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泉町では、手作りの万灯御輿と屋台が製作されるなど、多くの夏祭りの歴史が刻まれてきています。特に山車屋台の製作は、NHKテレビが全国に紹介するなど大きな反響を呼び、このことが市内各町に屋台復活を生む発端ともなったことはご承知の通りです。もはや、泉町が真岡の夏祭りには欠かすことができない町会であると自負しております。 平成十年春には泉町おはやし会創立二十周年と泉若創立十五周年を迎え、その記念誌を編纂する機会がありました。過去の泉町夏祭りの歴史を調査するなかで、泉町の先輩達の業績を垣間見ることができました。そのなかで近年の夏祭り巡行は住民による手作りの祭りにする、という精神的バックボーンに支えられていると強く感じました。 花屋台から現在の屋台へと変わり、現在の屋台自体も彫刻の追加、木製車輪の新規製作など、年と共に充実してきました。木頭・元綱・先綱など運行の役目も確実に分担され、安全第一に巡行され、綱を引く子どもたちとも息があっています。 手作りの夏祭りの継承 |
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山車屋台の手作りに時を合わせ、万灯御輿を製作し、真若さんの指導によれソ御輿のかつぎ方を覚え、木頭が★胃成され、御輿の渡御衣装をドンブリ・モモヒキに揃えました。会員は泉町だけでなく周辺の若者にまで声をかけ、その輪をひろげ、他町会に引けを取らない御輿の渡御ができるようになりました。最近、若者達の意向を入れ、現在の祭り衣裳に変えました。 祭りに花を添えるお囁子は 「島おはやし会」 さんから手厚い指導を受け、泉町の子どもを育成し、華麗なる音色を夏祭りに披露しています。演奏曲目も四曲を数えるまでになりました。初代の子ども達も何人かは結婚し、二世 をもうけ、次代のお囁子の担い手が期待できるまでになっています。 お母さん達の親睦団体いずみ友の会の作る夏祭り直会（なおらい）料理は、泉町住人はもとより、他の町会来訪者から絶賛の評を得ています。これもまた、心のこもった手作りです。 このように、地域住民の方々が一緒に夏摩りの裏方・表方になり、事故の無い、楽しい夏祭りを作っていけるのは先人達の努力があってのことであり、これを絶やさず、よりよい夏祭りにしていくことが、泉町住民としての誇りに思えてなりません。 |
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