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登山口は恵那神社の駐車場から1.2km位工事用道路を歩
いたところにあります。駐車場は無く、待避所があるだけで
すので注意してください。
ここから正ケ根谷を渡ることになりますが、まず崩れた路肩
から川床へ飛び降りていきます。そして川を渡りますが、水
量は多くないので、ストックでバランスをとって、飛び石伝
いにわたることが出来ます。ただ、集中豪雨や夕立のときは
水量が増え、渡れない場合があるので十分注意が必要です。
下山時に渡れなくなったら、山中で一夜を明かすことになり
ます。
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河原へ下りる所はこんな所です。
ここを下りて対岸へわたることになります。
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川の上流(北東)を見ると最奥にピラミダルな美しい山が
見えるでしょう。
これは前山(1350.7m)のほぼ真東にある3等三角点の山
剣先(1416.4m)です。
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”七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき”
恵那山の前宮登山道は大変よいコースですが、登山道が十分
整備されていなくて申し訳ありません。
登山口付近の山吹は今が盛りです。
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恵那山一帯は非常に崩れやすい地質です。必死の砂防工事
にもかかわらず各所で崩壊が起きています。登山道も例外
ではありません。この写真は対東沢の少し手前の崩壊地で、
ここをトラバースすることになります。バランスをくずす
と非常に危険です。ストックなどを使って慎重に渡ってく
ださい。
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この登山道は、昭和34年の伊勢湾台風以来廃道になって
いたのですが、昨年地元の中津川山岳会の手で笹が刈り払
われ復旧しました。
この冬の雪で笹が被さるように倒れて道を塞いでいるので
はないかと心配していましたが、健在でした。
ただ、歩く場合、特に下りのときに大変滑り易いので注意
が必要です。草刈機で刈ってありますので切り口は鋭くは
ないのですがそれでも転んだときは危険です。手袋も必携
です。
登山ルートには、各所にピンクに近い鮮やかな赤テープと
黄テープの2重の印があります。それに、以前に付けた赤
いテープもあり、うっとうしいかもしれませんが、道標が
整備されたら整理するつもりです。取敢えず「愛の道標」
だと思って我慢してください。
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この白骨化した大桧は”中の小屋”跡の直下にあります。
この桧の中ほどにはヤシオツツジが生えています。恐らく
種が落ち、芽生えたものでしょう。今では大きく成長し、
5月11日頃には美しい花が満開になっているに違いあり
ません。是非見て欲しいです。
(この写真の左側に伸びている枝です。)
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”中の小屋”跡には不動明王が祭られています。かつては
ここに小屋がありました。また、”不動明王の右手を斜め
に谷の方へ行くと水場があったはずだが・・・。」とは、
原 鈴夫氏の話です。
中の小屋のトタン屋根などがまだ残っています。
ここからはだんだん展望もよくなり、快適な登山が出来そ
うですが、傾斜が急な上に、道が十分整備されていないた
めに苦労を強いられます。1時間程度で恵那山の稜線に出
ます。ここが空峠または八右衛門の頭と呼ばれている
1801mの三角点です。
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物見の松は岩場の上ですが、山歩きの経験のある方なら恐
らく問題なく登れるでしょう。まわりは木が茂っているの
で高度感はあまりありませんが、痩尾根ですので十分注意
してください。
かつて 威容を誇った物見松は朽ち木に近い状態ですが、
昔の面影は十分にあります。昨年の5月には横に伸びてい
た枝は、折れて下に垂れ下がっています。
足で蹴ったりしない様にしてください。
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行者越は岩場ですが、さして困難ではありません。
足元にはバイカオウレンの可憐な花が見えます。
このルートにはバイカオウレンがたくさんあります。
この花を見て一息入れてください。
この花は花期が長いのでうれしいです。
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恵那山から下る神坂峠・富士見台方面との分岐点に、
前宮登山道の道標がありませんでしたが、ゴールデンウ
イークに入り急遽設置しました。まだ仮設置の状態です
が、残雪期にはルートを間違えるとかなり危険ですので、
この分岐点で休憩して、自分の行くべき方向を十分に確
認してから出発してください。
神坂峠・富士見台方面とは丁度、反対方向に入り、右の
方へカーブしていきます。
テープの道標に十分注意してください。
(踏み跡は案外消えやすいです。)
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この避難小屋は小さいですが快適です。左側にあるタン
クは水洗トイレ用の雨水をためるものです。冬季は雨
どいを外してしまいますので、水を溜めはじめたのは
最近になってからです。このところ雨が少なかったの
で、タンクの中にはまだ水は全くありませんでした。
中津川市自慢の水洗トイレが使えるようになるのはやは
り、6月になるのでしょうか。
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