「視覚に障害のある人とのことばに よる美術鑑賞」会議
 
 


2008年9月21日〜23日
場所 富士ゼロックス神戸スペースα

── あべこずえ報告 ──

東京のMARと福岡のギャラリーコンパ、そしてビューのメンバー (光島、山田、阿部) 各3名ずつと、美術館の学芸員7名と研究者5名の3日の合宿会議を終えました。
中身の濃厚な、ただただ話しあいばかりの時間をすごしましたが、 全体のテーマは、「自分たちのやっているこの面白い活動をどう伝えるか」 ということだったように思います。

例えば、言葉による鑑賞を、他の人に伝えるときにうまく伝えきれない、 視覚障害者の為だけにやっていると思われてしまうとか、 見えない人を誘っても、「美術はちょっと・・」と言われるとか、 そんな体験しないと伝えられないもどかしさ・・・、 また逆にそれぞれがこの活動で、どういうことに感動したのか何が面白い のかを話し合いました。
また、見えない人、見えにくい人、美術館などそれぞれの立場にとって 私たちの活動の意義について考えました。

特に新しい言葉や概念を作ろうとか、ネットワーク組織を作ろうという 具体的な目標を掲げたのではなく、みんなで時間をかけて話し合ったことを 報告書にまとめることをこの会議の成果にしました。
この報告書は、美術館の学芸員、視覚障害者関連のボランティアグループ、 アートマネージメントや福祉を学ぶ学生たちを対象に見せるものとして 作成してもらいます。



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