・肉体の代表

瞑想法では、より深い瞑想の状態に至るために呼吸が重要な要素になっていますが、これは想念観察にもそのまま当てはまります。

五感と共に呼吸への気づきは、観察を深くしていくために欠かせない要素です。

五感と呼吸について、宇宙の人はこう言っています。

 

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想念観察の対象として、最も分かりやすいのが肉体です。

なかでも、五感と呼吸は、あなたの肉体の代表です。

なぜなら五感は、外部の刺激に対応する肉体の状況を一手に知らせる反応の代表ですし、呼吸は肉体内部の様子を表現する不随意器官の代表です。

観察を深くしていくには、肉体を無視することはできません。

呼吸は、五感と共に思いや表現とも密接に連動しています。

思いと共に表現を見守っているとき、五感と呼吸を切り離すことはできません。

五官が激しく反応すると、それは直ちに思いと表現にも波及し、呼吸もまた荒く激しく早くなります。

それは、肉体の内側の器官が活発に活動するときでもあります。

想念と表現は、五感を介して呼吸つまり肉体と抜き難くつながっているのです。

 

観察が深いほど、思いと表現と五感も落ち着いていて、呼吸もまた静かに深くゆっくりになっています。

従って呼吸は、観察の深さを推し量る目安になっていますが、あまり注目しすぎて、ほかの思いと表現と五感を見過ごすことは避けねばなりません。

思いと表現と五感と呼吸を、同時かつ等価に見守っていることが理想です。

これを真剣に行えば、あなたが「余計なこと」をする暇はなくなります。

自身のやり方を見つけて習熟して下さい。                

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