海面がブクブクと泡立ち、全長50mの大仁田厚が日本に攻めてきた。
海面がブクブクと泡立ち、全長50mの大仁田厚が日本に攻めてきた。
朝、会社に出勤すると我がチームのリーダーが休みだった。
当日中に提出しなければいけない報告書があったので、僕が代筆することになった。部長から手渡された要件定義書に目を通す。
「目玉のオヤジについて、A4用紙10枚以上」
うちのリーダー、普段何の仕事してるんだ? そんな疑問が渦巻きながら報告書を書き続けた。
超高層マンションの最上階に億ションを購入。しかし購入時に値切りまくったため壁と屋根がない。常に強風が吹き荒れ、デンジャラス極まりない。
寝室は幅40cmほどしかなく、死を覚悟して就寝に望まなければならない。寝相の悪い僕は引っ越し3日目にして寝返りで落下した。
時は戦国時代。僕は行商人として各地を旅して生計を立てていた。
次の貿易地へと向かう途中、通り雨に打たれてしまう。山中だったが幸いボロ屋の明かりが見えたので雨宿りをさせてもらうことにした。
ボロ屋で蓑に付いたしずくを払いながら長旅の疲れを癒していると、戸を叩く音がする。誰かが雨宿りにやってきたらしい。宿主が戸を引き、旅人を招き入れる。
ガンダムだった。
僕は思った。何でガンダムが戦国時代に。しかし宿主は気にしない。ガンダムは片手にハンマーをぶら下げたままボロ屋に入ってくる。
しばらくすると、また戸を叩く音がする。人のいい宿主はまた招き入れる。
ザクだった。
ガンダムとザクは目があった途端互いに武器を抜く。そして始まる激しい戦闘。
ボロ屋が吹き飛ぶ。僕は雨に打たれて風邪を引いてしまう。ガンダムとザクは雨で錆び付き動かなくなる。
髪が伸びてきたのでバリカンで丸刈りにする。散髪後に風呂で頭を洗い、布団に入って寝る。
朝、鏡で顔を見ると頭の前半分を刈り忘れている事に気づく。
部屋の中がガス臭い気がしてあたりを眺めると、台所のガス管に亀裂が入っていた。
対ガス爆発策として、(1)現在使用中の電化製品はそのままで新たなスイッチを入れない、(2)窓を開けて換気、まで行う。
ふうとひと息ついてタバコに火を付けたら爆発した。ガス管の亀裂を補修し忘れていたらしい。
ジャンボジェット機で旅行中に落雷にあい、第二次世界大戦中の浜松にタイムスリップしてしまう。
僕たちジェット機の乗客は「21世紀の科学力で戦えば無敵かも」と思ってジェット機で出兵するが、ただの民間機は空飛ぶ棺桶でしかなかった。
メッサーシュミットメッサーシュミットはドイツ軍の戦闘機なので本当は味方だと思います。よく知らんけど。に一瞬で撃墜された僕たちは日本軍からこっぴどくしかられ、全員が砂浜に出て海パン一丁で空に向かって竹槍を突く練習をさせられた。
バイク屋さんのショーウィンドーに飾られていた仮面ライダー用バイクが欲しくて欲しくてたまらない僕は、毎日指をくわえて眺めていた。
そんな僕を不憫に思ったのか、同僚のO氏がライダーバイクを買ってくれた。
さらに後輩のN氏が仮面ライダーの知り合いだということが判明し、僕にキックホッパーいじけまくることで変身能力を手に入れたネガティブな仮面ライダー。を引き合わせてくれた。幸せなひとときだった。