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9-5.何も信じられない?「辻元議員」



(2002.03.31) (イースターのこの日に)

ぼくが言いたいのは、国民は騙されてはいけない、辻元さんも犠牲者だということです。

犯罪には不起訴になるような軽犯罪もあれば、強盗殺人、放火殺人、ではまず死刑ですが
両方重なった強盗・放火・殺人犯となれば、ほとんど死刑です。

政治家にも、同じことが言えます。

公務員にも、同じことが言えます。

辻元さんの場合、年間最大の1千万円の全額を別に使ったとしても、月額100万円にも
なりません。

鈴木宗男氏は、どうでしょうか?
資金集めの達人で、若手議員などに資金を渡し自己の権益を拡大していたことは事実です
何十億、という金額です。

加藤紘一氏もそうです。9000万円を5万円以下に小分けしたそうです。
しかも、9000万円は、ほんの一部でしょう。

公務員は、国民の血税を、私腹に費やしたり蓄えたりしても、ぜったい「懲戒免職」には
なりません。
信じられないことです。

<整理しますと>
辻元さんは、確かに違法行為をしたので、弁明は出来ません。
しかし、犯罪にも軽いものと、死刑になる重罪まであるように、罪の重さ、問題の本質を
見極め、政治に反映させる責任は、私たち国民にある、ということを言いたいのです。

日本のテレビや新聞などのマスメディアは、ほとんど政府広報機関ですから、辻元さんと
鈴木宗男氏や加藤紘一氏との違いには触れません。
逆に、辻元さんや社民党や野党を、これ幸いと、一気に追い詰め、自民党を正当化させて
います。

ある人は、こう言うでしょうか?
「刑の軽重を言うのは卑怯だ、犯罪は犯罪である。政治家も政党も何にも信じられない」

こうなっては、日本はお仕舞いです。
だから、ぼくは今、お伝えしていますし、このホームページも全てそのためです。

僕も貴方も、完璧にはなれません。
人間は、過ちも犯しますし、誘惑や苦痛にも弱い生き物です。

政治家もそうです。
辻元さんも、そうです。
ブローチのピンが刺されば、血が出ます。

欧米の政治家は名誉を欲しがります。しかし一緒に財産は手に入るどころか、政治活動の
ために、私財を費やすほど、活動はボランティアです。

日本の野党は、欧米に近い状態にあります。
ですから、辻元さんは、より活動したくて資金を流用しました。
自民党のように、犯罪に慣れていなかったので、5万円以下に分割するとか、ノウハウを
知らなかっただけです。

しかし自民党は、名誉と権力と財産を、全て手に入れています。

この違いに、気付いてください。

完璧な政治家は、いません。
完璧な政党も、存在しません。

一番信頼できる、国民のために活動してくれる政治家、政党を支持しなければなりません。

自民党は、実際は既に崩壊しています。

ぼくのHPのあちこちで書いていますが、
40%の支持率があれば、政権を維持できる小選挙区制
地方に行けば、1票単位で投票が捕捉される選挙の実態
1票の格差が2.5倍以上あるのに憲法違反にならないから、生き残っているゾンビです。
日本を、これ以上ダメにさせないためには、国民が目覚めなければなりません。

談合もしばしば事件になりますが、談合が日常化しているのは、周知の事実です。
それを、事件になるたび「有ってはならないことです。」と言う日本人。救いようが無い

お上にすがって、奴隷として生きるのが、いちばん幸せなのでしょうか。

小泉氏や石原氏に、命令形の言葉を吐かれて、喜んでいる日本人。

とんでもない、誰に口きいているんだ!、と言い返しましょう。
あなた方は、国民のために生きる道を選んだ公僕です。

それが出来ないなら、不信任案や、リコール活動で罷免出来ます。

今日は復活祭(イースター)です。人類がくびきから解き放たれた記念日です。

日本経済は、ますます悪化しています。
資産や権益も、外国へ移動しています。

公的資金を何百兆円と注入しても、不良資産が増え続ける大銀行。

政治家が、誰のために活動しているか。
政党が、何を理念とし、誰のために活動しているか。

表層に惑わされずに、問題の本質を見抜く眼を培って、日本を再生させましょう。

<政党を辞めることと、議員を辞めることの違いについて。>
これもワイドショーで、辻元さんに不利な言われ方をしているので、変わって弁明します。

「党に所属する」ことは、「一生をその党の精神で生きます!」という意味です。

ですから、党員になることは並大抵の覚悟では出来ないことです。
そして、どんなことがあっても、一生、続けるでしょう。

過ちを犯しても、生き方は変えられません。
人生の価値観は、簡単には変えられません。

ですから、辻元さんの生き方は、真面目で誠実で、正直な生き方です。

一方、鈴木宗男氏や加藤紘一氏は、どうでしょうか。
党には迷惑を掛けたので辞めますが、議員は(旨みが沢山あるので!?)辞めません。

これは、おかしなことです。
党を辞めるということは、先ほど言いましたように、思想信条を変えることです。
自由民主党のやり方、生き方は誤りでした、自分の生き方に会わないので袂を別ちます

そういう意味でなければ、詭弁です。 誤魔化しがあるのです。

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辻元衆議院議員(社会民主党)が、議員秘書の給与に関して、政治資金規正法に違反した
ということで、議員離職をしましたが、マスメディアはほとんどバッシングですね、でも
ぼくは、おかしい、日本のおかしな部分が現れていると思います。

まず、失礼とは思いますが、辻元さんの違法行為について、よく調べてみましょう。

最大の焦点は、辻元さんの問題でクローズアップされた政策秘書の問題でしょう。
政策秘書制度は94年、国会議員の政策立案能力を高める狙いで創設されました。
それまで、国費から給与が支給される公設秘書(2人まで)と、政治家が自費で雇う
私設秘書に分けられていたが、秘書業務の大半は地元支持者への応対など、
選挙活動につながるものに充てられてきたとの指摘があったためだ。
しかし、公設秘書の増員が議論の発端だったこともあり、
「政策秘書新設はそのカムフラージュだった」との声もあります。

こうした経緯から、政策秘書の位置づけはあいまいな面が多く、
1.国費を使うのに議員が個別に任命する
2.職務規定がない
3.公設を含めて「秘書の在職期間10年以上」などの条件を満たせば無試験で資格を
  得られる――などの問題点が指摘されている。このため、以前からの秘書が政策秘書
  と名を変えただけで、公設秘書より高い給与を受け取りながら、制度が期待する政策
  立案に実際には貢献していないケースも少なくない。

辻元さんの例のように、政策秘書の給与を事務所で吸い上げ、私設秘書の給与や事務所経費
に回す悪弊が生まれるのもこのためだ。
自民党の山崎幹事長も24日のフジテレビの番組で、
「過去に割合行われていた。政策秘書の給与は1番高く、それを経費に使いたいという
ことは考えられる」と指摘した。

秘書の給与はいくらか?、ですが

国会関連法は議員一人当たり三人までの公設秘書を認めている。
年収一千万円前後の政策秘書と第一秘書、年収七百万円前後の第二秘書で、いずれも国家
公務員特別職の身分である。

今回の辻元さんの違法行為は、年間1千万円ほどの給与の一部を事務所に寄付させたこと
そのことを、5万円以上の寄付は届出る義務がある、政治資金規正法に抵触する、という
のが、全貌です。
金額は明確に公表されていないので、ここではふれません。

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政治活動の公正さを確保するため、政治資金の収支公開と授受の規制などを定めた法律。
1948年に制定された後、たびたび改正され、99年12月の改正では、政治家個人に
対する企業・団体献金が原則的に禁止された。
現行法では、個人から政党などへの献金は年間2000万円以内、政治家の資金管理団体
などに対する献金は年間1000万円以内。
年間5万円超の献金については、献金者の氏名と金額を収支報告書に記載する義務がある。
違反した場合、5年以下の禁固または100万円以下の罰金が科せられる。

社民党の辻元政審会長の秘書給与疑惑では、辻元氏が登録していた元政策秘書から
自分に寄付があったが、政治資金規正法に基づく申告をしていなかったことを認めた。


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