CP/M80のエミュレータです。
Interface 2011年5月の付録基板RX62Nで動かします。
2012.01.19
特電さんのRaXinoに対応しました。
PCとのシリアルケーブルの接続は、
基板 CPU信号 TTL-232R-3V3
CN8-1 RXD0 橙色
CN8-2 TXD0 黄色
CN7-7 GND 青色(黒)
色は、ストロベリーリナックスで購入したUSB-TTLシリアルコンバータ(3.3V)に
つなぐ場合の線の色(色は購入時期により異なるようです。要確認)です。
ボードにあわせて、define.h を以下のように設定してください。
RaXinoの場合
#define BOARD RAXINO
CQ 付録 FRK_RX62Nの場合
#define BOARD FRK_RX62N
プロジェクトファイルcpm80_20120119RX
CQ用にビルドしたものがcpm80_CQ.mot、特電さんのRaXinoがcpm80_raxino.motです。
2012.01.19の更新内容
RTCによるタイムスタンプの追加。(MosakuさんのRTC処理 rtc.cにまとめました )
この追加で発覚したのですが、ファイルをクローズする機会がなかったので、
タイムスタンプを押すタイミングがなかった。
今回の修正は、ファイルライト後キャッシュをパージするようにしました。
そのタイミングでタイムスタンプが押されるようになります。
ただ、ライトアクセスのたびにキャッシュパージを行うので、
キャッシュの効果はなく、頻繁アクセスのものは、遅くなると思います。
以前のバージョンは、ファイルの変更内容も失っていたかも知れません。
時間の設定は、起動直後のChaNさんのメニューから、
"t YYYY MM DD hh mm ss"のフォーマットで入力します。
下参照してください。
TeraTerm用の時間設定マクロを用意しました。
TeraTermのメニューから、Control->MacroでSendTime.ttlを開くと
PCから現在の時間を取得して自動で、tコマンドを流し込みます。
2012.01.10 リブート処理がコールドブートになっていたのを修正しました。
SDカード内容も修正しました。
イメージファイルC、Dドライブを追加しました。
準備
ハードウェアの構成は、FatFsを試すの準備を参照してください。
SDカードの内容2012.01.10版
CPM/BOOT/CPM22.HEX CPMシステムファイル
CPM/CPM2.DSK A:ドライブ イメージファイル
CPM/APP.DSK B:ドライブ イメージファイル
CPM/hitechc.DSK C:ドライブ イメージファイル
CPM/wordstar.DSK D:ドライブ イメージファイル
現在、イメージファイルの変更はできません。
変更する場合は、ソースファイルをコンパイルして変更してください。
cpmdsk.cを参照してください。
ソフトウェア
プロジェクトファイル2012.01.10版
ソースは整理ができておらず、きちゃないです。覚悟してください。
FatFsを試すに、以前から取り掛かっていたZ80エミュレータAbz80を、合体して一本化し、
88DISKのインターフェイスを追加したものです。
使用方法
ChaNさんのメニューから、cpm と入力すると、下のようにCP/Mが立ち上がります。
ターミナルの設定
速度向上のため、ボーレイトをあげました。
以下は、Tera Termでの設定です。
イメージファイル操作の r.com 、w.com は、対応できていません。
いずれは、対応したいと思っています。
イメージファイルからのデータの出し入れは、シミュレータを使うことになります。
Cドライブに HITECH-C を入れました。
エディタには、ワードマスター(WM.COM)を使用しました。
本当は、D: ドライブに入れたワードスターを使用したかったのですが、
文字化けを起こすようです。
それに代わるエディタ、ワードマスターのサマリーを記します。
2つのモードを切り替えて使用します。
ビデオモード 通常の文字入力する編集モード
コマンドモード 終了などのコマンドを入力するモード
^J ヘルプを表示します。引き続き、^J を押すと次ページに進みます。
("^J" は、コントロールキーを押しながら"J"を押します)
カーソル移動
^E 上
^X 下
^D 右
^S 左
^O インサートモードの切り替え
^G デリート
^Y 一行デリート
ESC コマンド入力モードになります。プロンプト * を表示する。
V コマンドモード終了 ビデオモードに遷移
E 編集終了
Q 破棄終了
Keiji Murakami さんが紹介しているテトリスを試してみました。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA000084/quatris.html
quatris.zipをhttp://www.fvempel.nl/domain.html からダウンロード、解凍します。
シミュレータを使い R.com で、イメージディスクにコピーします。
もう、多分使わないであろうD:に割りつけていたwordstar.dskの中にいれます。
それを、SdCardのwordstar.dskと入れ替えます。
RX62NのCP/MマシンにそのSdCardを挿入し起動です。
D:>quatris
ターミナルの制御コードの違いで、文字化けしていましたが、
同梱のPDTINS.COMでansiに変更したら、ちゃんと動きました。
このファイルを、SdCardのwordstar.dskと入れ替えてください。
修正済みの QUATRIS.COM を入れています。
バックギャモンなんかもあったのですが、多分これもカーソル制御だと思うのですが、
うまく動かなかったです。
十分な検証もしていませんので、SDカードの内容は、バックアップを取った上でお楽しみください。
データの破損や損失が起こっても、一切責任がとれません。