5-18.教科書問題に観る日本の将来
(2001.05.02)
世の中が、日本が、ますます暗雲たちこめるので、心配になってしまいます。
世界中から批判を浴びている「教科書問題」
日本人は「えひめ丸」事故の時に、謝罪しないと大騒ぎでした。
確かに悼ましい事故ではありましたが、第2次世界大戦の被害、犠牲は、さらに大きな
ものがあります。
だのに、日本は未だに謝罪をしていません。言うのは「遺憾に思います」です。
えひめ丸の時、「遺憾に思います」とは何事だ!!、謝罪しろー!!!と言った、同じ
国民、同じ国家ですか!!?
「遺憾に思います」と言うのは、言うまでもありませんが、自分は悪くないけれど、
お気の毒でしたね。という意味でしょう!
「従軍慰安婦」
「731部隊の細菌による大量無差別虐殺」→ 森村誠一さんの著書「悪魔の飽食」が
有名です。
角川文庫 「悪魔の飽食」
第七三一部隊の戦慄の全貌!
続 (新版(改訂新版)) ISBN:404136566X
森村誠一 角川書店 1994/11出版
15cm 284p
[文庫 判] NDC分類:916 販売価:\485(税別)
これは実話です、ノンフィクションです、もしお読みになっていませんでしたら、
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有名な著書なので、たいていの本屋さんにもあります。
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そもそも、太平洋戦争の謝罪をしていないことが、根幹ですが
今年の文部省(今はなんて言うんでしたっけ)教科書審査が諸外国の
批判をあびています
特に韓国と中国の批判は強いです、当然です、膨大で悲惨な被害が
あったのですから。
日本は「えひめ丸」で、大騒ぎをしました、謝罪しないと騒ぎました
確かに悼ましいことでしたが、戦争となると桁違いの被害でしたから
謝罪しなかったら、日本人はどう思うでしょう!??
それを、未だにしていないのが、日本です
そのことを、更に「ねじまげた」教科書など作ったら、どうですか!
相手の立場に立てば、分かることです
子供は未来を担っています、その子供たちに嘘を教えたら、どうなる
でしょうか!??
また神風特攻隊みたいに死ぬことは国の為、家族の為、自分の為って
本気で思うような人間を育てたいのですか?
どんなに教科書を、ねじまげても、歴史は変わりません
かえって、歴史の真実・事実は、なおさら明らかになります
真剣に、大人になって反省しないと、日本は世界から孤立します。
それは太平洋戦争に至った道に、怖いほど、そっくり似ています。
教科書問題が、更に深刻である事を伝えた朝日新聞の記事があります
捏造された教科書しか使えない様になってきたのです。
☆彡 以下朝日新聞より転載。☆彡
教科書採択から「教師の意見」排除進む朝日新聞社調査
公立小中学校で来年から使う教科書を市区町村の教育委員会が選ぶ
「教科書採択」にあたり、教師らの調査機関が教科書を推薦したり、
学校ごとに希望をとったりする制度を廃止する例が全国に広がっている
ことが朝日新聞社の調査で分かった。
これらの変更は、歴史認識を巡って論議を呼んでいる中学歴史教科書の
編集を主導した「新しい歴史教科書をつくる会」の主張に沿っている格好だ。
実際に教科書を使う教師の意向が反映されにくくなる可能性があると、
反発も出てきている。
来年からの新教科書は4月に文部科学省の検定が終了し、
小学校155種類、中学校105種類が合格した。
採択手続きは8月15日までに各教育委員会で進められる。
朝日新聞社は全47都道府県の教育委員会に、市区町村や共同採択を行う
「採択地区協議会」で、手続きを改めたところがあるかなどを尋ねた。
その結果、29都道府県が「ある」または「指導している」と答えた。
手続き変更は今春以降相次いでおり、教師の意向を採択過程から遠ざける
形の変更が目立った。
市区町村の採択手続きでは、教科書の内容を比較する資料を教師らによる
調査機関が作るのが通例だ。
多くの地域ではこの段階で推薦対象を絞り込んだり順位を付けたりしていたが、
栃木県や京都府、長崎県など15都道府県では、全域または一部地域で、この
「絞り込み」をやめるなどする。
各学校ごとに教師の希望をまとめて集計するといった仕組みは「学校票」制度
などと呼ばれている。
神奈川県は全域でこれを廃止した。
存続を求める請願も県教委に出されたが否決された。
東京都でも中央区や武蔵野市が同様の制度をやめるなど、見直しが相次いでいる。
文部科学省が採択手続きの改善を図るとしてモデル事業を委嘱している
広島県も、全域で「学校票」制度を禁止した。(03:05)
☆彡 以上、転載終り ☆彡
いったい、日本はどうなるのでしょうねー
とても怖いです。
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(2001.06.04 追記)
教科書問題討論番組の虚構
深夜の番組で、教科書問題討論番組を生放送していた
虚構だった
製作者側は、政府のお墨付き学者で立場も保障され自信に満ちていた
反対者側は、弱い立場なのに、勇気を持って立ち向かっていた
お墨付き学者は資金も資料も豊富で、言葉尻を捕らえて話しを反らす
東大教授などで、それなりに頭の回転はいいが、本質を間違えている
根が深く長期に渡ってもめているから、今簡単に説明するのは、一見
難しそうに思われるかもしれないが、実は簡単なことだ
戦争犯罪が無かったか、有ったかの違いと言っていい
政府御用達学者は、当然過去の日本の起した戦争は日本は悪く無いと
沢山の数字、資料を元に語る
朝鮮併合も中国侵攻も、欧米の列強もやっていた、自衛手段だったと
いうのが、基本だ
反対論者も、これに対して、明確な反対論が出せないでいる
ぼくが、それを語りたい
実に「比較文化人類学的」に、説明できる
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
日本人は、日本人の生命を大切にしない
日本人は、日本人の自由や平等や、人権を尊重しない
日本には、第2次世界大戦終結まで、真の自由や平等が存在しなかった
アメリカによって、人間にとって、いちばん大切なものがもたらされた
アメリカは自国の兵士も大切にしたし、捕虜も大切にした
日本は日本兵も無益に犠牲にしたし、捕虜や他国人を大切にしなかった
ぼくが憲法改訂に反対なのは、日本人が逆立ちしても、太陽が西から
昇っても、今の平和憲法を創ることは不可能だからです
もし日本が第2次世界大戦に勝利していたら、日本はどんな国になって
いたか、東南アジアがどんなことになっていたか
想像しただけで、恐ろしい
学生まで、神風特攻隊にさせられ続けたことでしょう
日本の将来を担う学生を殺す国が、近隣外国の人命をどう扱うかは
怖いくらい、分かる
そうなっては、いけないと教えるのが、有るべき教科書で
同じ過ちを繰り返すのが、悪い教科書だと、僕は断言します
たったひとりの生命や自由を、蔑ろにする国は、間違っている