花のDJ稼業
作詞・作曲:つボイノリオ 編曲:野村豊
CBSソニー/06SH-375 シングルB面 ('78.9.1)
夜も深まる勉強部屋に、勉強しているふりをして
深夜放送を聞いている多くの少年少女達
そしてここにあらゆる就職口を振り切って
念願のDJになった男があった。
西に夕日が沈む頃、みんなが会社を終える頃
家からのそのそ這い出して、放送局へと向かい行く
舌先三寸生きてゆく
花の花のDJ稼業
ハガキの量の大小で、俺の人気が決められて
10月、4月の改編期、番組サッと降ろされる
半年先はメド立たず
花の花のDJ稼業
大学も出ました。ソロバンも3級です。
しかし、この業界、学歴って関係ないんですね
目立った奴が勝ちみたい。なぁ、田中!
君は随分、稼ぐねと
いろいろ皆は言うけれど、カタギの衆よ、驚くな
放送ギャラのこの安さ、サラリーマンやっときゃよかったな
花の花のDJ稼業
一度やったら、この世界、のめりこんでく、アリ地獄
身分保証やボーナスや、健康保険もなんにもない
いつまで出来るこの商売
花の花のDJ稼業
俺、長男だしなぁ、親を養わなきゃならないしなぁ
嫁さんも欲しいし、子供の給食費にも、おののかないような
立派なDJになるぞ!