NHKの取材の話から急きょ決まった鑑賞ツアー。
以前から候補に挙がっていた、近代美術館の常設展です。
近くにある美術館の所蔵の作品を知るという目的で行いました。
企画展のようにテーマはなく、洋画、日本画、陶芸、版画などなど、統べてのジャンルが網羅されています。
今回は、ツアー前に視覚障害の人とガイドの互いの興味を摺り合わせて、的を絞って鑑賞しました。
点図と立体コピーと両方制作したパブロ・ピカソの「静物−パレット、蝋台、ミノタウルスの頭部」や、放映のトップにでてきたモンドリアンの「コンポジション」、井上有一の書「風」、川端龍子、屏風絵「曲水図」などが印象的でした。
点図と立体コピーの両方を触れる資料として用意したのは、今回が初の試みでした。
輪郭などのイメージは立体コピー、細部のイメージは点図の方が優れているようで、両方を触る事で、さらにイメージが掴みやすいという視覚障害者の方の意見がありました。
取材というプレッシャーは殆どなく、ガイドする側される側双方が、語らいと新しい発見に、楽しい時間をすごす事ができました。
お気に入りのジャンル、作品を発見した方は、ぜひまた観にいかれてはいかがでしょうか。
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ツアー終了後、美術館前で。
後で、常設展は館内の撮影可と聞きました。残念!
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その後、いつものように喫茶店で一息。
ここでは、そのうち視覚障害者向けのワークショップをしてはどうか、という話がでていました。
ビューのテレビデビューDay!! となりました。 |