#15 設備>全自動給排水システム Ver4 (3)〜(5)  ゆうじ
動物&植物SIG FORUM8 #7412-#7414 94/6/15 より転載
ゆうじ  ID:ENM97597

自動水替え>自動給排水システムVer.4(3) ゆうじ


●自動水替えシステムVer4(子器)の説明


  *子器の使用法は親器と同じですが、接続方法が少し違いますので注意し
   てください。


   1.排水ポンプ接続端子(コンセントメス)
     親器で二股にした一方をここに接続します。

      2.増設出力端子(排水)(2ピン)
     二台目の子器を増設する場合に、その子器の増設入力端子(排水)
     に接続します。増設しない場合は空き端子です。

   3.増設入力端子(排水)(2ピン)
     親器の増設出力端子(排水)に接続します。
     二台目の子器の場合は、その子器の増設出力端子(排水)に接続し
     ます。
     つまり、増設出力端子と入力端子を使用して、すべてのシステムを
     連結させます。
     オーディオのピンケーブルの接続要領です。

   4.電磁弁接続端子(排水)(2ピン)
     排水用の電磁弁を接続します。

   5.給水ポンプ接続端子(コンセントメス)
     親器で二股にした一方をここに接続します。

   6.増設出力端子(給水)(2ピン)
     子器を増設する場合に、その子器の増設入力端子(給水)に接続し
     ます。増設しない場合は空き端子です。

   7.増設入力端子(給水)(2ピン)
     親器の増設出力端子(給水)に接続します。
     二台目の子器の場合は、その子器の増設出力端子(給水)に接続し
     ます。

   8.電磁弁接続端子(給水)(2ピン)
     給水用の電磁弁を接続します。

   9.システム連結入力端子(2ピン)
     親器の連結端子をここに接続します。

  10.システム連結出力端子(2ピン)
     2台目子器の連結入力端子へ接続します。

  11.OFF端子・スイッチ延長端子・センサー接続端子端子、コンセン
     トは親器と同じです。



●使用方法(子器・親器)

  *上記の準備が出来たら、実際にシステムを動作させてみます。
   動作と言っても、いろいろな動作をさせる事が出来ますので、順に説明
   します。

  1.標準動作
    この動作は、スタートスイッチを押すことで動作します。
    スタートスイッチを押すと、排水ポンプが動き、同時に電磁弁(排水
    )が開き、排水を開始します。
    この時OFF端子に接続した、濾過ポンプ等は停止します。
    メイン水槽に設置したセンサーのE2まで排水すると、排水ポンプが
    停止し、同時に電磁弁(排水)が閉じます。
    排水を終了すると直後に給水ポンプが動き、同時に電磁弁(給水)が
    開き、給水を開始します。
    センサーE1まで給水すると、給水ポンプが停止し、同時に電磁弁(
    給水)が閉じます。
    この時OFF端子に接続した、濾過ポンプ等が動き始めます。
        これで標準動作は終了です。

  2.給水オンリー動作
    この動作は、リセットスイッチを押すことで動作します。
    水の蒸発又は、手作業の糞取り作業等での少量の排水した場合に使用
    します。
    糞取り作業等を行った後にリセットスイッチを押すと、排水動作を飛
    ばし、すぐに給水動作に入ります。
    勿論、E1まで水位が上がると自動的に停止します。
    これで、給水オンリー動作は終了です。

    注意=この動作は、水位がE1とE2の間にある時のみ有効です。

  3.設定以上の排水動作
    この動作は、センサー短絡スイッチをONにした状態で、スタートス
    イッチを押します。
    薬浴後の水替え等で、設定量以上の排水を必要とする場合に使用しま
    す。
    まず、センサー短絡スイッチをONにし、スタートスイッチを押しま
    す。
    これで、直ちに排水動作を開始しますが、水位がE2になっても排水
    動作を続けます。
    水替えをしたい量だけ排水した時点で、センサー短絡スイッチをOF
    Fにすると、直ちに給水動作を開始し、水位がE1になると自動的に
    停止します。
    これで、設定以上の排水動作は終了です。

    注意=この動作は、常に満水状態ですと言う、疑信号を送るためセン
       サー短絡スイッチをOFFにしないかぎり、排水動作を行い続
       けますので十分注意してください。
       排水パイプを水槽の底面より少し上げておく等の、安全対策を
       しておくと良いでしょう。

  4.設定以下の排水動作
    産卵後等の様なごく少量の水替えをする場合に使用できます。
    通常の水替えと同様に、スタートスイッチを押して動作を開始し、水
    替えしたい量だけ排水した時点で、リセットスイッチを押します。
    リセットスイッチを押すと直ちに排水をストップし、給水を開始しま
    す。

    注意=リセットスイッチを押し忘れた場合は、基本動作をして終了し
       ます。

  5.連動動作
    この動作は、親器と子器を使用する場合、子器の連動スイッチをON
    にしておくと、親器のスタートスイッチを押すだけで子器も一緒に動
    作します。

  6.補水システムの自動動作
    この動作は、補水システムのタイマー電源スイッチをONにすること
    により、親器のスタートスイッチを押した60分後に自動的に汲み置
    き水槽に補水を開始します。

  7.留守番動作
    「留守番機能の説明」で詳しく説明します。

●停電について

  待機中、動作中に停電した場合、その復帰動作は以下の通りです。

  1.待機中
    待機状態で停電復帰した場合、水位がE1まである場合は、待機状態
    のまま復帰します。
    水位がE1を切っている場合は、E1まで給水して待機状態になりま
    す。

  2.排水動作中
    排水動作途中に停電し、その後復帰した場合は、排水が途中であって
    も給水動作から復帰します。

  3.給水動作中
    給水動作途中に停電し、その後復帰した場合は、引き続き給水動作で
    復帰します。

●最後に

  先に書いたように、このバージョンを最終バージョンとしていますが、
  これ以上のバージョンになると、電子回路を使用しなくてはならなく
  なり、私の知識では不可能なのです。
  電子回路の知識をお持ちの方は、このシステムをそのまま電子回路で
  組む事が出来ると思います。
  そうした場合、更にコンパクトに仕上げることができ、今以上に多機
  能な物になり、パソコンなどでの制御も可能になるのではないでしょ
  うか?
  知識をお持ちの方は、是非チャレンジしてみてください。
  と言うことで、バージョンアップは不可能ですが、レベルアップはし
  ていきたいと思っています。
  「こんな機能があったら便利」と言う物があったらお知らせください。


                自動水替えシステムVer.4の説明
                            終わり




自動水替え>自動給排水システムVer.4(4) ゆうじ


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  *        自動補水システム  Ver.1       *
  *                              *
  *             説明書              *
  ********************************



●補水Ver1について

  このシステムは、ワンプッシュ又は無人にて水道から汲み置き水槽への補
  水を行います。
  システムには60分のタイムユニットを搭載しています。


●補水システム使用時に必要なもの

  1.システム本体
  2.センサー棒
  3.電磁弁(Ver4に使用する電磁弁と圧力設定が違います。)

●補水システムの簡単な動作原理

  スタートボタンを押すと、電磁弁が開き水道が汲み置き水槽に入閧ワす。
  この時、Ver4同様に濾過ポンプは停止します。
  指定した位置まで補水すると、電磁弁が閉じ水が止まります。
  この時点で停止していた濾過ポンプが動き始めます。
  留守番機能については後で詳しく説明します。
  また、Ver4と連動して使用すると、水替えを開始した60分後に自動
  的に補水をします。


●配管例(Ver1)


    メイン水槽へ
      ||
      ||       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|    | ̄ ̄ ̄ ̄|
      ||       || ̄ ̄ ̄||    || ̄ ̄||
      ||       || | ||    ||| ||
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      ||       || | ||      | ||
      ||       || | ||      | ||
      ||       || | ||汲み置き水槽| ||
      ||       || | ||      | ||
      | ̄<ポンプ> ̄ ̄ | |         | ||
       ̄ ̄      ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
                              ||
                              ||
             水道へ ̄ ̄<ベン> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
                 ̄ ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




●自動補水システムVer1の説明

  *センサー棒の準備
   センサー棒はVer4で使用した物と同じ部品を使います。
   長さに付いてはVer4と違いますので注意してください。

      ___
      |||
    | |||          |
    | ||E1         |
    | ||           |
    | ||           |
    | |E2          |
    | |            |
    | E3           |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

   E1==水槽の水が一杯の位置で切断します。

   E2==E1より1、2センチ長くしてください。

   E3==E2より2、3センチ長くしてください。

   注意==E2のセンサーは保持センサーですので、E1より2センチ以
       上は長くしないでください。
       また、差が1センチ以下だと水面の波うち等で、リレーのバタ
       ツキで接点損傷を起こしますので注意してください。



    *電磁弁の組み込み

   システムに使用する電磁弁はVer4に使用するタイプと設定圧力が
   違いますので注意してください。
   水道管を汲み置き水槽まで配管します。
   その水道管の間に電磁弁を組み込みます。
   安全のため電磁弁の前に、通常の蛇口を付けることをお薦めします。
   (水量調整も出来ますし)
   また、ミクロフィルター+活性炭フィルターを使用する場合は、電磁弁
   と水槽の間に取り付けてください。
   (ミクロフィルターはあまり水圧がかからない方が良いと聞いた事があ
   りますので・・・)

   注意=電磁弁を屋外へ取り付ける場合は、端子、コイルに水がかからな
      様に注意してください。故障の原因になります。
      また、冬場の凍結に注意してください。
   注意=Ver4で使用した弁と同様、方倹ォが有りますフで十分注意し
      てください。
   壕モ=Ver4の電磁弁で取り除いた金網はそのままにしておいて下さ
      い。
      ここで使用する弁はオリフィスタイプなので、オリフィスにゴミ
@     が入ると誤動作を起こす可能性があります。

  *推薦電磁弁
   メーカー========CKDコーポレーション
   機種==========J240−140

   Ver4で使用する電磁弁と外観的には同じですが、内部の構造が違い
   ますので、組み込みの際は間違わないように注意してください。


  *各端子の説明

   1.OFF端子(コンセントメス)
     Ver4の使用法と同じです。

   2.電磁弁接続端子(2ピン)
     水道管に組み込んだ電磁弁に接続します。

   3.親器連結端子(2ピン)
     システムに内蔵してあるタイマーユニットのスタート信号を受け取
     る端子です。
     タイマーを使用する場合は、必ず接続してください。

   4.センサー接続端子(3ピン)
     Ver4に同じです。

   5.コンセント
     システムのメイン電源を供給します。
     家庭用の100vに接続してください。

   注意=5番のコンセントは全ての配線終了後に接続してください。
      センサーを接続せずにコンセントを接続すると、直ちに補水動作
      をし、汲み置き水槽の水が溢れる事がありますので十分注意して
      ください。



●使用法

  *上記の準備が出来たら、実際にシステムを動作させてみます。
   このシステムには2通りの動作がありますので説明します。

   1.標準動作
     Ver4でメイン水槽を水替えした後には、当然水替えした量だけ
     汲み置きの水が減っています。
     この時、OFF端子に接続した濾過ポンプは停止しています。
     この状態でスタートスイッチを押します。
     スタートスイッチを押すと、水道管に組み込んだ電磁弁が開き、補
     水を開始します。
     E1まで補水すると電磁弁が閉じ水が止まります。
     この時、停止していた濾過ポンプが動き始め、次の水替えに備えま
     す。
     これで標準動作終了です。

   2.タイマー動作
     この動作はVer4と連動して使用した時にだけ有効です。
     当システムのタイマー電源スイッチをONにします。
     この状態で、Ver4の水替え動作をすると、Ver4から当シス
     テムのタイムユニットにスタート信号が送られて来ます。
     スタート信号が送られて来た時点から60分後に、標準動作を自動
     的に行います。
     この動作は、留守番機能でも使用します。


●停電について

   1.待機中
     待機中に停電し、その後復帰した場合、待機状態で復帰します。
     また、E1を切っている場合は、OFF端子に接続した物はすべて
     停止します。
     回路上OFF端子の復帰が不可能でしたので、停電が頻繁に起こる
     場合はヒーターの接続は避けてください。

   2.タイマー動作中
     タイマー動作中に停電し、その後復帰した場合は、復帰した60分
     後に補水を開始します。


                  自動補水システムVer.1の説明
                             終わり



自動水替え>自動給排水システムVer.4(5) ゆうじ

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  *       自動給排水システム  Ver.4       *
  *       自動補水システム   Ver.1       *
  *                              *
  *           留守番機能説明書           *
  ********************************

●留守番機能について

   この機能は、自動給排水システムと補水システムをタイマー連動させて
   フルオートで水替えを行う機能です。
   旅行、出張等にとても便利だと思いますが、勿論、普段の水替えにも利
   用出来ると思います。
   毎日、決まった時間に、出張してても、食事をしてても、彼女とデート
   をしていても(^^;、この機能がシステムをスタートさせてくれます。

   この機能を使用するには、別にタイマーの購入をする必要があります。
   タイマーはオーディオ等で使用するタイマーでなく、スタート、リセッ
   ト機能を持った物を使用してください。
   また、タイマーとシステム間を結ぶ配線をしなくてはいけないのですが
   必要な方は、こちらで部品・配線共、準備出来ると思います。
   自作される方は、「自作の説明」を参考にしてください。
   (補水システムのタイマーは、システム内に組み込んであります)

●タイマーの設定

   タイマーはOMRONのH3CR(DC12V用)を使用します。

  1.動作モードの設定
    タイマーには、A,B,B2,C,D,Eの6種類の動作があります
    が、水替えシステムではAを使用してください。
    他のモードでは正常に動作しないので注意してください。

  2.時間単位の設定
    時間単位には、sec,min,hre,10hreの4種類があり
    ます。

  3.目盛り数字の設定
    この設定は、タイマーの最大数値が、1.2、3、12、30の4種
    類があります。
    つまり、2の時間単位設定と組み合わせて設定を行います。
    例えば、時間単位設定をhreとし目盛り数字設定を30にした場合
    最大30時間までの設定が出来る用になります。

  4.時間値の設定
    セットダイヤルを好みの時間にセットします。

  設定例
   *三時間に一回の動作(こんな人はいないと思うけど(^^;)
    時間単位=====hre
    目盛り数字====3
    セット======3の位置

   *一日一回(ディスカス飼育等に)
    時間単位=====hre
    目盛り数字====30
    セット======24の位置(一日=24時間)

   *三日一回(お出かけ前のマゾテン浴等に)
    時間単位=====10hre
    目盛り数字====12
    セット======7.2の位置(三日=72時間)

   *一週間に一回(水草に使用出来るかな?)
    時間単位=====10hre
    目盛り数字====30
    セット======16.8の位置(一週間=168時間)

    *他にも色々な時間設定が可能です、好みの周期に合わせて設定して
     ください。(最大300時間)

●留守番機能の準備と動作

   ここでは、親器1台、子器2台、補水システム1台を使用して、24時
   間のタイマーセットした状態での説明をします。

  *準備
   1.親器のタイマー電源スイッチをONにします。
   2.子器の連動スイッチをONにします。
     (連動させる子器のみをONにして、連動させない子器はOFFに
      しておいてください。ONにしたシステムだけが時間経過後、動
      作します。)
   3.補水システムのタイマー電源スイッチをONにします。
   4.最後に、親器のタイマースタートスイッチを押します。

  *動作
   タイマースタートスイッチを押してから24時間後、親器と連動スイッ
   チをONにした子器が水替え動作を開始します。
   同時に、補水システムのタイマーユニットにスタート信号を送ります。
   スタート信号を受けた補水システムは、60分後に水道より汲み置き水
   槽に補水を開始します。
   以上の動作は親器のタイマー電源スイッチをOFFにしない限り、毎日
   行います。
      タイマー動作中にタイマーのカウントダウンをリセットするには、もう
   一度タイマースタートスイッチを押します。
   例えば、タイマーをスタートさせて6時間経過した時点で、もう一度ス
   タートスイッチを押すと、その時点から24時間のカウントダウンを開
   始します。
   つまり、最初にタイマースタートスイッチを押してから、30時間後に
   動作を開始します。

●停電について

  タイマー動作中に停電し、その後復帰した場合、タイマー機能は停止して
  しまいます。
  旅行中などに停電した場合、その後の留守番機能は働きませんので、旅行
  に出掛ける前に停電が無いように祈ってください(^^;

  停電復帰後にタイマースタートスイッチを押すことで留守番機能を再開し
  ます。

●予告

  自動給排水システムと補水システムを連動させる事で、フルオートでの水
  替えを行う事が出来ますが、気になるのは汲み置き水槽に補水した水の塩
  素です。
  少量の水替えでは心配無いと言うことなので良いのですが、それ以上の水
  替えをした場合が心配です。
  そこで、補水システムと連動させる、自動添加システム(液体塩素中和剤)
  考案中です。

                        留守番機能説明
                            終わり

                               [PCVAN] ENM97597 / [NIFTY] GFF01236
                                       (^o^)/゚    ゆうじ    (^o^)/゚