最終更新日:2005年9月11日

閲覧手引

中国語について、説明を書いておきます。造語林には中国語の単語の輸入が増えていますので説明をします。(説明の過程で中国と台湾ことも書いてあります)
 「中国語」と一言でいっても、中国には沢山の方言があります。でも一般的に「中国語」といったら中国の標準語「北京語」のことを言います(正しくはそうではないけど……)。北京は元→明→清の時代ほぼずっと国都だったため、この「北京語」は影響力がありました。だから標準語となったのでしょう。現在の日本語の標準語は「東京語(東京弁?)」ですね。でも、標準語となった方言は、「標準」と定めた政府の手を多少加えられたり、別の方言の語彙を吸収したり、時代で変化したり、多少かわります。だから、正確には中国語の標準語は「北京語」に似てるもの。日本の標準語は東京語に似てるの。といえます。(まわりくどい、説明ですね。そのうち書き直します。)結局言いたいのは、一般的に言う「中国語」とは「北京語」みたいな言葉ということです。この頁で「中国語から。」などの説明が沢山出てきます。
 それから、中華人民共和国と中華民国(台湾)についてですが、日本政府的には台湾は中華人民共和国の一部ですが、政治的にみると、台湾は独自の政治をしていて、今まで一度も中華人民共和国の政治にはしばられていません。台湾も中国語(北京語みたいなの)を使っていますが。中華人民共和国の中国語と台湾の中国語は長いこと政治体制が異なっていて、言葉にほんの少しですが違いが出てきました。(意思疎通はちゃんとできます。)特に、最新の外国から来た言葉では違いが多くあります。パソコン関係の言葉とか本当に多いです。あと、漢字が違います。大陸(中華人民共和国のこと。長いからこれからは大陸っていいます。)では簡体字という略した漢字を使っています。政府が定めたわけです。日本の新字体より凄く略してます。一方、台湾は元々使っていた、漢字を使っています。日本でいう旧字体とほぼ同じです。(例外的な例は、「闘」の旧字体は「鬪」なのに、台湾でこれに対応するものは「鬥」とか。康煕字典ではどうなってるんだろう…。))これを簡体字に対して繁体字と呼んだりもします。  で、大陸では標準語を「普通話」といい、台湾では「国語」(そのまんま…。)といっています。この頁で造語の説明で、
補足説明に「中国語から。」と書いてある訳語は、大陸の普通話(もしくは台湾の国語でも同じ)のことをさし、
補足説明に「台湾国語から。」と書いてある訳語は、台湾の国語だけのことをさします。
どういう中国語か判断できないものにもとりあえず「中国語から。」と書いておくことにします。(本当は香港とか色んな地域で単語が違うみたい…。)
訳語造りの結果、意図せずに中国語と同じ言葉になったものも、「中国語から。」と書いてある場合があります(これから、どうにか改善する積もり)。
また、造語林で中国語の単語を補足説明等に書く場合、元が簡体字や繁体字であっても日本の新字体に直して表示し、表示できない漢字は{漢字の説明}で表します。