システムの復元の整理
システムの復元は、WindowsMeから付加された機能です。自動的にシステムのバックアップポイントを作成し、システムのトラブルがあったときに、そのポイントに戻す事ができます。
ただ、WindowsUpdateをしておかないと、復元できないバグがあります。
また、システムの復元ポイントに戻すときに、よくトラブルを聞くので、頼りすぎるのもよくなさそうです。
「非常時のためのツールの1つ」くらいの気持ちで使ってください。
このシステムの復元のバックアップポイントは、設定された上限まで、どんどん増えていきます。
知らないうちに、ハードディスクの容量を減らしてしまうので、パソコンの調子のよい時に、復元ポイントを整理しておきましょう。
「システムを復元しない」のチェックを入れたままにして、システムの復元を使用しない場合、パソコンへの負荷はかなり減ります。
その際、バックアップはご自身でお願いします。
また、WindowsMediaPlayer9のようにシステムの復元ありきのソフトをインストールする際は一時的に有効にするなど臨機応変に対処してください。
復元ポイントに使用されている容量の確認方法
- スタート→プログラム→アクセサリ→システムツールから「システムの復元」を開く
- 「以前の状態に戻す」を選択して、実際に復元ポイントがあるかを確認する
- 「キャンセル」クリックして、閉じる
- コントロールパネルから「フォルダオプション」を開く
- 「すべてのフォルダファイルを表示する」にチェックを入れる
- 「適用」「OK」をクリックする
- エクスプローラーを起動する
- Cドライブ以下にある「_RESTORE」フォルダを探す
- 「_RESTORE」フォルダを右クリック→プロパティより、サイズを見る
このフォルダのサイズが、復元ポイントのために使用されている容量です。
もっと詳しく見たい方は、フォルダオプションで「保護されたオペレーションシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外してください。
(確認後は、元に戻しておいたほうがよいでしょう)
復元ポイントに使用される最大容量の確認方法
- マイコンピュータアイコンを右クリック
- プロパティからパフォーマンスタブを開く
- ファイルシステムをクリックし、「ハードディスク」タブを開く
- 「システムの復元に使用するディスク領域」を確認する
最大で、ハードディスク容量の10%くらいでしょうか。
最小は、200MBだと思います。
(200MBないと、システムの復元が機能しないそうです)
復元ポイントの整理方法
以前に作成された復元ポイントを削除して、ハードディスク容量を増やします。
環境によっては、時間がかかることもあるので(30分~1時間とか)、時間に余裕のあるときに実行してください。
方法1
- 上記の「システムの復元に使用するディスク領域」のつまみを最小にする
- 「OK」をクリックする
- ハードディスクのアクセス音が終わるまで何もせずに待つ
- 終わったら、「システムの復元に使用するディスク領域」のサイズを調整して閉じる
方法2
- マイコンピュータアイコンを右クリック
- プロパティからパフォーマンスタブを開く
- ファイルシステムをクリックし、「トラブルシューティング」タブを開く
- 「システムを復元しない」にチェックをいれて「OK」
- パソコンの再起動をし、ハードディスクのアクセス音が終わるまで何もしない
- 終わったら、同様の手順で、「システムを復元しない」のチェックをはずす
(システムの復元機能を使わない場合は必要ありません)
終わったら、「_RESTORE」フォルダのサイズを確認してみましょう。
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