── あべこずえ報告 ──
東京のMARと福岡のギャラリーコンパ、そしてビューのメンバー (光島、山田、阿部)
各3名ずつと、美術館の学芸員7名と研究者5名の3日の合宿会議を終えました。
中身の濃厚な、ただただ話しあいばかりの時間をすごしましたが、
全体のテーマは、「自分たちのやっているこの面白い活動をどう伝えるか」
ということだったように思います。
例えば、言葉による鑑賞を、他の人に伝えるときにうまく伝えきれない、
視覚障害者の為だけにやっていると思われてしまうとか、
見えない人を誘っても、「美術はちょっと・・」と言われるとか、
そんな体験しないと伝えられないもどかしさ・・・、
また逆にそれぞれがこの活動で、どういうことに感動したのか何が面白い
のかを話し合いました。
また、見えない人、見えにくい人、美術館などそれぞれの立場にとって
私たちの活動の意義について考えました。
特に新しい言葉や概念を作ろうとか、ネットワーク組織を作ろうという
具体的な目標を掲げたのではなく、みんなで時間をかけて話し合ったことを
報告書にまとめることをこの会議の成果にしました。
この報告書は、美術館の学芸員、視覚障害者関連のボランティアグループ、
アートマネージメントや福祉を学ぶ学生たちを対象に見せるものとして
作成してもらいます。
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