フィジー・ビチレブ島・シンガトカ川中流の地質 その2

2001.3.10-17



 ビチ・レブ島内陸にて  その1  その3

 Sigatoka川下流域の丘陵、尾根道の切り割り。第三紀末から第四紀と推定される段丘堆積物が尾根部に見られる。

 河川成堆積物の巨礫が露出している。尾根に巨礫が見られるというのは、現在の地形から考えると異常なことで、河川流域一帯が隆起したことと、巨礫の堆積時に、かなり起伏の激しい地形があったことを示している。

 礫種は火山岩を主として、現在の河床堆積物とほぼ共通のようだ。

*交通

 道をあける牛。放し飼いに近い状態で飼われている牛が道をふさいでいることも多いが、性質はおとなしく、たいがいは道をあけてくれる。

 電気の通じていない、かなり内陸の地域にも、バスは運行している。このバスは窓があるが、窓のないバスも多い。

 インドクワズイモ。雨が降るとほかの植物は葉を垂れるのに、芋だけは生き生きと巨大な葉を天にのばしている。



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2001.5.3 H.Hagiya / revised 2005.3.26