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4-10.敬愛する"パトリシア・コーンウェル"



(2002.05.20)

アメリカの作家「パトリシア・D・コーンウェル」が大好きです。
 Patricia Daniels Cornwell (USA: 1956-)
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彼女の小説が大好きです。
怖くて、悲しいことも多いのですが、それでも新刊が出れば走って本屋さんへ行きます♪

好きな訳は、いろいろあるのだと思いますが、思うに、世界の現状やアメリカ現代文明を
医学・検死・犯罪という観点から鋭く的確に僕の気付かないところを教えてくれるからです。

ぼくの読書や全ての趣味や興味は、勉強のようです。
常に何かを知りたい、真実を知りたい、現実を知りたい。
それには日本のマスメディアが提供するものは逆効果です。

彼女の作品をリストアップします、もし興味がありましたら、ぜひおすすめします。

作品は一部を除いて、1編ごとに解決はしますが、つながっています。
それが魅力でもあるんですよね〜♪

主役のドクター・ケイ・スカーペッタ(バージニア州検死局長)、コンビのピート・マリーノ
(最近警部に昇進、家庭の問題も抱えています)や、姪のルーシー(すごい女性です♪)や、
秘書のローズ(おばあちゃんですが実は作家自身のようですねぇ♪)などなど、は
ぼくにとって、家族のような存在になっています。
小説を読みながら、自分の家族のことを読んでいるような気持ちなんです。
大好きな作家や小説がある方なら、分かっていただけるかしら、(^_^)

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ご本人を、昨年テレビで見ました♪(録画しました〜♪)すてきで魅力的な女性でした。
厳重な警備システムの豪邸に住んでいらっしゃいました。
あんな怖い小説を書いていたら、セキュリティも考えるでしょうし、アメリカの現実は
それが必要なようです。

豪邸というと庭が広くて、延々と続く屋根また屋根、と思われるかもしれませんが、都会派
なのでしょうね、ビルの一郭の中のビルなんです、4,5階あったでしょうか、1フロアは
あまり大きくはありません、縦長のビルでした。
セキュリティを優先させたのだと、ぼくは思いました。

日本は安全だろう、と言う方も多いのですが、ぼくが何故このようなメッセージを
送り続けているかといえば、真実を直視するのは怖くて危険なことですが、真実を見ないで
生を終えるなら、何のために生きたのか、意味の無い生存だったのかと後悔する気がする
からです。

もっと大切なことは、自分自身だけでなく、日本や世界が真実をないがしろにするなら
過去の歴史を見ても、恐怖社会、戦争や暗黒が待ち受けているからです。

今、日本は、歴史上経験の無い経済危機に直面しています。
今、真実に眼を向けないなら、きっと後悔すると思います。

過去の歴史を見ても、戦争やクーデターは、瞬間的に起こっています。
気が付いたら、暗黒の地獄に居た、なんてことが歴史の現実です。

でもしかし、実はいつの時代も「生活習慣病」のように少しずつ原因は進行していたのです。
だた、気が付かなかっただけなのです。
気付いていた人もいましたが、少数意見だったのです。

正しい情報が公開され、誤りの無い民主主義社会であり、人々が聡明であったなら、無益な
災いは起こらないで済んでいたでしょうし、これからも、いつも常にそうなんです。

だからこそ、怖いものに近づく馬鹿のように思われても、僕の生き方、メッセージは変わりません。

例えて言えば、怪我なら治りますが、生活習慣病は成人病などの慢性疾患となり、生命に係わる
危険なものです、ですから、日本はアメリカより安全でしょうか?

アメリカは怪我は頻繁にしています、でも生命に係わりはしません。
日本はじわじわと生命を蝕んでいるのです、公務員・官僚、政治家、企業、社会すべてに正義も
何も無い暗黒社会だと思います。
希望がありません。

アメリカは一見、犯罪も多く危険な国のようですが、日本より健康で明るくて希望のある国です。

日本は一見、安全で平和で穏やかな国のようですが、希望も無く、闇に包まれた、空しい国です。

同じような気持ちを持っている方、くださる方が増えること、その方々が世界の平和を
保ってくださることを、いつの日も祈っています。

どうしても言いたことがあります。
日本の映画は、メッセージもなく、希望もなく、空しいので嫌いですが、ドラマはけっこう
良いものがあるかなっと思ったこともあるのですが、よくみると、どれもこれも真似ばかり
検死官物や、監察医物など、これらはすべて、パトリシア・コーンウェルの小説の主人公
バージニア州検死局長、ドクター・ケイ・スカーペッタの真似、パクリです、(ーー;)

ほかにも、あれはあれの真似、これはあれの真似、そんなのばかりでしょ、、
なにからなにまで、悲しい国です、、

そんな悲しさや空しさも、パトリシア・コーンウェルの小説を読めばハッピーになれます♪
怖くて、悲しいことも多いのですが、希望があって、夢もあって、言葉のひとつひとつに
優しさが満ちていて、微笑ましくて、つい笑ってしまうんです♪ 電車の中で文庫本片手に
 (⌒-⌒)  にやりっとしてるのがいたら、 σ(^_^) ですよ♪

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1990Postmortem「検屍官」
相原真理子訳 講談社文庫 1992
相原真理子訳 講談社 1996
女性検屍局長ケイ・スカーペッタ難事件に挑む。
バージニアの州都リッチモンドに荒れ狂う連続殺人。
被害者の女性たちは残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。
被害者のあいだに関連はなく、捜査は難航、全市は震え上がっていた。
美人検屍官スカーペッタは、最新の技術を駆使して捜査を続けるが…。
ミステリー界の女王衝撃のデビュー作。超ベストセラー、検屍官シリーズ第1作。
MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞 1991 最優秀処女長篇賞
CWA(イギリス・ミステリ作家協会)賞 1990 ジョン・クリーシー記念賞
「このミステリーがすごい!」(宝島社)海外編 1993年度 13位
《EQ》「100号記念ベストミステリー120選」 (1995)
文春傑作ミステリー・ベスト10 1992 海外部門1位


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1991Body of Evidence「証拠死体」
相原真理子訳 講談社文庫 1992
残された傷痕は、美人の売れっ子作家ベリル・マディソンが必死で抗い、命乞いをしながら
死んでいったことを物語っていた。
殺人犯の待つリッチモンドへ、なぜ彼女は帰っていったのか、なぜ犯人のためにドアを開け
たのか、そしてなぜ、殺される運命にあったのか――。
MWA処女作賞受賞作家渾身の第2弾。
「このミステリーがすごい!」(宝島社)海外編 1993年度 11位


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1992All That Remains「遺留品」
相原真理子訳 講談社文庫 1993
虐殺されてゆく恋人の血まみれの姿を眼前に見せつけられたあげく、命を奪われた少女。
その母親は次期副大統領候補と見なされている財界の大物だった。
二人の殺害は最近起っている連続アベック殺人のひとつなのか?
殺人訓練を受けているCIA内の変質者のしわざなのか? 検屍官ケイの苦闘はつづく。
アメリカ・ミステリー作家協会賞、イギリス推理作家協会賞受賞。
「週刊文春 傑作ミステリー・ベスト10」(1993) 海外部門第10位


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1993Cruel And Unusual「真犯人」
相原真理子訳 講談社文庫 1993
私を殺してもけだものは死なない。
そう書き遺して黒人死刑囚ロニー・ジョー・ワデルは電気椅子に座った。
果たしてその夜から起きた連続殺人事件現場からは、ワデルの指紋が発見された。
被害者の13歳の少年、女性霊能者、検屍局主任を殺した真犯人は誰か。
そして今、女性検屍官ケイの身辺にも陰湿な罠が。
CWA・ゴールドダガー賞(1993)受賞


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1994The Body Farm「死体農場」
相原真理子訳 講談社文庫 1994
教会からの帰途、11歳のエミリーを何者かが尾行し、自宅のベッドから連行のうえ殺害した。
死体の内腿と胸の上部及び肩の肉は切りとられていた。
極秘の研究所「死体農場(ボディ・ファーム)」の協力のもと、ケイと殺人課刑事マリーノの
、 極悪犯に対する凄絶な死闘が始まった。
世紀のベストセラー「検屍官シリーズ」好評第5弾!


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1995From Potters Field「私刑」
相原真理子訳 講談社文庫 1995
凍てつくような冬のニューヨーク。
ひらひらと雪の舞うセントラルパークで名もなき女が無惨な死体で発見される。
恐怖の殺人鬼ゴールトが遂にその姿を現わす。 スカーペッタ、マリーノ警部、
ベントン捜査官の必死の追跡が続く。
やがて明らかにされるゴールトのおぞましい過去。


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  1996Cause of Death「死因」
相原真理子訳 講談社文庫 1996
潜水禁止地域の川で発見されたジャーナリストの変死体。
溺死か、他殺か? ダイビングの目的は?
男の背後を探るうちに浮かびあがってくる狂信的カルト教団の影。
やがて、全米を震撼させる事件が勃発する。
天才プログラマー・ルーシーの力を得て巨大な陰謀に立ちむかうスカーペッタ。


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  1997Unnatural Exposure「接触」
相原真理子訳 講談社文庫 1997
秋の午後の柔らかな光の中で肉は不自然なほど青白く見えた。
ゴミ廃棄場で発見された胴体だけの死体。 最近、バージニアで連続している猟奇殺人か。
その夜、スカーペッタ宅に被害者の切断された手足が写った電子メールが届く。
発信者の名は、deadoc〈死のドクター〉。
犯人が試みた恐るべき殺戮の手段とは!?


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1998Point of Origin「業火」
相原真理子訳 講談社文庫 1998
電話はマリーノからだった。
昨晩、農場で火災があり、何万ドルもする馬が二十頭焼け死んだという。
バスルームで発見された身元不明の死体の顔には、無数の傷が。
自殺か、事故か、放火か? それはスカーペッタを襲う身も凍る惨劇の前触れだった。
事件の背後にちらつく脱走犯キャリーの影。 検屍官シリーズ最大の危機。


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Hornet's Nest「スズメバチの巣」
相原真理子訳 講談社文庫 1998
野望と変化の街――アメリカの"スズメバチの巣"と呼ばれるシャーロット市。
一刻も休むことのない警察署では、1600人の警察官が働いている。
他州から来たビジネスマンが次々殺される。
股間には、オレンジ色のスプレーで奇妙な落書きが。
P・コーンウェルが新境地に挑む白熱の本格警察小説。全米ベストセラー。


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1999Sounthern Cross「ザザンクロス」
相原真理子訳 講談社文庫 1999
「大人の犯罪を犯す子供はもはや子供ではない」 凶悪化する少年犯罪に警察は市民に宣言した。
バージニア州リッチモンド―古い歴史を誇るこの町もいまや殺人発生率全米第二位。
不名誉な状況を改善すべく市は女性警察署長ハマーを迎えた。
P・コーンウェルが『スズメバチの巣』に続いて放つ白熱の警察小説第二弾。


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Black Notice「警告」
相原真理子訳 講談社文庫 1999
   WEB SITEThe Official Patricia Cornwell Web Experience


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The Last Precinct「審問」


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The Isle of Dogs「女性署長ハマー」

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Scarpetta's Winter Table「冬の食卓」


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アマゾンUKでScarpetta 12がLittle, Brown & CompanyよりHardcover(ISBN: 0316854751)で
2002年10月17日に発売で、予約受付中という情報を知りました。

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Patricia Daniels Cornwell(パトリシア・コーンウェル )の素顔をご紹介します。

パトリシア・コーンウェル
1956年6月9日生まれ
パトリシア・ダニエルズ・コーンウェル、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミで生まれる。
髪はブロンド、瞳はブルーで小柄。ドイツ系のプロテスタント(長老教会派)で離婚歴がある。

1961年 5歳 両親が離婚し、母親が女手ひとつで3人の子供を育てる。

1965年 9歳 母親が重いうつ病になり、子供達は他人の家に預けられる。
その時の寂しさや恐怖感から、想像の世界ヘ逃避して詩や物語を書くようになる。

高校時代 男子テニスチームに所属し、一度も試合に負けた事がない名選手だったそうです。

大学時代 奨学金を得てノースカロライナ州のディヴィッドソン大学で学ぶ。

卒業後 地元の≪シャーロット・オブザーバー≫紙で警察担当記者として犯罪記事を書く。
新聞社を退社し、バージニア州リッチモンドの検屍局でコンピューター・アナリストとして働く。
ボランティア警官になるために警察学校で訓練を受ける。

1983年 27歳 ノンフィクションを出版する。

男性の探偵を主人公にしたミステリーを3冊書くが、どこの出版社からも断られる。
知り合いの編集者に相談すると、自分のよく知っている世界を書く事と、検屍官を主人公に
する事を勧められたので、前の3作では脇役だったスカーペッタを主人公に『検屍官』を
書き上げる。

1990年1月 33歳 『検屍官』(Postmortem)を出版し、作家としてデビューする。
この作品は批評家に絶賛され、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)の
エドガー・アラン・ポー賞(最優秀ミステリー賞)、
英国推理作家協会(CWA)のジョン・クリーシー賞(新人賞)など4つの主要なミステリー新人賞を
独占し、「ミステリー界に新しい女王が誕生した」と言われた。
これは史上初めての快挙として話題になり、テレビや雑誌でもたびたび取り上げられ、
一躍人気作家になる。

1991年 35歳 特別な友人であるエド特別捜査官に捧げた、検屍官シリーズの第二作
『証拠死体』(Body of Evidence)を出版すると同時に反響を呼び、前作を上回る面白さと
評されて絶賛を浴びる。
この作品により、「新しいミステリーの女王」としての地位を不動の物にする。

1992年8月 36歳 検屍官シリーズの第三作『遺留品』(All That Remains)を出版する。

1993年6月 37歳 ドクター・マーセラ・フィエロに捧げた、検屍官シリーズの第四作
『真犯人』(Cruel and Unusual)を出版し、CWAのゴールド・タガー賞(最優秀長編賞)を受賞する。

1994年10月 38歳 検屍官シリーズの第五作『死体農場』(The Body Farm)を出版する。

1995年 39歳 ドクター・エリカ・ブラントンに捧げた、検屍官シリーズの第六作
『私刑』(From Potter's Field)を出版する。

1996年 40歳 検屍官シリーズの第七作『死因』(Cause of Death)を出版する。

1997年1月 40歳 警察小説の第一作『スズメバチの巣』(Hornet's Nest)を出版する。
検屍官シリーズの第八作『接触』(Unnatural Exposure)を出版する。
バーバラ・ブッシュ夫人に捧げた、検屍官シリーズの第九作『業火』(Point of Origin)を出版する。

998年 42歳 マーシャ.H.モーリィに捧げた、警察小説の第二作『サザンクロス』
(Southern Cross)を出版する。

1999年8月7日 43歳 ニーナ・ソルターに捧げた、検屍官シリーズの第十作『警告』
(Black Notice)を出版する。
コーンウェルが製作総指揮を担当したアメリカのTVドラマ「A.T.F.」(ディーン・パリゾ演出)が
放映される。

2000年10月 44歳 検察官で小説家の親友リンダ・フェアスタインに捧げた、
検屍官シリーズの第十一作『審問』(The Last Precinct)を米国と英国で出版する。

2001年 45歳 警察小説の第三作『女性署長ハマー』(Isle of Dogs)を出版する。

検屍官シリーズは時代の最先端の素材を扱って読者を魅了し、1990年代ミステリー界
最大のベストセラー作品となった。
警察小説シリーズもベストセラーになっている。


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