6.想念と表現のメカニズム
あなたや(あなた)が、それぞれの持ち場で相手との出会いを通じて想念観察を進めていくとき、手がかりとなるのが想念や言葉や行動などのあなたの反応です。
そのメカニズムはどうなっているでしょうか。
また、(あなた)が強い同化から離れたとき、想念はどう変化するでしょうか。
宇宙の人たちの説明は、当時の私たちにはとても励みになるものでした。
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(あなた)が、この世界であなたと同化して人間として活動を始めると、あなたはまわりの環境から信号・刺激を受けとり、様々に反応します。
(あなた)は一日の目醒めている間中、一瞬毎に反応を受け取り、どうするか決め、あなたへ次々と答を返します。
あなたが外的内的な刺激を受け取ってから、想念とそれに伴う様々な表現が起きてくるまでは、あっという間の出来事です。
しかもあっという間もなく、あなたと(あなた)のキャッチボールは数百万回に及びます。
このやりとりは誰にも止められません。
今あなたがこの本を読んでいる間も、やりとりは途絶えることなく続いています。
あなたが忘れてしまっても、顕在での一部始終は残らず潜在サイドに記録され、(あなた)は元のすみかに戻った後、回想して様々に利用します。
あなたと(あなた)のキャッチボールは、際限なく、しかもあなたが死に至り(あなた)のみになるまで、一瞬も途切れなく続きます。
顕在のあなたの反応は、「表現しない部分」と「表現する部分」に分けられます。
「表現しない部分」とは、「想念」つまり思い(気持ち・考え)や五感と呼ばれるあなたの内側で起きているエゴ体(脳機能)の反応です。
「表現する部分」とは、想念に伴う言葉・表情・態度・行動などと呼ばれるあなたの様々な肉体的表現です。
ここでは、これら両方の様々な反応を総称して「想念と表現」に統一して示します。
あなたと(あなた)のキャッチボールは、大抵は(あなた)サイドから始まります。
大抵は、同化の(あなた)の状況を熟知する、同化でない(あなた)のチームのサポートが伏線です。
「大いなる意識」から連なる間接的なサポートによって、目覚めを促す様々な信号・刺激が絶え間なく送られてきて、あなたと(あなた)は反応させられます。
今生の大きなテーマに関わることも同様です。
あなたの人生に、予告なしに起きてくる出会いやトラブルや事故・病気などの不都合や、とても好ましくすばらしい出来事などが直接の引き金です。
あなたはこれらの刺激にたちまち反応し、怒りや苦悩・悲しみなどの思いや態度、感謝と喜びの気持ちなどとなって伝わり、(あなた)は気づきと対応を促されます。
(あなた)は、素早く自身のものさしと照合し選択して、あなたに返答しながら、テーマの消化に役立てます。
このやりとりの内に次の現象が始まり、あなたが反応すると、(あなた)に伝わってとキャッチボールは際限なく続きます。
想念と表現もまた、その過程で様々に変化しながら、寄せては返す波のように際限なく起きています。
(あなた)とあなたが強い同化になっていると、反応を受け取る(あなた)もまた、意識体系のサポートの意義を正しく理解できなくなり、著しくあなたの都合に片寄った判断や選択になってしまいます。
当然ながら、(あなた)もあなたも本来の機能を果たせなくなり、これを伏線としていろいろな不調和・不都合が起きてきますし、想念と表現にも現れます。
そして、こうした個々の不具合の集合的・複合的な作用が、現在の地球人の難問として表面化してきます。
しかし(あなた)が自ら強い同化に気づいて、あなたとの間を本来のバランスに戻したとき、(あなた)の反応はそれまでの想念や表現ではありません。
それは、(あなた)が今まで知らずに受け取っていた、同化でない(あなた)の意識体チームのサポートに気づくことから始まります。
それからの(あなた)は、今までのあなたのものさしでの、気持ちや考えや理論ではない「イメージ」で全てを受け取ります。
イメージと共にあなたの想念と表現も変化します。
本来のバランスに戻った(あなた)の開かれた意識レベルから、あなたへの自在な意図の伝達が始まります。
それは強い変革を促す波動となって顕在のあなたから周りへ波及し、やがて広範囲に大きな変化をもたらすでしょう。
(あなた)は、あなたの世界に新しく生まれ変わります。
(あなた)が目覚め始めると、今まで見過ごしてきたあなたの諸事情の全てが、「大いなる意識」つまり「大いなるあなた」からのメッセージ(促し)だったことに気づくでしょう。
こうして(あなた)は個人ではない「大いなるあなた」の意識体チームの自覚と共に、メッセージを残らず学習に生かします。
一口にあなたや(あなた)と言っても、元々個にとどまる性質のものではありません。
その定義は大変幅広く、奥深いものです。
また、あなたにも(あなた)にも様々な意識レベルがあることに気づいて下さい。
「私は一人だけ」というあなた方地球人の理解が、いかに狭苦しいものだったか、これで分かりますね。
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