仕事帰りにボーリングをしに行く。同僚の１人がものすごいスイングでぐにょぐにょ曲がるスピンボールを投げてみんなを驚かすが、ボールはピンにはじかれて明後日の方向に跳ね返される。スコアはオールガターだった。
仕事帰りにボーリングをしに行く。同僚の１人がものすごいスイングでぐにょぐにょ曲がるスピンボールを投げてみんなを驚かすが、ボールはピンにはじかれて明後日の方向に跳ね返される。スコアはオールガターだった。
同僚の女性が、魚屋さんがよく付けているような前掛けを腰に巻き、片手で電車を持ち上げながら笑顔で襲いかかってくる。
便器に腰掛けて用を足していると、目の前のタイルがめくれあがって床から新たな便器が現れる。便器のフタがひとりでに開き中から水が溢れかえってくる。
僕はあわててトイレシュポシュポをつかみ、便器の詰まりを除こうと一晩中がんばる。
「歯二度と虫歯にならない」と噂の歯磨き粉を買ってくる。さっそく歯ブラシでゴシゴシすると、ポロポロと歯が抜け落ちてしまう。確かに虫歯にならなくはなる。
見知らぬ土地に独り転勤する。初めての出社日、電車に乗ろうとすると、駅員に声をかけられた。なんと駅員は小学校時代の同級生だった。
駅を降りたところでタクシーを拾った。なんとタクシーの運転手も幼稚園児代の幼なじみだった。
同僚から１時間に１回電話がかかってきて、「24を24時間見よう」と催促され続ける。
口紅に凝り、いろんな口紅を買っては自分の唇に塗ってみる。
カメレオン口紅という口紅が新発売されたので塗ってみると、見事な保護色となって下地の唇の色をそのまま再現する。
あまりの凄さに感心したが、よくよく考えてみればただのリップクリームと変わらないという事実に気が付く。
朝あいさつを交わした人が、夜見た新聞で１週間前に事故死していたことを知る。
嵐の夜、姿見の鏡で裾を正していると、僕の背後を僕が通り過ぎていく姿が見える。
しっかり戸締まりしたはずの玄関がわずかに開いており、床が水浸しになっている。
恐喝を生業とするマフィアが隣町の西ノ宮に現れる。僕は巨大なドライヤー型マシンガンを抱え、千葉真一とともにマフィア討伐にでる。
電車で西ノ宮へ向かったが、千葉真一は駅をでた直後落とし穴にはまり、あっさり力尽きる。僕がマフィアたちに狙いをさだめてマシンガンの引き金を引くと、マシンガンの上部にある「Ｌ－Ｒ」と書かれたLEDがピカッと点灯した。マシンガンだと思っていたら、馬鹿デカいだけのICレコーダマスコミなどがよく使っている携帯用録音機材。だった。
朝起きてカレンダーを見る。今日は月曜のはずが、なぜか金曜になっていた。明日は休みなのでラッキーだと思い、ウキウキしながら仕事をこなす。
次の日。朝起きてカレンダーを見ると、また金曜になっていた。また明日は休みだと思い、ウキウキしながら仕事をこなす。
さらに次の日。やっぱり金曜だった。理由はわからないが、とにかくこれから毎日、明日は休みだと思うとウキウキが止まらなくなる。
よく考えればずっと平日が続くだけだというコトにハイテンションな僕が気づくはずもなかった。
区画整備で、僕が住んでいるマンションか隣に建っているマンションのどちらかが取り壊されることになる。
マンションの住人たちは、自分たちが生き残るために熾烈な嫌がらせ合戦を始める。僕は我がマンションのホープとして数々の嫌がらせで活躍したが、相手マンション側からスヌーピーグッズの賄賂を提供されてあっさり寝返る。
TVを見ていると、番組が緊急ニュースに切り替わる。
切羽詰まったアナウンサーの解説によると、凶悪な怪獣２匹が日本に上陸し、大暴れしているらしい。そしてTVの映像がスタジオから現地のリポートに切り替わった。
TVには喧嘩している会社の同僚２人が映っていた。
捕まった理由はわからないが、僕は刑務所で暮らしていた。仲のいい囚人たちと長年にわたって綿密な脱獄計画を練り、とうとう決行日を迎える。
先に牢獄を抜け出した仲間が刑務所の電気を一斉に消し、看守たちが混乱している隙に逃げ出す予定だったが、僕の牢獄の明かりだけはうまく消えず、真っ暗な中で１人だけスポットライトを浴びたかのように目立って焦る。
それでも何とか逃げ出し、他の仲間と合流するが、一緒に脱獄した仲間の中に裏切り者がいて、あとちょっとで逃げ切れるというところで軍隊に包囲される。
裏切り者の正体は、頭からタケコプターを生やしたタケコプター星人だった。
会社の先輩が美味しい活け作りをおごってくれるというので料亭までついて行く。
店では、いけすの中でフェレットが泳いでいた。僕はとても食べる気になれなかったが、先輩はじっといけすを眺めて、板前に「あのフェレット」と指定して料理してもらっていた。
フェレットを助けてやろうといけすに手を伸ばすと、先輩が「ココのフェレットは鉄製の牙をはめられてるから、噛まれると指がちぎれるよ」と言い出した。
フェレットの口をよく見ると、確かに銀色の鋭い牙がはめ込まれていた。
自宅で飼っているフェレットの様子がおかしいので首根っこをつかんで持ち上げると、皮がズルズルとむけて、中からグレムリンのような奇っ怪な生き物が出てきた。
健康診断で血圧を測ってもらうと、医者から「血圧がないですね。これはもう死んでますね」と言われる。
美味しいとちまたで大人気のカマボコを買うため、販売元のVodafoneショップに長蛇の列ができる。僕も並んで注文してみると、串刺しにされたチョウチンアンコウが出てきた。
一軒家を購入するが、引っ越した翌日から契約してもいないのに朝刊が届くようになる。誰が届けているのか調べようと毎朝見張っていたが、いつも気が付いたらポストに朝刊が入っていて気味が悪い。
たまたま近所に住んでいた会社の上司に朝刊の話をすると、上司も「昔からいつの間にか朝刊が届いていて不思議に思っていた」と話してくれた。
上司は他の新聞社と契約して謎の新聞配達に抵抗を試みたが、翌朝「ギャー！」という悲鳴とバリバリと何かを噛み砕くような声がし、契約した新聞が届くことはなかった。上司は怖くなってそれ以上の追求をしなかったらしい。
誕生日に中世ヨーロッパ風の洋館をプレゼントされる。室内に蛍光灯は一切なく、明かりはランタンかロウソクのみ。
とても豪華だったが、貧乏性の僕は狭いところが好きで、隣に建っていたワンルームマンションを借りて、そこで暮らした。
高校に進学して初めての授業の日、同じクラスにモーニング娘。がいた。他の学生達はモーニング娘。と同じクラスになれたと大騒ぎしていた。
僕は見た。授業中、モーニング娘。の１人がアクビした拍子に、一瞬だけ制服が黒と黄色のちゃんちゃんこに変化したのを。
１年経ったある日、突然モーニング娘。が登校しなくなった。それから数日が過ぎたある日、ふと教室から窓の外を見ると飛行船から手を振る鬼太郎の大群がいた。
モーニング娘。の正体は鬼太郎だった。
仕事中、他チームのリーダーにいきなり怒鳴られる。
「なんでやねん！ ８万円のスーツ着てるとか言うて、なんで本当はユニクロのスーツ着てるって正直に言わへんねん！」その声を聞いていた他チームのリーダー達も、「そうなんや…ユニクロなんや」と言いながら僕から離れていった。
親父と２人で機関車トーマスに乗って、道なき道を進む放浪の旅に出る。
ジャイケンに負けて同僚と結婚する羽目になる。
親から実家を新築したと連絡があったので見に行くと、かつて家のあった場所に巨大な紙袋が置かれていた。