からしてほしいように、その人にしなさい。」あの有名な言葉。考えてみれば、私達がそのように行動していたならば、社会は変わったと思いませんか。世間と言うものは、人を倒してでも、自分を上げるようなところじゃありませんか。「人からしてほしいように、その人にする!」何。思いやり、同情、自分の都合を優先にしないで、先方さんの気持ちを考えてあげる!なかなかですね、私達!このお言葉ほど、私達の社会にかかわるすばらしい教えがありません!聖書です!イエス・キリストの言葉。

聖書について、いろいろお話しをしたいのですが、時間がありません。しかし、今日はもう一つだけ、聖書について話させてください。そして、ここでちょっと時間をいただきます。しばらく、式次第を置いて、この説明を聞いてください。なぜなら、これは大いに参考になる事ですし、あなた方が選んだチャペル・ウエディングの中心になっている事だからです。

聖書について、今日はもう一つ...これを説明するには大変妙な質問をします。なぜ、今日、私たちがこのように生きているのでしょうか。この存在。偶然なのでしょうか。また、何のために生きているのか。しばらく「食っては寝」と言う悪循環で、やがて死んでしまって、それで終わりなのか。ただの偶然に過ぎないのか。エライ、深刻になってしまいましたね!しかしこれは人生の重要な問題だと思いませんか。

私の友人...友人と言っても、大先輩の方ですが、八十五歳の荒瀬昇牧師。荒瀬先生は偶然のことをこのように言われます...「意味無し、目的無し」。なるほど、考えてみれば、偶然って、そのようなものですね。ではお聞きします。あなたの人生は意味の無いものでしょうか。目的の無いものでしょうか。もしかして、時にはそのように思われたことがあるかもしれません。

荒瀬先生はさらに言われます。「それはゴミじゃないですか!」なるほど、ゴミって、意味の無いもの、目的の無いもの。捨ててもいいもの!じゃ、お聞きしますよ!あなたはゴミなんですか。偶然だったら!イヤでしょう!不愉快な気持ちがしませんか。

断じてそうではない!この人生には意味があるのです!目的もあります!ならば、どうやってそれを発見することができるのか。いや、発見と言うよりも、どのようにして私達がそれを体験、体験出来るのか。これは人生の最大の問題なのではないでしょうか。

その体験、また人生の意味は、チャペル・ウエディングの背後にあるものを見出すところにあります。言い換えますならば、結婚というものを備えられて、私達をも作られたお方に出会うところに、その意味等があります。

つまり、教会は神様が生きていることを宣言しています。「えっ?神様って?」天地万物を創造されたお方で、唯一の、しかも全能の神なのです。神は私達をも作り、そして一人一人の人生のためにすばらしい計画を備えていらっしゃる。それは神とのかかわりをもって、この人生を共に歩むことです。

「へー?そんな神様がいるのか!」と思われても、無理も無いと思います。こんな変わった話を始めて聞いていらっしゃるかもしれません。ご安心ください!ありのままで結構です!

私達は「神様」と言うことを非常にあいまいに考えているのではないでしょうか。あっちも神様、こっちも神様。あれも神様、おやっ!これも神様!何か、さまざまな神々があるそうですね。

宗教もいっぱいあるんじゃないですか。あの宗教も、この宗教も。ある方は「宗教って、別に心配しなくてもよかろう。みな同じようなことを言っているんじゃないか。ま、自分に何かの意味でもあれば、宗教に入って見てもよかろう...」非常にあいまいに考えていますね。若い皆さんのような方は、まず無関心かな?

しかし、考えてください。もし、ですよ、生きている、真の神がいらっしゃるならば、天地万物を創造されたお方がおられるならば、お一人でないといけません!お一人でないと、神でもなんでもない!じゃ、私達の周りにある、「あの神様、この神様、あれも神、おやっ!これも神!」と言われているのは、いったいどこから来たのでしょうか!皆さん、これも人生の重要な問題です!どうか、これからよく考えてみてください。

これで聖書の説明に戻ります。聖書は美しい文学だとか、基準の高い道徳的な教えのものだとか...それらのこともそうです。しかし今日、もう一つと言うのは、聖書は歴史です。歴史。どのような歴史かと言いますと、生きていらっしゃる、唯一の真の神が、どういう風にご自分を私達に示されたのか、と言う記録です。へー?お話がますます不思議になりますね!いつか見てください!きっと驚くだろうと思います。聖書は実にすごいものです!

ちょっと、二、三分いただいて、そのスゴサについて話させてください。これも実に参考になります。まず、聖書は二つの部分に分かれています。旧約聖書、新約聖書。約と言うのは、約束の約。だから、古い約束の聖書。新しい約束の聖書。今日は説明する時間がありません。これだけ、新約聖書と言うのは、イエス・キリストの生涯、それからその後の記録。100年ぐらいのものでしょうか、150年ぐらいでしょうか。

ご存知でしょう...イエス・キリストが約2000年前に生きていた、この地上を歩いていた、歴史的な人物ですね。偉い先生として知られているでしょう。では、その2000年前の前のところは、旧約聖書。いわゆる、紀元前。

これをご存知だったのでしょうか...私達の暦、カレンダーがイエス・キリストの影響によって決められましたんですね!イエス・キリストの影響によって紀元前と西暦とは分かれてしまった!だから今、2001年でしょう。「あんな偉い人なのか?」そうなんですよ!キリストほど私達の、この歴史に、この社会に、影響を及ぼされた方は他にはいません!調べてみてください。

聖書のスゴサ、二つほど、短く言います。旧約聖書は大体、1500年にわたって、40人の人に書かれたそうです。旧約聖書の歴史はそれ以上にあります。私達も調べたら、4000年ぐらいの歴史があると言うことが分かるでしょう。しかし大体、1500年にわたって、40人の人にその記録ができたらしいです。

この40人と言うのは、ほとんどお互いに知り合っていません。当たり前でしょう!1500年の期間ですし、場合によって住んでいたところも違います。ほとんどお互いに知り合っていませんけれども、驚くべきことに、第一、40人ともオンナジことを言っています。むじゅん無し、一致していす!それは「神様が生きている!」と言うことです。「私達はその御手の業を見たのです!私達人間、生ける神を体験することが出来る!」...体験!...と、旧約聖書を書いた人達は、共々に、語っているわけです。

さらに、驚くべきこと、第二に。さっき、イエス・キリストが約2000年前に生きていたと言いました、ですね。その2000年前の前のところは旧約聖書。ところが、旧約聖書の中に、よろしいですか、キリストの前1500年、またキリストの前1000年、またキリストの前700年などの時に、キリストのことが予言されています!予言と言うのは、あらかじめこの事件が起きるという約束でしょう。つまり、「ある時にキリストというお方が私達の歴史の中に現れてきます。この方は生ける神が人間の形をとって、私達の目の前に現れ、ご自分への道を示してくださるお方だ」と、旧約聖書のなかに予言されているわけです!

その予言、色々ありますが、四つだけ、短く言います。第一に、このキリストが世に来られるときは、乙女によって生まれます。へー?バージンですよ!乙女によって生まれます。おかしいと思いますか。皆さん!本当の神様には出来ないことはありませんよ!人間の想像による神々、私達の迷信や神話などによる神々は小さすぎます!創造者なるお方にはそのぐらいのことは何でも無いんじゃないですか!

第二に、このキリストが世に見えるときは、ベツレヘムと言う小さい村で生まれます。クリスマスって、ご存知でしょう。教会の行事ですね。年末に、クリスマス・キャンドル・サービスとか、クリスマス・キャロルなド、ありますね。町中に、1ヶ月ぐらい、クリスマスのメロディーが流れています。クリスマスはキリストの誕生を祝う教会のお祭りです。キリストは、お約束どおり、ベツレヘムと言う小さい村で生まれました。偶然なのでしょうか。えらい!細かいところまで予言されていたんじゃないですか!

第三、キリストがこの世に現れるとき、驚くべき業を行います。つまり、病人を癒したり、目が見えない人の目を開いたりする!えっ?見て御覧なさい!目撃者の前ですよ!一回だけじゃない。数多く、数多く、キリストがそのような業を行っていた!皆さん、聖書はかわいらしい物語のものじゃありません!また、迷信、神話などを集めたものでもないのです!聖書は目撃者が書いたものです。調べてみてください。

第四、あなた方もよくご存知の十字架。あの有名なシンボル。ペンダントなどにもよく見えますね。よろしいですか、キリストの前1500年ですよ...またキリストの前1000年、またキリストの前700年などの時に、キリストがこの世に見えるときは、十字架につけられて、死にます!と、旧約聖書に予言されています。

一体どうして、どうして、旧約聖書を書いた人達、なおかつ、平凡な人間がそのように約束が出来たのでしょうか。人間の知識では知りうることではないでしょう。上からの啓示が無ければ、上からの啓示が無ければ、決してそのように、前もって、書き記すことが出来ないでしょう!

そこまで考えれば、いかがですか、誠にここに宗教以上のものがあるんだ!...宗教を超越するお方が生きていて、私達の歴史の中で働いているに違いないと、私達も認めざるを得ないのではないでしょうか。

と言うのは、聖書は神様が生きていることを宣言しています!宗教がある前に居られた!今もなお、生きています!天地万物をを創造された。私達をも作り、そして私達を愛しています!愛しています!つまり、私達とのかかわりを持って、私達の人生を導き、共に歩むことを望んでおられるお方がいらっしゃるわけです!

このような話をしますと、切りが無いぐらいですね!もう省略します。実はもう一つ話したかったんですが、時間がありませんので、このプリントに (show) 書いておきました。後ほどこれを上げます。後で見てください。ただ一言だけ、説明をしておかないと、後で読んでも分からないと思います。

これは旧約聖書の一箇所、詩篇、139編の中から取ったものです。この「詩篇」は有名なんですよ。世界の最も美しい文学の一つとして知られています。大学の教授達に聞いても結構です。この詩篇のほとんどが、ダビデと言う王様に書かれたのです。このダビデ王も有名なんですよ。今から3000年前、紀元前1000年に生きていた有名な王様です。

このダビデ王は、大金持ちです。いいですね!うらやましいでしょう!「お金さえあれば...」と度々思っているでしょう。ところが、私達一般のものはこのように考えませんか。「あんなお金があるならば、神様のことなんか考えなくても言い!」と思いはしませんか。正直にどうぞ!なぜそのように考えるのかと言いますと、私達はご利益主義だからです。ご利益。つまり、「宗教でも信じれば、いいものがこっちへ入ってくるかもしれません!」だから、神社参拝などするでしょう!

考えてください。もし、本当の神様、唯一の、生きている神がいらっしゃるならば、いいかげんにご利益なんて考えてはいけませんよ!神様のことを勝手に利用してはいけません。実は、利用することが出来ない!

ダビデ王は大金持ちです。「あんなお金があるならば、神様のことなんか考えなくても言い!」と思いたいかもしれません。しかしこの有名な王様がどう言う風に表現しているのか、後で見てください。きっと驚くだろうと思います。

ここに (point) 印がついています。特にこのところに気をつけてください。なぜなら、本番のときに、一言だけではありますが、これに触れてみたいと思います。つまり、私達が生まれる前からも、生ける神は一人一人の将来をちゃんと見ておられます。そして一人一人の人生のために、またお二人の人生のために、すばらしい計画を備えておられるのです。そのご計画を知りたいと思いませんか。

と言うのは、以上の説明は、この人生には意味があるのです!目的もあります。私達は決して偶然によるものじゃありません。私達が大きな計画があって、また大きな目的のために、作られたのです。

これが、これがチャペル・ウエディングの背後にあるものです!ここに教会式の挙式の意味があるのです!ここにこそ、あなた方が選んだチャペル・ウエディングの (point to OR Begin paper) 麗しさがあると、私は思っています。この美しいこと、この事実がお二人の人生において現実となるかどうか、あなた方が決めることができます。しかし覚えてください、以上の説明は、あくまでも、あなた方が本物を体験するためです。

では、式次第に戻ります。そこに祈祷と書いてあります。祈祷と言うのはお祈りのことです。私たちは普段、「祈り」と言えば、「エライ!かたぐるしいカッコになって、ものを唱える」と思いませんか。訳がわからない、えらそうな言葉を覚えて、それを唱えることは祈りでしょう。違います!もちろん私たちの見たところではそうらしいですが、これは大間違いです。お祈りはいつでも、どこでも出来るはずです!ありのままで、普通の言葉でいいはずです。なぜなら、生ける神は天のお父様だからです。私たちの人生に深い関心を持っているからです。祈りがこのようなものであれば、ありがたいと思いませんか。いつでも、どこでも。ありのままで。

そして祈りの最後に「アーメン」と言います。これは普通の意味では、「そのように成りますように」と言うことです。元々は「真実」と言う意味です。この真実って、どこから来たのかと言いますと、「神は真実です!」と言うところ。当たり前でしょう!生きておられ、唯一の真の神が決して偽りをするようなお方じゃないでしょう!真実、真!そして創造者なるお方は決して換わることもありません!真実、真!

実はチャペル・ウエディングの中にあります、あの有名な誓約、いわゆる誓いの言葉、もこの「真実」と言うところから来ています。考えてください。私たちの結婚関係が真実で無いといけないと思いませんか。今日、あなた方も真実なる結婚を求めて来られたのではないでしょうか。きっとそうだろうと思って、本気で話しています!誰でもそうじゃありませんか。ある人は (point to OR Begin paper) 「カッコイイ!」と思ってきます。しかし、心の中では真実なる結婚を求めているに違いないと思います。ですから、お互いの言葉も真実ではなければなりません。もうすぐこの後、その誓約について、ゆっくりと、一緒に考えてみたいと思います。

その前に、プログラムには、式辞と書いてあります。ここで牧師はお客さんにも、新郎―新婦にも、お励みの言葉を送ります。これは五、六分のところでしょう。

そしてその次、讃美歌、430番。どうぞ、一度聞いてください。 (Play tape. Near end of song...) はい、練習として、歌ってみましょう! (Sing one verse. Near end...) それからアーメン。 (Sing amen.) 真実、そのように成りますように、アーメン!

言葉が古くて、申し訳ありません!「妹背」だなんて!讃美歌は昔からのものです。教会に新しいスタイルの曲もあります。ギターを持って、手をたたいては歌い、と言うような曲もたくさんあります。しかし、讃美歌は昔からのものです。でも、それなりに大変美しいところもあると思います。

この二番目の讃美歌のところまでは、大体、十三、四分かかるでしょう。だからしばらく、ジーット立っていなければいけません!大丈夫でしょうか。時間が早く立ちます。大丈夫だろうと思います!

はい、その次、誓約。このプリントを見てください。(Pass out vows.) 今のチラシはこのきれなパンフレットの中から取ったものです。(Show OR Booklet.) 後ほどこれを上げます。しかし、今は、その十三ページに集中してみたいと思います。

まず、そこに目立ちますのは、あの有名な、「健やかな時も、病む時も、」と言うところでしょう。言うまでもありません、これは健康のときにも、病気のときにも、と言うことですが、しかし、その背後に何があるのか。これはどんなことを表しているのか。つまり、私達がどう言う風にお互いに約束をするのか。

これなんです...どんなことがあっても、あなたを見守ります。決してあなたを見捨てることはありません。決してあなたから離れることもありません。どんなことがあっても、あなたを見守ります。もし、私達の結婚の歩みの中に不幸が襲ってきても、つまり、事故にでも会って動けなくなるとか、その見力さが消えてしまうとか、あるいは、よろしいですか、子供が出来ないとか...言うような辛い経験、苦しみがあったとしても、「心配いりません。僕はあなたのそばに居ります。そのような苦しいことがあった場合には、泣きながらも、あなたを抱いてあげる。あなたを支えてあげる。どんなことがあってもあなたを保護します。あなたの看病までしてあげる...」と言う風にお互いに約束をするわけです。教会の結婚式の誓約が厳粛なものですね!

その次。彼女、また、彼を愛し、と書いてあります。皆さん、愛はどんなものでしょうか。本当の愛ですよ。真の愛はどのようなものでしょうか。愛は「好き」と言う感情的な気持ちじゃありません!好きと言う気持ちは条件付きです。「おまえが良くしてくれれば、好きでしょう。」「おまえがその魅力を保ってくれれば、大丈夫でしょう。」「すべてが円満に行くならば、つまり、都合が良ければ、続いて好きでいることが出来るだろう。」あくまでも自己中心的なものに過ぎません。自分の都合、自分の幸せしか考えていません。

愛は違います。本当の愛は無条件のものです。無条件。それこそ、「どんなことがあっても!」自分の都合じゃなくて、自分の幸せでもない。彼女の幸せをいつも考える。彼の都合をいつも考える。

このような愛について、私達が、どのようにして学ぶことが出来るでしょうか。皆さんのプログラムの右の上のところに書いてあります。聖書の言葉。後で良く考えながら、ゆっくり読んでみてください。

そして聖書は真の愛がイエス・キリストの十字架に現れていると語っています。なぜでしょうか。なぜイエス・キリストの十字架が私達に対して真の愛を表しているのでしょうか。いつか見てください。そこに誠に美しいことが表れています。あなた方も見たら、きっと喜ぶのだろうと思います。

その次、彼女、また、彼を敬い、と書いてあります。敬うことは何なんでしょう。私は自分なりに、この様に表現してみたいと思います。敬うこと。「妻は僕の宝石だ。」「夫はわたしの宝物だ、」と。考えてください。妻が僕の宝石だとすれば、また夫がわたしの宝物ならば、彼女のことを何よりも大事にすると思いませんか。また、彼のことを何よりも大切に思うのですね!

なぜこんな話をしているのでしょうか。私達の社会では、女が男の所有物だ、という考えが、「あった」と言いたいのですが、果たしてどうでしょうか、今でも。つまり男が女に優れていると言う差別的な思いから出ています。これは敬うことじゃありません!チャペル・ウエディングに反する考えです。聖書の教えにも反しています。神様の前では女も男も平等に作られています。聖書によりますと、女たることは実に美しい賜物です。ですから、幸せな結婚はお互いが平等であると言う認識のもとで、お互いに尊重し合うところです。「彼女も同じ人間です!」と言う思いをもって。

女性に対する差別心は、私達の日常の言葉づかいにも表われていますね!朝日新聞の編集者は、その一つが、「おまえ!」だと言っています。テレビのドラマ「地方記者−立花洋介」、ありますね。その中で俳優の水谷 豊がその奥さんに対して、「久美さん」と言います。「仲の言いお二人だなー!」といつも思います。

もし、私達の社会から、男が優れているとか、女が劣っているとか、言う影響が残っているならば、一日も早く、それを削除してほしいのです。「彼女も同じ人間です」。この正しき思いが私達の日常の言葉ずかいにも表れるべきです。幸せな結婚はお互いが平等であると言う認識のもとで、お互いに尊重し合うところです。この様な意味も含めて、お互いに「あなたをうやまいます!」と約束をするわけです。

チャペル・ウエディングの誓約がスゴイ!と思いませんか。また、美しい!と思わないでしょうか。真実なる結婚を求めてですね!

そのつぎ。「命のある限り」と書いてあります。皆さん、結婚は一生のものですよ!当り前じゃありませんか。多くの人が、いいかげんに相手を見捨てて、他のものと一緒になるなんて、考えられないんじゃないですか。「あなたを妻として、一生、迎え入れます。」「あなたに夫として、一生、この身を委ねます。」

このぐらいの思いで結婚しなければ、結婚でもなんでも無いんじゃないですか!幸せな結婚は好きだからじゃありません。また、性的な関係だけで始まった交際は結婚の弱い基盤です。「この人がいなくては生きられない!この人と一緒に一生暮らしたい!」と言うところから始まります。この様に、お互いに約束をするのです。

もう一つ、最後。「節操を守ることを誓います」と書いてあります。これは話しにくいところです。しかし牧師の責任をつくづく感じて、ずばり申し上げます!結婚関係が、絶対に、他の女性、他の男性には手を触れてはいけない関係です。神の命令です。性の交わりはこの二人に限られています。命のある限り!この命令を破るならば、結婚がめちゃくちゃになります。深い傷がつきます。特に女性に。これほど辛いことが無いと思います。「裏切られた!」ある時に「許しまーす」と言えるようになっても、傷のあとが残ります。かわいそうに、一生その傷が消えません。

余計な話でしょうか。私達の周りを御覧なさい。多くの人が平気で不倫や姦淫を行っているのではありませんか。映画やテレビなどは「ま、そのぐらいのこと...」ウソです!私達の社会の考え方を恥ずかしく思いませんか。

あるとき、一人の人が私に話してくれました。これは日本人ですよ。しかも男性です。この日本人の男性はさらに自分のほうから進んで、話してくれました。これを指して... (Point to ring.) 「これが僕を何回か救ってくれました」と言うのです。今でも感動します。今でも。と言うのは、魅力的なものがやって来た。そして、そのときに、「妻は僕の宝石だ!あんな誘惑に負けるものか!」と、良き決断をしたに違いありません。今でも感動します。「これが僕を何回か救ってくれました!」と言うのです。

皆さん!これがチャペル・ウエディングの指輪交換の意味ですよ!私がこれを (point to ring) はめているのは、家内に対する尊敬の印です。と同時に、「僕が家内のみのものだ!」と言う印です。

教会の結婚式の誓約がスゴイ!と思いませんか。また、美しい!と思わないでしょうか。真実なる結婚を目指して...ですね!

この説明が無しで、結婚式を上げたいと思いますか。私、牧師としては、上げられません! (Point to OR Begin paper.) いくら「誓います」なんて言っても、その意味が分からなければ、誠に申し訳無い!と責任を感じます。

ここに書いてあるように (OR Begin paper)、お二人の結婚式が、私にとっては、ただのイベントだけではありません。決して余興ではないのです。ここでは、本物!でないといけません!この本物って、要らなければ、他のところがあります。どうぞ。全然、この様なオリエンテーションが無し。当日、「ああせよ、こうせよ...」ちょっとした説明だけ。事前に牧師に会うかどうか、分からないぐらい。そして牧師と言っても、偽牧師もたくさんあります!人を捕まえて、「これを読め!」と言うようなところ、いっぱいあります。情けないこと。商売のために、キリスト教のことを悪用しています。十五分、二十分で、「はい、さよなら、はい、次!」と言うベルトコンベヤー式のところ。ここでは、本物ではなければなりません!

どうも、お話に夢中になって、時間が早く立ちました。はい、プログラムには、指輪交換。その後に、祭壇のところへ上がって、この様なものに (hand out Pledge) 名前を書きます。本番のものはきれいですよ。金色などで、アルバムの中に収めて持って帰ります。そこに「証人」と書いてありますが、挙式では書きません。時間の関係で。式のあとにどおぞ、お友達でもいいし、家族の方でも言い。あるいは、日本の社会では、媒酌人のお二人、いかがですか。ご自由に、どなたかに名前を書いてもらって、記念にもって帰ってください。

その次。祭壇のところから戻ってきます。そこで、プログラムに 祝福の祈り。牧師は真心で、お二人のために祈ります。そしてその次、牧師は新郎に向かって、「お嫁さんのベールを上げてください」と言います。あの有名なベールアップのところ!そこで新郎はお嫁さんのベールをきれいに後ろまで上げておいて、両手をその肩において、キスをします!このキスのところは強制じゃありません。キスをしなくてもいいのです。しかし昔からの伝統的な愛情の印で、お差支えが無ければ、その様に考えませんか。

あのねえ、頬でもいいですよ。唇でも言い、もちろん。額でも結構です。どれも美しい!この様な調子で、つまり、するならば、ですよ、慌てることもありません。恥ずかしいこともありません。きちんとした姿勢で無いといけません。お嫁さんのベールをきれいに上げて、両手をその肩において、一、二秒という調子。これだけだったら (show a quick peck with the hands)、慌てるカッコです!いけません!一、二秒という調子。頬でもいい、唇でもいい、額でも結構です。

どおぞお二人で前もって、話し合って決めてください。練習してもいいですよ!あ!そこまで話さなくてもいいでしょうね!それから、キスをしようと思わない場合には、前もって牧師に知らせてください。牧師はキスをしてくださいなんて言いません。お嫁さんのベールを上げてくださいとしか言いません。だからいつまでもそこに立っているだけでは困りますので、ベールを上げると速やかにキスをしないと、牧師がするかも知れませんよ!危ないところ!ま、余計な話はよしましょうね!

その次に、宣言。ここで牧師はお客さんに、お二人が結婚しましたことを発表します。そしてその場で、握手します。「おめでとう」...英語で、”Congratulations,” と言いながら、握手します。そのあと、讃美歌541番。一遍、聞くだけにしましょう。(Play tape.) アーメンでもって、終わります。

その次に、祝祷。最後の祈り。その後、牧師はお客さんにも、「おめでとう」と言います。そしてこの様なジェスチャーで (gesture) あちらへどうぞ、と言うジェスチャーで、お二人が牧師の方から、内回りで、お客さんの方を向きます。講壇の上のまま。方向転換をするだけ。そこで牧師は新しい夫婦を紹介します。これも英語で。何か、カッコイイ!と言われていますから、はい、英語で、”I am happy to introduce to you Mr. and Mrs.   (dare-dare)  !”  その “Mr. and Mrs. ‘dare-dare!’” と紹介されたら、講壇の上のまま、皆さんに一例をしてください。どうぞ、このところだけ、忘れないように、お願いします。皆さんに一例をして、そして階段を降りて行って、両側のご両親に向かって、「有難う、宜しく」と、一礼をしてください。

それから、退場!この退場はゆっくりしてください。もう、両側のお友達に、「ありがとう」と言う笑顔でもいいし、手を振ってもかまいません。教会も、教会の結婚式も、自分の気持ちを表していいところです!笑顔でもいいし、泣いてもかまいません。何も恥ずかしいことはありません。感情があふれた場合には、牧師はポケットにティッシュを持っていますから、ご安心ください!教会はありのままで結構です!

以上の説明は、このプリントにまとめられています。(Hand out paper with couple hugging.) そして今、ちょっと休憩して、その後に、このプリントにしたがって、チャペルの方で挙式の流れを説明してもらいます。いわゆる、リハーサル!

この休憩、大変恐縮ですが、五分だけにしてくださいませんか。今は煙草を吸ってもいいです。トイレはあっちの一階にあります。階段もあれば、エレベータもあります (gesture)。五分だけにしていただいて、その後に一緒にチャペルに行きます。どうぞ、しばらくご自由になさってください。(Call Front and say, “Go fun nochi ni, onegai shimasu.”)

Part 2 (25 minutes) Break, then rehearsal by staff person.  Minister autographs Bibles with couples’ names, places small pieces of paper at each person’s place.

Part 3 (35 minutes) (back in room, as couples enter to take their seats...)

参考になりましたでしょうか。これでご安心!前もって、リハーサルがあった方がいいのではないでしょうか。だからこの様にオリエンテーションの時間があるわけです!

(If sure there will be enough time, show grandkids pictures!)

写真を取らせてくださいませんか。ありのままで結構です!そして、お顔が痛くなるようなことが無ければ、笑顔でもいいです!どうぞ、仲良くしてください。(Take picture(s).)

(Show After Rehearsal paper.) これは「リハーサル後の補足説明。どうぞ、挙式の前日に、もう一度この文書を読んでください。」ここにあるのは、本番のときに、ちょっと引っかかるようなことがあっても、ゆっくり、そのままで結構です。慌てることもありませんし、恥ずかしいこともありません!教会の結婚式は芝居じゃありません!だから間違っても心配しなくて良いのです。アシスタント達を始め、牧師も全部案内します。

例えば (point to paper), 指輪交換のときに、むくんで、はめにくいとかいうようなことがあっても、ゆっくり、そのままでいいのです。何も恥ずかしいことはありません。などと言う風に書いてあって、下のほうで、要するに、「安心して、エンジョイしてください!」これはお二人の憧れのときです!どうぞ、リラクスして、全部任せて、エンジョイしてください。

そして、私はフロントの係りとは全く関係がありませんが、もし、予算が許すならば、ビデオのことを考えて見ませんか。良い記念になると思います。もちろんご自由です。予算に余裕があればと思って、提案をするだけです。

もう一つ。このプリント (show OR Begin) にありますように、これから私のことを友達と思っていただけませんか。いえいえ本気です!時々お会いできれば一番嬉しいです!式を挙げたあと少ししたらお二人のスナップ写真を一枚送ってください。私も写真を添えてお返事します。どんなスナップでも結構ですから一枚!どうか覚えていてください。

それでは、第三部に入ります。 (Show OR Begin)「幸せな結婚の保証」って、偉そうなお話をしてみたいと思います。まず宿題!お手元の小さい紙に、彼女の好きなところ、一つ、書いてください。彼の好きなところ、一つ。ありのままで、一つだけ。(Wait.) 書けない人は失格ですよ!書けましたでしょうか。はい、お二人で交換!発表してもらいましょうか!冗談!お任せします!しかし、聞きます。彼女が書いたことを見て、彼が書いたことを見て、どんな気持ちでしょうか。嬉しい!のではないでしょうか。きっとそうだろうと思います。

と言うのは、幸せな結婚の根底に、度々、言葉に表して、感謝!ですよ!言葉に表して、感謝。「あなたがいつも会社で残業をしてくれて、家のために、お疲れ様!ありがとう!」「あなたがいつも家で掃除をしたり、洗濯をしたりして、僕は忘れていません!感謝しています!」なぜこんな言葉を送るのかと言いますと、力になるからです。「嬉しい!」試してごらんなさい。実践的な話です。非常に大切なこと。幸せな結婚のために!

その次、第二に、デートをしてごらんなさい。えっ?結婚した後もですか。そうなんです!お二人だけで、すべてから逃れて、デート。公園にでも行って、一時間、のんびりした気持ちで話し合い、ちょっと横になったりして。携帯電話のスイッチを切るのですよ!レストランにでも行って、ろうそく一本立てながら、お互いに見つめ合う時間。「君と結婚して、良かった!」とか。子供が生まれても、デート!子供を預けるのです!大丈夫です。害はありません!経験があります。

第三、誕生日、結婚記念日などに、お花!又はチッチャイプレゼント。あるいは、きれいなカードに、「おめでとう」―誕生日―「有難う」―結婚記念日。「ありがとう」って、「結婚してくれて、有難う!幸せです!」試してごらんなさい。実践的なのと。幸せな結婚に。

第四、このパンフレット、四ページ。(Hand out OR Booklet.) そして大変恐縮ですが、四ページのみ見てください。一緒に進んでいきますので、他のところは見ないようにお願いします。おやっ!幸せどころか!イヤなことばっかり、そこに書いてあるのではありませんか。ここにあったでしょう (show OR Begin)「結婚の歩みに、妨げがある、問題が起きる!」その一つでも避けることが出来れば、と思って、パンフレットを作ったわけです。

一番。(わがまま)「彼女が間違っている。俺が正しい!」「いや、いや、彼がだめだ!」と言うようなわがままにならないように、気をつけてください。結婚の歩みには、いろんなことが重要になってきます。その一つは、謙遜。へりくだった態度。特に、謝ることが出来ること!間違ったとき、思わずに怒ってしまったとき、お詫び!お詫びは「すまなかった」と言うぐらいの言葉じゃありません。「悪かった、間違っていた、許してくれ!」と言うような、心のこもった言葉で無いといけません。お詫びは心の傷を癒すものです。謙遜な態度は、男にも必要ですね。私達男って、頑固でしょう。ちゃんと謝ることが出来るように、頼みます。場合によっては、子供に向かってでも。「お父さんは悪かった。許して。」そのような経験は私もたくさんあります。どうか、そのぐらいの男になってほしい。

二番。(金銭感覚の相違)原則として、女性の方が、男より、金銭的なことに不安を感じます。だから二つ言います。まず、お家の経済状況を隠さないこと。度々話し合う場面を設けること。その状況が悪くても。お二人で認め合って、力を合わせて、がんばるのです。もう一つ、大金を持って自分の好きなものを勝手に購入しないこと。大きい物は何でも、話し合わなければ、買ってはいけません。「だって、俺の趣味でしょう。ゴルフクラブぐらいは自由に買ってもいいはずだ!」だめだ!彼女と相談しなければ、買ってはいけません!彼女の冬のオオバでも、相当お金がかかります。今そのぐらいのお金があるかどうか、一緒に話し合って、決めてください。そしてできるだけ一緒にその買い物に出かけてください。はい、彼女のオオバでも、彼のゴルフクラブでも。一緒に、買い物。デートとして!気持ちがいいですよ。「私達二人で、一緒に決めて、手に入れた!」って。試してごらんなさい。幸せな結婚に。

三番。(性格の不一致)面白いことに、結婚した後にも、出てきます。個性的なことと言いましょうか。性的な違いと言いましょうか。つまり、女性と男性とには、同じ事を見ても、考え方が違う時があります。その見方、感じ方、受け止め方が、場合によって違います。そのようなときに、出来るだけお互いに余裕を与えるのです。彼女なりに、彼なりに、と言うような気持ち。もし、どうしても納得がいかない、衝突でもあったときには、許し合えるように勤めてください。許すことは、怒っているときは、難しいのです。傷つけられたときは、許したくない!しかし、許すことは感情によるものじゃありません。決意です。許す決意をしたら、後で気持ちも変わります。

四番。(不十分なコミュニケーション)以上、三つのポイント全部、これに関連しているのではないでしょうか。ある意味で、幸せな結婚のすべてが、コミュニケーションにあると言ってもいいかもしれません。度々話し合う場面を設けること。彼女の気持ちを聞いてあげる。彼の気持ちを理解しようとする。そして、自分がいらいらしているところ、自分の抱えている問題を、打ち明けて聞いてもらうこと。彼女は友達でしょう!自分の苦しみを胸の中に閉じ込めることが無いように、打ち明けて、聞いてもらってごらんなさい。相手がどんなに力になってくれるのか、試してごらんなさい。これは幸せな結婚です!

五番。(家や家族との確執)これについて、隣の五ページにもあります。一番のところ。聖書のすばらしいお勧めの中から...「父母と離れる。」誤解が無いように、説明します。これは決して、お父さん、お母さんのことを見捨てたり、無視したりする意味じゃありません。まず聖書が、4000年ほど前に、父母を尊敬すべきだと、ちゃんと書いてあります。しかし、結婚したのはこの二人じゃありませんか。お母さん、お父さんとは、結婚していません。もちろん結婚をしてもご意見を聞いたり、ご指導を受けたりするでしょう。ありがたく頂戴します。しかし結論はこの二人です!お二人がご自分で新しい人生を作ります。夫の責任は、家族のかたのご意見、ご指導などに左右されるよりも、あなたの妻の気持ちを聞くべきです!これが「父母と離れる」と言う意味です。

これについて、次の六ページにもあります。今は読みません。「精神的にも、感情的にも、」と書いてあります。後でどうぞ、読んでください。

その隣、七ページ、真中。「子供よりも、仕事よりも」と書いてあります。本当なんです!どうか、仕事や会社のことを神様にしないでください!あなたの妻、あなたの家庭がいかに大事なものかを覚えてください。後でゆっくり、そこにある説明を読んでください。

次の八ページ。「お二人が一体となる。」これも聖書の美しいお言葉から出ています。もちろん肉体的な関係、性的な関係を表しています。しかしそれだけではありません。幸せな結婚は何もかもお互いに分かち合うところです。すべてを共にするところは幸せな結婚です。この様な意味で、お勧めします。ある時に、お二人で、一緒に、車を洗ってごらんなさい。あるとき、一緒に、お庭の草取りをしてごらんなさい。ある時に、宜しいですか、一緒にお皿を洗います!えー?なんで?交わりの時間。話し合いの時間。何もかもお互いに分かち合うと言う意味で。もちろん、片方の仕事の都合にもよります。時間があったときで結構です。

もう一つ、お勧めします。しかし今は、パンフレットを閉じてください。このパンフレット、今日、遅くて明日、始めから終わりまで、お二人で、読んでください。牧師のお願いです。まだ参考になることがたくさんありますし、終わりのほうに人生に関する重要なことが書いてあります。十分時間を取っておいて、お二人で、始めから終わりまで読んでください。

今日の課題、幸せな結婚!この第三部だけではありません。今日の時間のすべてが、そのテーマだと思います。もう一つのポイントが残っています。さっき、あなた方の結婚式を説明しようとして、少し、聖書の話をしました。その中で、生ける、唯一の神のことを、ちょっとだけ、お話しました。それはご参考までで、お二人がご自分の結婚式を理解するためです。今ちょっと、そのところに戻ります。そして今度は、個人的に話させてください。どうか、牧師の気持ちを聞いていただきたいと思います。幸せな結婚、最後のポイント...

私達人間は生ける神との交わりのために生かされています。しかし私達、一人残らず、神に造られ、神に愛されているにもかかわらず、また神が私達の人生のために素晴らしい計画を備えているにもかかわらず、神の愛を無視して、神の命令に背き、自分勝手な道を歩んできたのではありませんか。「神なんか、イラン!」と言う態度。良く考えてみてください。

しかしこれで具合が悪い。寂しい。人生におけるさまざまな問題を、自分の力では、自分の能力では、とても解決することが出来ません。人間関係、複雑。辛い。お互いにねたみ、憎しみ、恨み、争い。場合によって、家族の中にも分裂。仕事場の問題。辛い。複雑。圧迫を感じます。疲れます。過労死になる人もたくさんいます。

そのようなときに、「自分以上に力が無いのか。誰か、助けてくれるものが無いのか」と、誰もが、度々経験することです。残念なことに、この様なときに、私達人間は、物を神にする。人を神と拝むようになる。聖書はこれを罪と言っています。罪。

今まで、罪と言うのは、犯罪だと思っていたかもしれません。しかし犯罪は神無き人生の中から出てきます。基準が無い。良心が働かない。だから平気で、ごまかし、偽り、賄賂、裏献金、横領など。毎日のように新しい事件が出ていますね!私達の社会のこと、恥ずかしいと思いませんか。しかし私達みんな、同じではありませんか。「うそも方便だ」とか、「見つからなければ罪じゃない」など!神無き人生。基準が無い。良心が働かない。

日本人の友人が教えてくれました。ご存知だったのでしょうか。日本に3000も異なった宗教があるそうです。アメリカも案外めちゃくちゃですよ!これでいいのでしょうか、先進国の日本、アメリカなど。「だって、宗教はいいでしょう。いや、僕には関係無いけど、宗教はいいことを教えるんだから、何を信じてもいいでしょう。すべての道が富士山の頂上まで届きます」と、宗教について、あるでしょう。

では、聞きます。オウム真理教を信じてもいいですか。ライフスペース、いかがでしょうか。法の花に入りませんか。オウム真理教の罪はどこにあったのかといいますと、サリンガスをまいて、人を殺したのではありません。これも罪です、もちろん!オウム真理教のもともとの罪は、生きていらっしゃる、真の、唯一の神を無視して、その代わりに、かわりに、浅原を神にすることです。これは聖書の言う罪です。

世の中の宗教は全部そうです!よさそうな宗教もあるかもしれませんけれども...つまり、いい思想で、いい哲学で、いい教えで、いい宗教もありそうですが、しかし、創造者なるお方、唯一の、生きている神を示してくれなければ、信じる値打ちがありますか。

宗教は人間が作ります。「ここに道があるだろう」とか、「私は特別な啓示を受けた。ついて来い!」とか、「この様に、難行、公卿をすれば、効き目があるだろう」と言うような事は、誰が言うのですか。人間じゃありませんか。証拠はどこにあるのですか。人を祭って、神様に定めるのは人間でしょう。あれは神様なんですか。死んだ人間に過ぎないのではありませんか。どんなに「偉い!」と言われている人でも!

宗教は人間が作ります。だから3000も日本にあります。しかし、宗教がある前に、創造者なるお方、ただお一人の神が居られた。人間が考え出したのではなく、求めたのでもない。神ご自身がご自分を私達に示された。そしてご自分への道を、私達に、この歴史の中に、明らかにしてくださった。本当かどうかは、私達も歴史的な人物ですから、調べたら、わかります。

幸せな結婚、最後のポイント。もし、今日私が話しましたことは、嘘ではなければ...もし、ですよ、聖書が語っていることは真であるならば、人生の生きがい、また、結婚の幸せが、生ける神との交わりにしかありません!そして嘘だとすれば、人生の意味、またその目的が見つかりません。食ってはね、働いては疲れ、と言う悪循環だけで、暗闇の中、死んで行く。今日の話しが本当かどうかは、誠に、死活問題です!

この生ける神をどう言う風に体験することが出来るでしょうか。それはイエス・キリストを通してです。「キリスト教」じゃありません!キリスト教と言われるのは一度も聖書に出ていません。聖書が主張しているのは、宗教じゃありません。生ける神とのかかわりのことです。

なぜイエス・キリストでしょうか。これについて、あとで、お手元のパンフレットの終わりのほうに、説明されています。覚えてください...キリストのように、前もって予言があり、この世に来た人は一人もいません!クリスマスは、「神、われらと共にいます」と言う事を意味する出来事です。

キリストは約束された通りにこの世に来られました。予言どおりに私達のために十字架にかかり、私達の罪を許すため、身代わりとなって、死んでくださいました。そしてキリストにあっては、永遠の命がある、と言う証明に、三日目によみがえりました。本当の神様には出来ないことはありません!私達の苦しみや人生の問題に打ち勝つ力を与えてくださいます。お二人の人生のために備えられている素晴らしい計画を示してくださいます。そのご計画を体験したいと思いませんか。

どうも、ご丁寧に私の気持ちを聞いてくださって、有難うございました。これで話が変わります。

今日、聖書についてお話がありました。大変小さい物ですが、今日の記念に上げたいと思います。(Show Bible.) コンサイスと言うのは要約と言う意味です。つまり、聖書全体じゃなくて、旧約聖書も少しだけ、新約も、所々だけ。かわいい絵がいっぱいはいっています (show). 言葉もわかりやすい。あの「妹背」と言うような古っくさい文語体じゃありません。聖書本物ですが、分かりやすい役になっています。どうぞ、今日の記念にもって帰ってくだっさい。(Reading each couple’s first names, hand out Bibles.)

お祈りについてお話がありました。覚えてください。お祈りはいつでも、どこでも出来るのです。ありのままで、普通の言葉でいいのです。なぜなら、神は天のお父様だからです。私達の人生に深い関心を持っているからです。

本番のときにお二人のために祝福の祈りがあります。覚えてください、今日は何よりも大切なこと...そのときに、さまざまな神々のうちの一つに祈るのではありません。人間の想像による神々、人間が勝手に定めた神々、私達の迷信や神話などによる神々に祈るのではありません。すべての背後にいらっしゃる、唯一の神、お二人を導き、お二人とのかかわりをの望んでおられるお方に祈るのです。

「いつでもどこでも」と言いますものだから、今日、ここで祈ろうではありませんか。黙祷の姿勢をとるだけで結構です。一言、祈らせてください。「神様、天のお父様、今日素敵なカップル (number of couples) ...組に会わせてくださいましたことを、心から感謝いたします。それぞれの道を守り、今日まで導いてくださったことを、有難うございます。どうか当日、健康をもって、大喜びのうちにご自分の夢の日を迎えることが出来ますように、よろしくお願いいたします。そしてこれからも、仲良く、幸せに暮らすことが出来ますように、助けて、導いてください。そしてまた、あなたが生きていることを体験することが出来ますように、主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン。」真実、そのように成りますように、アーメン!

いつか、「祈ってみたいなー」と言う気になれば、今のように祈ってもいいです。又は、これを読んでもいいです。(Show Lord’s Prayer). 有名な祈りです。説明がここにあります (point). この封筒に入っています。

そして封筒に面白そうなパンフレットも入っています。(Show tracts.) 時間のある時に読んでみてください。残念なものも一つ入っています。キリスト教と言いながらも、おかしなグループがあります。(Show cults warning.) 道徳的にはいいかもしれません。お話もよさそう。「聖書、聖書、クリスチャン、クリスチャン」と言います。しかし順キリスト教からは外れています。残念で、なりません。この注意も中に入っています。

その逆に、嬉しい便り!このチャペルで、年に三回、讃美の夕べという集いがあります。讃美歌やちょっとした聖書のお話。場合によって、コンサート。そしてその三回のうちの二回は、子供の祝福。牧師はお子さんに手を置いて祝福の祈りをします。お友達の子供さんでも結構ですし、何歳の子供でも宜しいのです。(Show announcement and mention date of next meeting.) 一般の方も歓迎します。来て見ませんか。案内が入っています。讃美の夕べの説明もあります。

最後に、二つのこと。まず、このマリエ・ド・クールに、多くお方が見えています。1日に3組、4組...5、6組のときもあります。しかし約束します。お二人の当日、何組のカップルが入っているとしても、講壇の上に、お二人の前に私が立つ、あの本番のときは、これが (gesture toward a couple) 唯一の挙式だと思っています。この前後には、なんにもありません。新たな気持ちで、お二人の結婚式を有意義なもの、また美しいものにして上げたいと、心から願って、また勤めています。

もう一つ。フロントのほうから、アンケートと言いましょうか。。。これが来ています。(Show Information Request Form.) 私もお二人の住所、電話を知りたいのです。そしてもう二件、ぜひ記入してください (point). 下のほうは「自由」と書いてありますので、気が向くままでいいです。お約束の時間は (time remaining) ...分残っています。そのうちに、私はものを片付けて来ます。(Carry tape recorder, etc.,to minister’s room, wait three or four minutes. Return to meeting room.)まだ書きたい方は続けてそのままで書いてください。

(See the situation, then closing words…) 今日、長時間、辛抱してくださって、有難うございました。私の色々のお話をご丁寧に聞いてくださって、感謝です。お疲れ様でした。終わります。どうぞご自由にお帰りください。

Doyle C. Book

Kitakyushu, Japan