内容
1.ミュージアム・アクセス・ビューの活動紹介(鳥養)
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趣意書を配布、読み上げ
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2.ホームページの紹介(むかひら)
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スクリーンにホームページを拡大して映し出し、内容の紹介。
音声パソコンを使って音声による内容の読み上げもみんなで聞く。
目の不自由なひとにとってなるべく使い勝手がいいように工夫した点についての説明なども行った。
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3.外部の視察報告
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1) アメリカ視察旅行「芸術とヘルスケア」報告 (高橋)
デューク大学メディカルセンターでは病院内にふんだんに飾られている絵画や彫刻作品、ロビー内に作られた流水、花や緑、ピアノ演奏眼科の待合室に作られている触れるアート作品展示室敷地内のヒーリングガーデンなど、解放感と安らぎを与えてくれる環境作りが目指されている。
N.Y.のMOMA(現代美術館)ではバリアフリーを目指し、美術館の取組みとして目の不自由なひとたちのためのタッチツアーや、アート教室などが行われている。
2) 東京のグループMARの報告(阿部)
MARの活動内容について。
1999年に発足。それ以前から美術館のアクセス調査を行っている。
東京都立美術館との関わりや、アクセスマップの必要性や鑑賞方法の違いなど鑑賞ツアーに参加した報告とその後のミーティングで挙げられていた課題の報告。
3) 名古屋のグループ
名古屋YWCA美術ガイドボランティアグループ
名古屋から2名が今回参加。
1993年に発足し、地道に自然体で活動を続け、無理をしないことが長続きの秘訣。
目の見えるひとをガイドとは呼んでいるが気持ちは全くの対等。
美術館側も活動を続けていくことで理解を示してくれるようになった。
美術館の調査も行っているし、名古屋と京都でネットワークを作り、相互に情報交換や
美術鑑賞参加などもしていきたい。
名古屋のメンバーが神戸に引越す予定があり、神戸にも同様のグループを作りたい。
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4.自己紹介とフリートーキング
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○ツアーには参加されたことのない目の不自由なかたが自己紹介ははじめにしてほしかった、いったいどんな人たちがどこにいて、どんな集まりなのか最初に説明してくれる配慮がほしかったという意見が出た。
○大向さんが点図を紹介されると点図があると構図をつかむのにとてもわかりやすいという目の不自由なかたの感想が聞かれた。
○カンディンスキーの作品など抽象画はいったいどんな風な絵なのかイメージを伝えてほしいと光島さんからの質問に対して、むづかしすぎて自主的に応えるひとはいなかった。
また、詩にしたらどんな詩ができるのかも興味があると光島さんからの意見。
○参加者のなかの先天盲の人で言葉による説明だけではなかなかイメージがわかないが、なんとか絵というものがどんなものかを知りたいと思っている、また、自分は詩の情緒というものがよく理解できないので散文的な説明をしてほしいという意見が出た。
○参加者のなかで以前に目が見えていた人は白い画用紙に絵を描いていくように説明を聞きたいという要望が出た。
○10月末の大津で開催される”さわるアート「触覚の庭」”の概要説明とともに、会期中のスタッフやワークショップ参加の募集チラシを配布するとともに、主催者側のスタッフからもPRがあった。
以上、終了予定時間4時30分のところ5時30分まで延長になった。
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