地球の運命は、犬と猫の肉球に!!
スパイコメディアクションアドベンチャー第2弾!
(2010/米/82分) 公式サイト
監督:ブラッド・ペイトン
キャスト:クリス・オドネル、ジャック・マクブレイヤー
ボイスキャスト:クリスティナ・アップルゲイト、マイケル・クラーク・ダンカン、ショーン・ヘイズ、ジェームズ・マースデン、ニック・ノルティ、ベット・ミドラー
8月21日(土)より、全国ロードショー
©2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2001年に公開され話題をさらったヒット作『キャッツ&ドッグス』。人間のあずかり知らぬ場所で日夜戦う、あの犬と猫たちが帰ってきた!
『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』では、ジャーマン・シェパードのディッグス、ロシアンブルーの美猫キャサリンを主要キャラクターに加え、犬と猫が新たな戦いへと突き進みます。なんと、犬と猫が(しぶしぶながらも)共に戦うことになるのです。そう、犬「VS」猫ではなく、題名通りの、キャッツ「&」ドッグスに! その敵は……極悪非道なネコ、キティ・ガロア!
[ ストーリー]
「48時間後にイヌ族を滅亡させる電波を流す、そして全人類を私が支配する!」指名手配猫、キティ・ガロアの恐ろしい計画が明らかになった! 彼女を阻止するため、犬のスパイ組織は張り切りすぎて失敗続きの警察犬、ディッグスをスカウト、ベテラン・エージェントのブッチと共に任務にあたらせる。捜査線上にあがってきたハトのシェイマスを探していたディッグスとブッチは、ネコの組織「ニヤオ」のエージェント、キャサリンと出会う。反目していても、人間を愛する心は一緒。キティ・ガロアから人間を、地球を守るため、イヌとネコはついに手を組むことに! しかし、必死の探索をかいくぐり、キティ・ガロアの計画は着々と進んでいた。残り時間はわずか……果たしてスパイチームは勝利を手にできるのか?
©2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
[ 飛び抜けた設定とコメディセンス]
人間たちの知らないところで犬猫の壮大な戦いが!超ハイテクのスパイ組織が! という驚きのアイデアはそのままに、新たな冒険を作りだしている本作。実写にアニマトロニクス(パペット)、CGを加えて、突き抜けた娯楽に徹しています。笑える場面がいっぱいで、実際、ギャグで外しているところはほとんどないかも。が、私は場の空気を読みすぎて、大笑いできずガマンしてしまいました。無念…。勇気を出して面白い時は笑っていただきたいと思います。
監督のブラッド・ペイトンは、ジェームズ・ボンド、007映画をこよなく愛するということで、ネコ組織の長でタキシード・キャットの“タブ・レーゼンビー”(この名前もまた…)役を、あのロジャー・ムーアに依頼するという徹底ぶり。しかも、オープニングクレジット映像が、相当な007オマージュ!!これがワクワク感たっぷりの出来で、オススメです。
©2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
[ 個性的なキャラクター]
キャラクター設定としては、ルー(ビーグル)、ブッチ(アナトリアン・シェパード)、サム(オールド・イングリッシュ・シープドッグ)、ピーク(チャイニーズ・クレステッド・ドッグ)が健在なのはうれしいかぎり。もちろんネコのMr.ティンクルズも!
これだけ時間が経っているので、演じる犬も変わっているわけですが、アナトリアン・シェパードをスクリーンで見たのは何年振り? 前作ブッチ役のノアに比べて、本作のオスカーが老け顔なのが、年を取ったブッチを感じさせて良いですね。あの幼かったルーが管理職、妻子持ち、というのも年月を感じるわ…。それにしてもアイビー(サルーキ)だけいないのはなぜ??
キティ・ガロアは毛のないネコ、スフィンクスという種類が演じていますが、本作ではある事故で毛が抜けちゃったというスゴイ設定に…このまま悪役道を進んでしまうのかしら?この先が気になります。
その他、目をこらしてなんとか見てとった出演犬種はこちら↓
ブラッドハウンド、A・コッカースパニエル、ブルドッグ、ヨークシャー・テリア、L・レトリバー、G・レトリバー、ダルメシアン、アフガンハウンド、ロットワイラー……まだまだいっぱい!
最後に……私は2D版で観たんですが、これ、3D上映だとどんな風になるの?と、興味しんしんです! なんと、日本で実写ものの犬の映画で3Dってはじめてですよ。3D酔いするという人も、上映時間が1時間22分なので、なんとか頑張れるかもしれません!?
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