2004年9月22日  ノビタキを探して歩いていた私は,農道脇のイボタノキに ビニール紐がぐるぐる巻きついているのにふと気がついて…。
いったいどうしてこんなことに…?と思いつつ何気なく近づいて, そばで見たらびっくり!
なんとそれはビニール紐などではなくて,白い綿状のものがびっしりとこびりついていたのです。
柔らかそうに見えたそれは,触ってみるとけっこう硬くしまっておりました。
おまけにところどころに摩訶不思議な丸い球がくっついているし〜!!
ひぇ〜!いったいなんじゃこれはー!?

この丸い怪しい球は,つまんでみたらあっさりとはがれましたが…

なんだかカサカサしていて,中は空っぽのものがほとんどでした。
植物図鑑のイボタノキの項には,たいてい『イボタロウムシがつく』という記述がありますが, イボタロウムシとはなんぞや?とまでは調べたことがなくて,ただ漠然とイボタガのことかしら?などと思っていたのですが〜(^_^;)
驚いたことに,これこそがそのイボタロウムシなのだそうです!(正確にはイボタロウカイガラムシというそうです)
夢有眠さんやまちさんに教えていただきました。
↑白いものが幼虫の分泌物で,ここから蝋を精製するのだそうです。
球状のものはメスの死骸・・・らしいです。
大きさ比較のために置いてある実は,このイボタノキに絡んでいたアオツヅラフジです。
イボタ蝋というのは,桐の家具を磨いたりするのに使うらしく・・・
検索していてこんなものを見つけてさらにビックリ〜!