屋久島の森
 歩かなければ出逢えない景色がある
白谷雲水峡
2004年4月の上旬、屋久島縄文杉に逢いたくてこの計画を実行した。
3泊4日の家族3人旅行だが、九州に行くのは初めてである。
その朝、帯広は4月にしては少し多めの雪であった。
帯広空港から羽田、鹿児島、屋久島と飛行機を乗り継ぎ、ホテルに到着したのは、午後6時ごろ。
登山姿の年配者たちが、今縄文杉から戻ったような雰囲気でバスから降りているところであった。
屋久島での2日間をどうするかあれこれ考え、1日目に白谷雲水峡やヤクスギランドに行って
2日目に縄文杉に行くことにした。

4日の朝、屋久島はくもり。
縄文杉が本当の目的だが、白谷雲水峡もはずせない。
 

前日借りたレンタカーでホテルを出発し、真っ先に白谷雲水峡
に向かった。
途中の林道の幅が狭く、対向車が来たらどうしようか考えなが
ら走行していると、ヤクザルに出逢う。
車を止めてビデオを撮るとかなり鋭い目でにらまれてしまった。
到着するころには、ちょっと怪しい天候になってくる。
小雨が降っていて、さすが屋久島だなと変な関心をしてしまう。

準備していった雨具を着て、受付で協力金を支払い森の中へと
まず第1歩踏み入れた。
協力金は、高校生以上が300円で、次年度の森林環境整備事
業に使われそうである。
受付でもらったパンフレットを見ると、7つのコースがあり、あまり
時間をかけていられないので、約1時間の弥生杉コースを歩く
ことにした。
しばらく歩くとすでにそこは太古の森である。
なにもかも苔に覆われた大自然であった。
大きな岩もごろごろしている不思議な所である。

弥生杉に到着すると、その大きさに圧倒された。
苔の森と、一番最初に出逢った屋久島の巨木である。
しばらく歩くと雨も上がってくる。憩いの大岩に着く頃には、晴れて
くる様な勢いであった。
天候の移り変わりも不思議だが、この大岩もかなり不思議である。
岩の上が遊歩道となっているので、その上を歩いてみたが、
岩というより大きな石みたいである。
もののけ姫の森まで行きたいところであるが、時間の関係で今回
はあきらめ、入り口に戻ることにした。

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