車両紹介-KATO9600
更新日: 2002年10月13日 22:25:27
-
KATOの96(デフなし) 2002-10-13
- 久しぶりのKATOの蒸気機関車です。以下、気のついた事を
- 先輪のフランジが他の製品(KATOのC11,アリイの96、弁慶号など)に比べて低くなって、見栄えは良いのですが、当方のレイアウトのPECOのスイッチ(いわゆるポイント)の進行方向によっては、必ず脱輪する箇所がありました。(詳細別項)
→アリイの96の先輪を(たぶんワールド工芸製の)スポーク先輪に交換したときと同じような状況ですので、ハイフランジの先輪に交換しようかと思っています。
今回のKATOの96の先輪→フランジが小さく、スポークの形状も良好
アリイの96→スポークの形状がいまいち
KATOのC11の先輪→フランジがかなり大きい
- 注:各写真は、photoshop elementにて 意図的にシャドウ部を明るくしてあります。
- ハンドレール、はしご、汽笛、ナンバープレートを別部品で取り付ける必要があります。
最近アリイの蒸機を導入することが多かったので、ちょっと面倒に感じました。
ハンドレールをランナーから切り出すカット位置はかなり悩みました。ハンドレール本体は金属製(たぶんリン青銅)でノブが樹脂ですが、ノブの位置を調整したら、塗装がはげた状態になりました。カットの時に注意しないと、ノブの角度がずれてしまい、ボイラー本体への取り付けに苦労します。
→タッチアップが必要となりました。
- KATOの日本向け蒸機として初のフライホイール付で、さらにモータがボイラーに格納されて、機関室にバックプレートとかいすなどのインテリアがあるので、機関手をのせると楽しそうです。
Heavy Mikadoのフライホイールの場合はほとんど効果がわかりませんでしたが、今回のものは、取り説裏面の分解写真でみると、かなり大きめなので、慣性→惰行が期待できそうです。
- 金属のすりあう耳障りな高い音がしました。慣らしをしておさまればよいのですが・・・
- テンダーの車輪も良く見るとスポークの表現がされています。
- ヘッドライトは前後切り替えで点灯します。
- ボイラーの煙室が、それより後部の火室部分よりつやを変えているのは芸が細かいです。
- 前部のカプラー開放てこなどKATOの従来品のように、横から見ると細く、上から見ると肉厚で、アリイの線に慣れてしまうと奇異に感じます。
- バルブギヤーは従来のKATOの蒸機と同じで ねずみ色樹脂製でメイン・サイドロッドとの金属製との色目の差が目立ちます。
→Mrカラーのガンステンレスを筆塗りしました。
- 取り説に、模型仕様として、最小通過半径と標準通過勾配が明記されるようになったのは、良いことだと思います。
ちなみに、それぞれ、R216, 4%です。
-
先輪の脱輪について
-
場所
- 内周線 南側 駅の西側、右回りに走行
- 内周線 南側 駅の東側 左回りに走行
-
使用レール製品
-
状況
- 下図のように1のスイッチの分岐側を通過後、2のスイッチの分岐側を進行する場合に、このクロッシング(=フログ)部分を追加時中、先輪のみが直進側に割り出し、そのままカーブの外側に脱輪しました。バック運転、逆方向への進行では2のスイッチでは、問題ありません。
同様に、内周右回りで 3のスイッチ通過後に、4のスイッチで脱輪
内周左回り(赤字)で、5の方向から4のスイッチ通過後に、6(=3)のスイッチで脱輪
-
線路側の対策案
- スイッチのガードレールを強化します。
以前ムック本のHOのレイアウト製作記事に紹介されていた方法で、ガードレールのカーブ内側(フランジウェイ側)に薄板を貼ってフランジウェイとの隙を詰めて、先輪がクロッシングにおいて外側に寄らないようにする方法です。
ただし、逆にハイフランジの車輪が乗り上げ脱輪する可能性が出てきます。
- 具体的には、t0.3くらいのプラバンを幅1(〜1.2)にカット後、長さ22(〜24)にカットしたものをクリアGボンドでガードレールに接着します。その後、先端をゆるく線路内側に曲げます。(幅はノギスを使ってケガキます。)
2のスイッチのクロッシング部
白い部品がプラバンを加工したものです。(最終的には塗装しますが・・・)
- 2、4のスイッチは幅1でも効果がありましたが、6では、幅1では、まったく効果なく、幅1.2としてOKとなりました。
→ある程度、トライ&エラーが必要なようです。
(ゴム系接着なので、簡単にはがして、別の寸法で試せます。)
- ハイフランジのC11,アリイの96などを走行させましたが、影響はないようで一安心です。
- 外周路についても、発見しだい 対策予定です。
-
車両側対策案
- 先輪をハイフランジのものと交換。
→線路側の対策でOKになったので、試しておりません。
→トップへ
→ホームへ戻る
E-mail me