1.進化した地球の様相

Q.私たち地球人の大半が、想念観察などによって覚醒した後の理想社会は、どんな様相になっていくのでしょうか?

 

A.理想ではなく、宇宙の原理原則が当たり前の社会、当然あるべき社会、そうなっていくことが必然的な社会が、そう遠くない将来に実現するのです。

まず、地球人に身勝手な欲求がなくなってから、様相が一変します。

文明は、その星の住人の開かれた内的状況が現出するわけですから…

 

所有という概念がなくなるので、権利や範囲などで争う種がなくなります。

身の回りには最小限生活に必要なものしかありません。

自我を誇示する必要がないので、見栄とは無縁になりますから、着飾る必要はなくなり、ありのままの身なりや表現になります。

貨幣経済は廃止され、金融機関はなくなります。

利潤を追求する経営という概念はなくなり、替わって同胞のためにより良いものを、必要なだけ生産するための奉仕・役割という概念が発達します。

 

販売店やサービスという概念はなくなり、奉仕に沿った流通機構が発達します。

産地や生産地を結ぶ連絡網や、輸送機関が発達し、欲しいものは欲しいだけ最短で手にはいるようになりますが、普段の食べ物のほとんどは、自給自足で賄います。

必要なものが必要なだけ消費されるシステムにより、貯蔵という概念がなくなります。

ゴミという概念もなくなります。包装は必要最小限となり、不要になった全てのものはそれぞれの元素に分解されて後、物質に再構成し無限に循環します。

 

犯罪という概念がなくなり、人々は犯罪とは縁が切れますので、現在のような警察や刑務所は廃止されます。替わって、地球外からの不測のアクシデントから人々を守るセキュリティ機構が発達します。

ここではあらゆる地球外からのアクシデントが想定され、訓練された人々がその任務に就いていますが、文明が発達するにつれて、宇宙の原理原則に沿った予想と予防の機構がさらに高度に発達します。

 

町や村や市や県、国などという概念もなくなります。。

権力は必要なくなりますので、政治もそれに類する組織もありません。

人々は、より意図を同じくする者同士、または、自分たちよりさらに深く高い意識レベル、つまり「大いなる意識」に限りなく近い先達のアドバイスに従って、目的別テーマ別に都市型でない大昔の集落のような社会を形成するようになるでしょう。

法律や宗教、思想などにも無縁となります。

人々は、宇宙の原理原則に沿って自立し、成長進化の最短距離を進みます。

職業という概念はなくなり、自身の能力と役割に沿って社会に奉仕します。

人々は、意識体サイドの深く高い意識レベルを体現しており、それぞれが科学、芸術、医学などに通じたマルチな才能を発揮します。

 

病気や延命という概念はなくなります。

人々は転生の目的と自身に起きてくる病気の意義を知り、自ずから体調を整えますし、自身の寿命を知るようになりますので、現在のような病院システムではなくなります。

人口は自ずから適正数に調整されていきます。

学校も現在のような集団的な教育方式は廃止され、少数単位で専門分野ごとに高度な教育システムが発達します。

人々はそれぞれガイドの適切な指導の元に、その才能を飛躍的に伸ばします。

 

愛は宇宙に遍在する深く高い意識レベルに属し、情や欲をはるかに凌駕したものであり、結婚もその認識に沿ってなされます。

親子の絆は変わりませんが、子供は親の所有物という概念はないので、適令になると、親元を離れて育てられます。

子供にも胎児のときから自覚があり、自ら進むべき道を決めています。

 

Q.何だか以前教えていただいたあなた方の星のようですね。

 

A.その通りです。必然的にそうなっていきます

 

Q.しかし、宇宙連合地球支部のようなものや、国連のような機構は必要なのではないですか?それから工場や農場やその他いろいろなものが必要になってきますよね。

 

A.勿論そのような機構は、自然発生的に造られます。

必要な工場や農場も、その使命を自覚した人たちや志願者が、自然にその職務に就くようになりますし、ロボットや人工頭脳が発達してきますので、いわゆる肉体労働や単純労働は彼らが担当します。人々はそれらを駆使して、生産計画や管理や企画、様々なアイデアの実現、メンテナンスが主な仕事になります。

今まで農場で家畜として、家庭でペットとして飼われていた動物は、知性が発達した野生として、また、対等な友達として、人間と共存するようになります。

 

Q.何ともしかし、形容のしようがないほど、すばらしい世界ですね。

地球がやがてそうなると思うとワクワクしてきます。

こういう世界だと、人間はそれぞれ好きなことに目一杯集中できますからね。

 

A.その通りです。

人々は、生活のための労働は必要でなくなりますから、人間本来の在り方に戻って、それぞれ生まれたときから自覚し設計したとおりに、使命感を持ちながら才能のおもむくまま、興味を持った分野をさらに発展させ、仲間や社会全体、その星全体、さらにそれらを包括した世界へと、その能力を役立てようとします。

彼らはまた、一瞬一瞬の変化を生かし切ることに余念がありません。

それぞれが常に宇宙の、大いなる意識の一部としての自覚があり、社会全体がその深く高い意識レベルのイメージで統一されているのです。

 

Q.ありがとう、私たちが生きている内は無理かも知れませんので、生まれ変わった地球に転生して、思う存分楽しみたいと思います。