時間の壁
今あなたは何をしていますか? タバコを吸っていますか? 本を読んでいますか? テレビを見ていますか? 時計の針を見て下さい。次の瞬間、あなたは何を予定しているでしょうか?
・・・こう考えてみて下さい。
時間が自分に向かって流れてくるのか? 時間の川を泳いでいるのか? 泳いでいるとすればどちらの方向だろう? 時間に逆らっているのか? 時間に流されているのか?
実は、時間とは巧妙な檻なのです。時間を考えることによって、あなたたちは過去と未来、原因と結果という因果の法則に支配されています。このような考え方では、自分の人生はうまくいかない・・・
今いったい何が起こっているのか? 何とかしたい。だが未来を考えると不安で仕方ない・・・このような葛藤を繰り返すうちに、あなたは混乱し、次第に無気力になっていきます。つまり、一本の直線上を行ったり来たりしている。
よく人は言います。「そんなものは時間の無駄だ」・・・そしてあなたもそう考えます。「そのとおりだ! 確かにそのとおり!」「こんなことをしていてはいけない、私たちは進まねば!」 ですが、誰がそんなことを言ったのでしょうか? どこの学者ですか? 学校の先生ですか? あなたの両親ですか? 処世術の本ですか? あなたの国の首相ですか? よく検討して下さい。
時間が過ぎ去っていくことを否定しているわけではありません。この考え方、理論はほとんどが他者からの受け売りのはずです。知らず知らずのうちに、時間の檻に閉じこめられているのです。これに地球上の平均寿命が80年であるという事実を加味すれば、ほぼ完璧なマインドコントロールになります。
このようにして、様々の制限があなたを縛り付けています。思考を妨げ、それ以上の可能性があるという考えからあなたを遠ざけています。「自分は無力だ」「世間の法則には逆らえない」「長いものには巻かれるしかない」・・・多くの人が、この種の制限から、自ら苦悩し、病気になり、医療産業を助けています。病気とは、肉体からの信号なのですよ。
あなたの思考が真実と分離しているほど、ひどい症状を引き起こします。病気になるには、実は大変な努力が必要なのです。判りますか?
私たちがメッセージの中であなたたちを馬鹿にしたりけなしたりしたのは、怒りや恐怖の振動によってあなたの意識を共振させ、種々の制限の枠の外に出したいとの意図からでした。わざわざ宇宙船を飛ばして、あなたたちに否定的なことを言いに来たのではありません。
怒りとか恐怖といったものは、触媒に使うのがよいでしょう。それに投資し続けない限りは、毒を含む思考も良いものです。毒も少量であれば人体を助ける働きをするのと同じことで、要は適量を間違えなければよいのです。
一つの方法を提案します。
休日、一日時計をはずして行動してみましょう。どれくらい不安になるか試してみて下さい。休日ごとにやってみましょう。時間もエネルギーですから、あなたの意識次第でどのようにでもコントロールできるのですよ。ただ、それが可能であると、誰も教えてくれなかったのです。
あなたの時間はあなたが創造します。良い実験結果を待っています。
プレア