12年前、夫と娘と3人でローマから北(ミラノ、ベニス)は一度訪
れたことがあるので、今回(6/22〜6/29)は夫とナポリから南を旅して
きました。
1日目:
35名のツアーでアリタリア航空にてミラノまで11時間半、
国内線に乗り換えナポリまで1時間半とホテル到着まで本当に
長い1日でした。
イタリアとの時差は7時間あります。
2日目:
ナポリの治安はあまりよくないとの事で車窓から世界遺産に登
録された旧市街や歴史のある王宮や古城を観光した後、サンタ
ルチア港から船に乗り50分、楽しみにしていたカプリ島へ。
お天気が良くても波が高いと入れないと言われる青の洞窟まで
はモータボートで20分、そこから6人乗りの小船に乗り換え、
コバルトブルーの洞窟へ、入口はとても狭い。でも中の青さは
神秘的ですばらしい。夢中で写真を撮っていると、1時間も待
ってやっと中に入れたのに、1分もしないうちに外へ出てしま
った。

海から見るナポリは本当に美しい

カプリ島はイタリア有数のリゾート地

青の洞窟は太陽の光によって内部の海水が
青白く輝く島随一の名所
昼食にイタリアンピザをとった後、世界遺産になっている79 年のヴェスヴィオ火山の大噴火で、一瞬にして火山灰に埋もれ た古代都市ポンペイへ。18世紀に発掘が開始されるまでの1 700年間封印されていたそうです。神殿や一般住居が当時の ままの姿で現れ、その当時の人々の暮らしぶりが垣間見られた。 それにしても気温が40度位あるのではないかと思われる程暑 かった。
2000年前の古代都市ポンペイ遺跡
3日目:
世界遺産に登録された、岩山をくり抜いた洞窟住宅群「サッシ」
が残る町マテーラへ。
この日も日差しが強く暑い中坂道を登ったり下がったりで大変
だった。
バスで走ること1時間、「トゥルッリ」というとんがり屋根の
白い壁の童話の世界のような家々が並ぶやはり世界遺産の町ア
ルベロベッロへ。私が行く前からとても楽しみにしていた場所
です。

荒々しい大地に重なり合うように並ぶ住居跡が一望

1700年に建てられた2階建てのトゥルッリ
アルベロベッロにて
4日目:
バスでイタリア半島を南下。高速道路でシチリア島に向かった。
昼食後さらに高速道路を走った後、フェリーで30分、南端に
浮かぶ地中海最大の島シチリア島のメッシーナに到着。そこか
らホテルまで又バスに乗り少々バテました。
5日目:
シチリア島随一のリゾート地タオルミーナへ。「フニクリフニ
クラ」の歌で有名なエトナ山(3340m)を望むギリシャ劇
場や、タオルミーナ城から広がる大パノラマは必見だった。

雄大な活火山のエトナ山

ギリシャ劇場から地中海を望む
昼食はかじきまぐろとウニのパスタを食べ、午後からシチリア 最大の都市パレルモへ。旧市街の王宮や教会を観光し夕食はシ ーフードリゾットを楽しんだ。
6日目:
終日自由行動
パレルモ南西の標高310mの山頂にある町モンレアーレへ行
くことにした。ホテルでタクシーを呼んでもらったのに、5分
も走らないうちスタンドでガソリンを入れたり(その間もメー
タは上がる)目的地に到着したら、帰りの運賃を請求されたり
大変な思いをしたが、高台から眼下に広がる盆地には、オレン
ジ色の屋根が並ぶのどかな風景が見渡せた。
町一番の見どころは11〜12世紀のノルマン朝時代に建てら
れドゥオモで、特に旧約聖書を描いたビザンチン様式のモザイ
ク壁画がすばらしかった。
パレルモの港
7日目:
早くも帰国の途へ
8日目:
パレルモからミラノへとアリタリア航空機を乗り継ぎ成田に着
いたのは午前10時。
暑かった南イタリアとは違って日本は梅雨真最中、少々涼しか
ったが風が心地良かった。
                2005.7.10 松本 康子 記