── やまだゆうこ報告 ──
今回のツアーは、夏といえば海!ということで少し遅い夏を感じに沖縄出身の版画家、名嘉ボクネンさんの作品展へ出掛けました。版画展はビューでは初めての試みです。
まず素材となる月桃紙や版木を実際に触らせていただき、版画とはどんなものかというイメージをつかむことからはじまり、多色刷版画であること、沖縄のイメージの確認をして鑑賞に臨みました。
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鑑賞は非常に盛り上がり、異例の鑑賞時間延長をするほど。
感想をうかがうと、音楽を感じたという方、たくさんの命が息づいているのを感じたという方、「沖縄に行ってみたい!」と思われた方もいらっしゃり、参加者の方それぞれに沖縄の持つ優しく雄大な空気を感じることができたようです。
また皆さん一様に「あれは何かの魂かなぁ」と気にされていた作品中の小さな丸は、沖縄の霊的な存在や風景に息づく自然の命の存在という解説をいただき、伝えあう中で、作者の心にかなり近づくことができたように思いました。
「無限の庭」というタイトルどおり、作品の世界に広がる無限の世界に遊び、楽しい夏の一時を過ごすことのできたツアーでした。
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