MTGとは?

(WHAT'S MTG?)


MTGとは、Magic: The Gathering(マジック:ザ・ギャザリング) の略称です。その内容を一言で表すなら、「コレクション性のあるカードゲーム」ということになるでしょう。いわゆるトレーディング・カードゲーム の先駆けとなるのが、このMTGです。

カードゲームといえば、すぐ思い浮かぶのが、トランプやウノだと思います。これらは、あらかじめ決められた数種類のカードを使って遊ぶカードゲームです。一方、MTGは、その種類が7,000種類以上にもなります。プレイヤーはカードを自由に組み合わせて、40〜60枚程度からなる「デッキ 」を作り、対戦相手と対戦をおこないます。(2人で遊ぶのが一般的ですが、3〜4人ぐらいでも遊ぶことも可能です。)

  1. ゲーム性とコレクション性
  2. 基本セットとエキスパンション
  3. 広がるMTGの世界

1.ゲーム性とコレクション性

カードは自分の戦略に合わせて、自由に組み合わせられるため、無限の可能性を秘めています。ただし、カード同士の相性もあるため、実際にまともに遊べる(デッキが回る)組み合わせはある程度特定されます。それでもその組み合わせの多さは相当なものになります。

また、MTGには、いくつもの物語が設定されています。それを想像させるような、幻想的で、独特な雰囲気のあるイラストの描かれたカードを集めていくのもMTGの楽しみのひとつです。古くから、MTGのためにアーティスト が様々な絵を描いています。アーティストごとに絵の特徴が違い、その違いを楽しんだり、それと物語を照らし合わせたりするのも、また違った面白みがあるでしょう。

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2.基本セットとエキスパンション

MTGには、基本セット と、それにさらに複雑なルールが追加された多数のエキスパンション があります。 基本セットは、1993年8月に数学者のリチャード・ガーフィールド氏 によって開発されたアルファ版(第1版)に始まり、現在までに第10版までが発行されています。

また、エキスパンションは、Arabian Nights(アラビアンナイト) に始まり、既に20以上のセットが発行されています。Ice Age(アイスエイジ) 以降は、大型エキスパンション(おおむね300種類以上のセット)の後に、二つの小型エキスパンション(おおむね100種類以上のセット)が発行される形になっています。この発行のスタイルを、サイクル と呼びます。そして、サイクルごとに背景世界が設定されており、サイクルの中のエキスパンションごとにストーリーが変化していきます。

これらの基本セットと、エキスパンションは、混ぜて遊べます。初めは基本セットから入り、上達したら、エキスパンションと、基本セットを混ぜて遊ぶといいと思います。

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3.広がるMTGの世界

開発された当初は、英語版のみの発行だったMTGも、版を重ねるごとに様々な言語に翻訳され、たくさんの国で販売されるようになりました。現在では、世界9ヵ国語に翻訳され、60ヵ国で発売され、プロ・カジュアル合わせて600万人(推定)のプレイヤーを楽しませてくれています。

そして、世界選手権をはじめ、高額な賞金のかかったトーナメント が開催されています。また、コレクション性 も非常に高く、アメリカを始め世界中にコレクターがいます。古い基本セットやエキスパンションのカードの中には、数十万円するものもあります。高額なカードでなくても、その不思議な絵に魅せられた人は決して少なくありません。

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