編集:2004年12月11日 最終更新:2008年7月20日
一つは、戸外(山とは限りません、街の中も同じです)に出かけて目的地に向かうために、現在自分がいる場所を確認し、これから先どのように進めばよいかを判断する場合です。
地図とコンパスを使って指定された地点をまわり、その時間を競うことをスポーツ競技としたのがオリエンテーリング*1です。
もう一つは、机上で、ある地域の地形や植生・住居の配置などを調べ、そこに住む人たちの生活のようすを知ることです。
地域の特徴を掴むために標高ごとに色を塗ったり、断面図を作ったりします。地形を立体的に表すには大変な手間が掛かりましたが、数値地図*2 をネット上で公開されているソフトウェア*3 を使って簡単に鳥瞰図を作ることができるようになりました。
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最初から地図の記号や約束を全部覚えり必要はありません。自分のよく知っている場所で改めて地形図と現地を見比べて下さい。そして建物や橋や木立が地形図ではどのように書いてあるかを見比べながら現地と地図上の表現の関係を理解して下さい。
次に、知らない土地について、地図上でどのように見えるかを考えてから現地へ行って、想像していた景色が実際にはどうか確かめて下さい。
何回か繰り返していけば地図を見て現地の様子が浮かんでくるようになります。
- 地形図概説
- 鹿児島大学理学部地学科作成 文字通り、地形図全般の説明があります。「野外における地形図の読み方」がおすすめ。
- 地形図の基礎
- 兵庫県ユースホステル協会作成の「活動のしおり」の一節です。現状と合わない部分もありますが基本的な考え方は現在でも有効です。
- いろいろな地図記号
- それぞれの記号について解説と写真が付いています。国土地理院の「こどものための地図と測量のひろば」の中のページ。「こどものための」となっていますが地図入門のための丁寧で分かりやすいサイトです。