編集:2004年8月11日 


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子供たちは 今

2004.7.23 スピーチのメモ 大西真智子

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1 些細なことでキレやすい子供

昔はよかった、今の教育が悪いと言う80歳代の人たち
子供が犯罪にまきこまれることが増えたが、子供自身が起こす事件も多くなった
私達の子供の世代が子供の教育に悩んでいる
子育て真っ最中の若い人たちの力になれることはないだろうか

2 震災後数年で入学してきた子供たち

  子供たちをとりまく環境の悪化
ちょっとしたことでパニックを起こす子
友達に暴力をふるう子、なにをしようとしても、「いやだ、したくない、じゃまくさい。」と拒否反応の強い子
注意すると壁に頭を何度もぶつけて自暴自棄的な行為をする子
計算がわからないといってものを投げつける子 大声で泣き出す子
  実態調査から
基本的生活習慣の乱れ
  就寝時刻 大人と同じようなリズムで遅くなってきている。10時以降に寝る子が多い。
  対話 家族で話す機会が少ない  話を聞いてもらっていない  共働き  ゲーム機の流行  テレビ
  遊び 近所の子供と外遊びをしていない (けんかをしながら仲良く遊ぶ方法を学んでいく幼少期)
  食生活 朝食をとらずに登校してくる子 夕食をコンビニの弁当ですませる子
子供が描くよい子像
 心がやさしい子  困ったときに助けてくれる子  悪いことをしたときに注意できる子  お母さんのいうことをよく聞く子  お母さんに叱られない子
学校へ行くのは楽しいか
 子供の苦しみ、悩み

3 親の願い

  親が思う子の幸せ
親を越えて偉くなってほしい  豊かで幸せな暮らしをしてほしい
豊かな暮らしに必要な収入を得るためには高学歴
子供の夢や希望は
  貧しいことはよいこと? 物があふれた時代
生活が豊かになった中で質素に育てることのむずかしさ

4 みんなといっしょ から 個を大切にする時代へ

  ひとりひとりを大切に、それぞれにあった教育
 
  多様な対応が要求される時代
食物アレルギーに対応した個別の献立を準備する給食室
自由に取り出して使えるよう器具や材料がまわりの戸棚や引き出しに準備されている図工室や理科室
  生活科、総合学習の中で
自分で課題を見つけ、考え、工夫して創り上げる学習が生きる力に

5 これからの子育て、親育て

子供を叱ることのできない若い親
他人の子を叱るには大きなエネルギーが必要

いろいろな悪条件が重なり合ったとき、子供たちの心は傷ついてパニックを起こしやすい。
まわりの大人は常にそれとなく気をつけて子供たちに目をかけることが必要。
子供はみんなのもの、親や学校だけに任せるのではなく、体力のある中高年が支援していこうという動きが各所で起こっている。

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