もさゆらはどこから?

僕は「もさゆら」というハンドルを使ってます。初対面の方からは「さゆもら」とか「サルモネラ」とかいろいろ間違われます。いくらなんでもサルモネラは間違えすぎだろうと思いますが。

変わったハンドルのためかその由来をよく聞かれるので、ここで紹介しておきたいと思います。

この名前はドラクエから来てます。とだけ言っても何のことかわかんないでしょうから、順を追って説明します。昔、ファミコンというゲーム機で、ドラゴンクエスト2というゲームがありました。

当時のゲーム機には、まだバッテリーバックアップやメモリーカードという記憶媒体が搭載されておらず、ゲームを中断する場合には「復活の呪文」と呼ばれるパスワードをメモしておき、次に再開するとき、そのパスワードを入力する必要がありました。

この「復活の呪文」というのが曲者で、写し間違い、入力し間違いなどで泣く人が後を絶ちませんでした。特に写し間違えた場合は、そのゲームの続きをプレイ不可能になってしまいます。

しかし極希ですが、間違って入力した呪文でもゲームを再開できる場合があります。それが今回紹介するパターンです。

最初、僕はドラクエ2の主人公に自分の名前を付けてゲームを始めました。順調にゲームを進め、最後のボスと対決する段階になったとき、ふと主人公の名前を見ると、「もさゆら」になっていました。

復活の呪文を入れ間違えたんだと思い、前回の呪文でゲームを再開してみても「もさゆら」のまま。前々回は…やっぱり「もさゆら」。どんどん呪文をさかのぼっていき、Lv11前後でやっと僕の名前がでてきました。かなり序盤の方ですね。

持ち物やLvなどはそのままで名前だけが変わっていたため、全然気がつかなかったんですね。画面上にも常に表示されてたハズなのに。鈍感とか注意力散漫とかいうレベルを通り越してます。

以上が「もさゆら」誕生秘話です。この単語、僕の美的感覚に訴えるものがありまして、ゲームなどで名前を入力するときは常用することになりました。かれこれ10年以上のつき合いになります。

変わった名前なので他人と重複するコトはないだろうと思って使い続けてきたんですが、似通った名前が意外と大勢存在するようでネットの世界は広いですね。そろそろ変名どきかな。