年輪からわかる事
樹木の切り株に縞模様の年輪を見ることができます。
この年輪は、1年に1本できることはよく知られていますが、なぜできるのでしょう?
樹木には、成長の盛んな時期とそうでない時期を周期的に繰り返します。
春は、成長が盛んで細胞壁の薄い細胞をつくり、
夏から春にかけては成長も衰え厚い細胞壁をつくります。
そのために春にできた細胞は白く、秋にできた細胞は黒っぽくみえます。
年輪の数によりその樹木の年齢を知ることができます。
その他に年輪から得られる情報とは何でしょう?
年輪の幅を調べると一定間隔でないことがわかります。
中心に近い年輪は幅が広く、外側になってゆくと狭くなっていることがわかります。
これは、成長特性といって、年齢とともに成長が衰えてゆく現象です。
この他に著しく幅の変化が表れている場合は、
その年の気候の変化等によるものと推定されます。
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