#33 餌>ブラインシュリンプの孵化 可良時寿子 可良時寿子 ID:KBB53931 魚の離乳食、ブラインシュリンプを孵化させる方法。 熱帯魚を飼育していると、『繁殖という好運な事件』が起こることがあります が、この時に悩まされるのが、生まれた仔魚の餌の確保です。 熱帯魚の仔魚の餌と言っても、魚の種類によって、必要な餌は様々で、プレコ のように苔の生えた石を用意する者とか、アロワナの様に、グッピーの子供を与 えなければならない者、はたまた、ドワーグーラミィの様に仔魚が極端に小さい 為に、インフゾリアとか、塩水ツボワムシを用意しなければならない者まで、 様々な種類の魚が居ます。 しかし、こういうのは例外的存在で、大体は、アルテミア(ブラインシュリン プの幼生)で間に合うことが多いのです。 熱帯魚ショップで、ブラインシュリンプと言うと二つの商品があります。 一つは、ブラインシュリンプの成体を冷凍した物、もう一つは、ブラインシュ リンプの卵を乾燥した物です。 冷凍したブラインシュリンプは、解凍してみると分かりますが、7日令(孵化 して7日以上育った)以上の、大きな個体を冷凍しており、かなり大きなサイズ で、シクリッド、グッピー等の、仔魚の小さな口には入りそうも有りません。 仔魚の餌に適当なのは、卵の方ですが、これは非常に硬い殻に包まれた「休眠 卵」で、こんな物は直接魚が食べることは出来ないので、そのまま与える物では なく、人工的に孵化させて、ブラインシュリンプの幼生を与えるのです。 ブラインシュリンプ(Brine-Shrimp 直訳すれば塩水に棲む海老)と言うのは、 濃度の高い海水域に棲んでいる、小さな甲殻類で、わが国にも、塩田が沢山有っ た時には、瀬戸内海地方の塩田などで、良く見かけることが出来ました。 このブラインシュリンプは、雨の後など、塩水濃度が下がると、水に浮く、殻 の硬い卵を産みますから、これが風に依って1カ所に吹き寄せられた物を集め、 乾燥した物が、ShrimpEggとして、熱帯魚ショップで売られています。 この卵は、休眠卵と言って、乾燥状態で、長期に渡って生きており、適当な条 件のもとでは、何時でも孵化させることが出来ます。 現在、わが国で販売されている、ブラインシュリンプの卵は、北米の Salt−Lake産の物が多いと思いますが、中国産の物が売られていたら要 注意です。 ブラインシュリンプは、産地に依って少しずつ種類が異なり、かって、ヒラメ の人工繁殖の時に、皮膚に黒い斑点が入る、「パンダビラメ」と言うのが沢山出 来ました。 こうなると見た目に汚く、商品価値がなくなると言う事で、養殖事業をする人 を悩ませましたが、パンダビラメが発生する原因は、仔魚に与えた中国産のブラ インシュリンプにあると突き止められ、以後、中国産の値段の廉いブラインシュ リンプは、殆ど輸入されなく成りました。 観賞魚に関しては、市場が小さく、ブラインシュリンプの産地と、魚の色の関 係の研究は、誰もしておらず、また、魚にとっては害になる物ではないと思いま すが、将来の観賞価値を落とす危険を冒してまで、中国産ブラインシュリンプを 使う理由はないと思いますから、必ず、産地を確認してから購入して下さい。 北米産のブラインシュリンプにも、採れる処に依って、24時間で孵化する物 と、48時間で孵化する物が有り、人に依っては48時間タイプの方が孵化率が 良いという人も居ますが、私の経験では、24時間タイプでも98%以上の孵化 率が得られますから、使いやすい24時間タイプを薦めます。 用意する物は、次の通りです。 a、ブラインシュリンプの卵。 b、エア・ポンプ(吹き出し口が二つ有る物)。 c、エア分岐コック2個。 d、エア・チューブ。 e、エア・ストン3個(1個は予備)。 f、500cc位の容器2個。 g、ティー・スプン。 h、コーヒー・ポット。 i、コーヒー・ドリップ用漏斗。 j、コーヒー・ドリップ用濾紙。 k、食塩(精製塩よりも粗塩がよい)。 l、ビューレット(スポイト)。 j、容器の蓋、2枚。 ブラインシュリンプの卵は、意外と高い値段で、テトラ社の円筒容器に入った 10g入りを買うと、1000円ほどしますが、日本動物薬品から販売されてい る、北米ソルトレィク産の425g入りの袋入りなら、7000円位で買えます から、グラム当たりの値段は、テトラの1/6位で、徳用です。 この袋入りは、少し多すぎると感じても、涼しいところに保管しておけば、2 年位は孵化率も落ちずに使えますから、無駄にはならないと思います。 ブラインシュリンプを孵化させるには、2%位の塩水に卵を入れ、エアレー ションする必要がありますが、エアが強すぎると、孵化容器の中で、塩水が強力 に撹伴され、孵化したブラインシュリンプが、砕かれて死んでしまうので、エア の強さを調整する為の、分岐コックが必要です。 ブラインシュリンプの孵化は、24時間以上かかるので、一つの容器のブライ ンシュリンプを使っている間、もう一つの容器で、翌日の為の孵化をする必要が あり、容器、分岐コック、エア・ストン、エア・チューブ等は全て二組用意し、 エア・ポンプも、吹き出し口が二つ有るものを用意します。 エア・ストンは、プラスチック製の軽い物では、浮き上がってしまうので、重 たい、砂を固めた物を使って下さい。 容器は、有り合わせの空きビンで良いのですが、卵殻(卵が孵化した後の抜け 殻)を取る時、作業がし易いように、口の大きな物を使って下さい。 ブラインシュリンプの孵化条件は、次の通りです。 a、食塩水の濃度は2〜2.5%。 b、水温約25℃ c、弱いエアレーションで。 d、24時間以上。 それでは、実際にブラインシュリンプを孵化させてみましょう。 先ず、1本の容器に25度位の水を入れます。 この水は、水道水を直接使ってよく、カルキに就いては、全く気にする必要が 有りません。(エアレーションされていますから、孵化するまでにカルキは空気 中に飛ばされてしまいます。) ここに、食塩を入れます。 この時使う食塩は、食卓用の精製塩ではなく、漬物などに使う、粗塩を使って 下さい。(間違っても「味塩」等は使わない様に)。 また、この塩に、人工海水の素を使えと言う人もいますが、そこまで神経質に なる必要は有りません。 食塩の濃度は、2〜2.5%が適当で、ティー・スプーンに山盛り一杯で、 12g有りますから、500ccの水なら、2.4%と成ります。 食塩濃度は、もっと低い濃度を奬める人もおります。 私自身は、直接確認をして居ませんが、このNETでも、「熱帯卵生目だか研 究所」の資料で、0.5%と言う食塩濃度の資料が紹介されたことが有ります。 しかし、私自身の経験によると、食塩濃度が2%以下になると、急速にブライ ンシュリンプの孵化率が悪くなるようで、余り良い成績が得られませんでしたか ら、値段の安い食塩を節約するのは、奬められません。 ここに、ブラインシュリンプの卵を適当に入れます。 使う量は、出来たブラインシュリンプを1日で与えきる量で、飼育する魚の種 類と、数にも拠りますが、ディスカスの場合、一腹の子供、約100匹を育てる 為には、ブラインシュリンプの卵は一日当り、約5g(軽いので量は多く見える が、ティー・スプーンに軽く2杯位)を使います。 慣れて来れば、ブラインシュリンプの入った袋から、目分量で適当に入れても、 大体いつも同じ量を入れることが出来ますが、スプーンを使う場合は、水分を袋 の中に持ち込むと、残った卵の品質が落ちますから、必ず、乾いたスプーンを 使って下さい。 この状態では、食塩は未だ溶けずに底に沈んでおり、ブラインシュリンプの卵 は、総て水面に浮かんでいます。 この容器を温度の下がらないところに、安定に置きます。 私は、魚を飼育している水槽そのものが、インテリアを兼ねたキャビネットの 中に収められており、このキャビネットの中が温度が下がらないので、水槽の蓋 ガラス(蛍光灯の横)に乗せて置くだけで、冬でも、何等支障なく、ブラインシュ リンプを孵化させています。 もし、こういう、暖かい場所がなく、吹きさらしの処に設置された水槽なら、 ブラインシュリンプの孵化容器に紐を付けて、水槽の水の中に半分程漬けて置く と、魚のためのヒータを、ブラインシュリンプの孵化容器の保温に兼用できます から、特別な保温装置は必要有りません。 ここに、エア・ポンプに繋いだ、エア・ストンを入れ、容器の中の水が、全体 にゆっくりと循環するように、エアの強さを調整して下さい。 エアが不足すると、ブラインシュリンプの孵化率が、悪くなります(場合に拠っ ては、殆ど孵化しないと言う失敗をする)。 逆に、エアが強すぎて、容器の中の水が、激しく掻き廻されている状態では、 孵化率は悪くなりませんが、孵化したブラインシュリンプの幼生が、砕かれて仕 舞い、一部が死ぬと、急速に水が腐り、残った幼生も、大量に死んでし舞います。 塩水の中で、エアレーションすると、泡が良く弾けて、周囲に塩を撒き散らし ますから、周囲の汚れを防ぐために適当な蓋を乗せて於て下さい。 私は、500ccのビーカに、ガラスで出来た「時計皿」と呼ばれる、湾曲し た蓋を乗せ、蓋に付いた水滴(塩を大量に含んでいる)が、蓋の中央から、容器の 中に戻る様にしていますが、あり合わせの蓋で充分だと思います。 こうして置くと、24時間タイプの卵で有れば、24時間後におよそ90%位 が孵化します。 つまり、24時間タイプと言っても、実際に24時間で孵化が完了するわけで は有りません。 実際に、98%以上の孵化率を得るためには、30時間くらい必要ですから、 夜、新しくセットして、翌々日の朝から使い始めると、孵化時間が36時間ほど 取れる為に、理想的な孵化が行えます。 次にいよいよ、ブラインシュリンプの幼生の取り出しです。 エアを止めたブラインシュリンプ孵化容器を、平らな机の上などに置き、静か に5分ほど放置すると、水面に、白っぽい褐色の粉が浮きますが、これは、ブラ インシュリンプが孵化した後の卵の抜け殻で、魚の食わせても消化できませんか ら、ビューレットを使って、表面に浮いた抜け殻だけを静かに吸い出し、これは 捨てます。 またこの段階では、孵化すべき卵は総て孵化しているので、抜け殻の処分は、 最初に一度すれば、後は何も残っていないはずです。 この作業をするとき、孵化容器の口が細いと、作業がやり難いので、出来るだ け、口の大きな孵化容器を用意する必要があるのです。 抜け殻を取り除いたブラインシュリンプ孵化容器の中は、綺麗なオレンジ色を して居り、生きたブラインシュリンプは、底の方に集まり、底の方が濃いオレン ジ色をしている筈です。 ここで、喜んで、ブラインシュリンプを取り出す前に、落ちついて、静かに容 器を持ち上げ、底の方から観察して下さい。 底に、僅かに黒い粉が沈んでいると思います。 これは、孵化できなかった(初めから死んでいたかも知れない)ブラインシュリ ンプの卵で、孵化条件が良ければ、ごく薄く、底にヘバリ付いているだけです。 (正常な場合で有れば、未孵化卵は、2%以下の筈です)。 もし、セットしてから30時間も経った後に、かなり多くの未孵化卵が残って いるようなら、食塩濃度、エアの強さ、孵化温度、卵の品質、その他に改善を要 する問題点が残っていることになるので、これらを一つ一つ検討し、技術を磨い て下さい。 ここまで来て、やっと、待望のブラインシュリンプの幼生の取り出しです。 古い本を読むと、 a ブラインシュリンプは明りに集まる性質があるので、 b 横から強い光を当て、 c 集まったところをビューレットで吸い出し、 e 塩水は元の容器に戻し、 f ブラインシュリンプは淡水で洗ってから、 g 魚に与える。 等と書いてあり、今でも、こんなやり方を受け売りしている人もいますが、これ は、ブラインシュリンプの入手が難しく、貴重品のように扱っていた時代に、容 器の中に、ごく僅かのブラインシュリンプを孵化させた時の話です。 また、使用済みの食塩水を元に戻して、再使用し、塩を節約しても、却ってブ ラインシュリンプの孵化率を悪くするだけですから、こんな手間な事はする必要 が有りません。 まず、未孵化卵の処理をします。 容器の底に多くの未孵化卵が黒い粉となって沈んでいる場合、ビューレットを 使って、未孵化卵だけを静かに吸い出し、これを捨てます。 残った容器の中は、オレンジ色の、ブラインシュリンプだけです。 塩水500ccに対して、卵を5gも使えば、光を当てて、一角に集めるまで もなく、水全体がオレンジ色になるくらいのブラインシュリンプが居るはずです から、これを軽く掻き廻し、容器全体のブラインシュリンプの濃度を均一にした 物を、100cc程(一回分の餌です)コーヒー用のペーパーフィルターで漉し、 塩水は元の容器には戻さず、捨てて仕舞います。 この時、分離された塩水を捨てる前に観察して下さい。 正常な孵化条件で有れば、分離した塩水は、完全な透明ではなく、少し白く濁っ た状態ですが、もし、この水がオレンジ色に着色されている様なら、エアレーショ ンが強すぎ、強力な撹拌作用で、折角孵化したブラインシュリンプが、砕かれて 仕舞っていることを意味しますから、今後は、エアレーションを少し弱める必要 があります。 逆に、分離した塩水が、完全に透明な場合は、ブラインシュリンプが殆ど孵化 しなかったはずですから、孵化条件を再検討します。 フィルターとして、色々試してみましたが、熱帯魚をすくう為の網とか、医療 用のガーゼでは、目が粗すぎ、男物の木綿のハンカチ等を使うと、丁度良いので すが、管理が大変なので、コーヒー用のフィルターペーパーを使い捨てにするの が、一番楽です。(毎回捨て無くとも、1枚のペーパーで1日は使えます)。 水を分離すると、フィルターペーパーの上に、オレンジ色した、ブラインシュ リンプだけが残りますから、ビューレットで、魚を飼育している水を取り、ブラ インシュリンプに掛けて、洗い流すようにして、一カ処に集め、いま掛けた水が 残っている中に、水と一緒にブラインシュリンプをビューレットで集め、魚に与 えます。 飼育する魚の幼魚には、多少の塩が与えられても害には成りませんから、ペー パーの上のブラインシュリンプに水を掛けるのは、ビューレットで吸い込み易く するのが目的で、洗浄が目的では有りません。 こうして、一度孵化させたブラインシュリンプは、その日の中に使いきり、夕 方、また、翌々日の為に、新しい塩水で、セットをします。 こういう使い方をすると、1本の容器では、ブラインシュリンプは1日置きに しか、供給できないので、孵化容器を2本用意し、1日ずらしてセットし、交互 に利用します。 なお、プロがブラインシュリンプを孵化しているところを見ると、大きな容器 (30cm位の水槽など)を用意し、ここに数日分の餌を賄える程の、大量の卵を 入れ、孵化したブラインシュリンプだけを掬い、ブラインシュリンプが少なくな ると、その上から新しい卵を追加すると言うやり方を採っている人が、結構居る 様ですが、この方法には、 a 新しい未孵化卵、ブラインシュリンプ、死んだ卵、抜け殻が何時も混在 しており、分離に手間が掛かる。 b 何日も前に孵化して、餌を与えられていない、栄養失調のブラインシュ リンプが、多くなる。 c 同じ塩水を繰り返し、何時までも使っていると、ブラインシュリンプの 孵化率が、悪くなる。 と言う欠点があり、皆さんには勧めることが出来ません。 ブラインシュリンプの孵化に使用するエアストンは、魚を飼育する水槽の中と 違って、汚れが溜り易く、5日位使っていると、水垢に因って目がつまり、エア の出が悪くなることがあるので、エアの量は、毎日確認して置いて下さい。 エア・ストンが詰まったとき、エア・ポンプからチューブを外し、このチュー ブを強く口で吹いてやると、通りが良くなりますが、何度もしていると、すぐに 詰まって駄目になりますから、こうなれば、予備のエア・ストンに付け替え、詰 まったエア・ストンは、再生します。 ゴミで詰まったエア・ストンを乾燥させると、ゴミが乾燥に因って縮み、一時 的に通気が良くなったように錯覚しますが、この場合、目に詰まったゴミが、水 を再吸収して膨張すると、半日も持たずに、また、目詰まりを起こします。 最近は、フランス製で、焼くことに拠って再生できる、金属とセラミックだけ で出来た、値段の高いエア・ストンも売られていますが、一般に売られている値 段の安いエア・ストンは、エア・ホースを繋ぐ部分がプラスチック製ですから、 加熱再生は出来ません。 こう言うエア・ストンは、酸に1日漬けて、目を詰めている頑固な水垢を溶か します。 酸は、水道水で薄めた塩酸、燐酸等が適当ですが、無ければ、台所にある食酢 で代用することが、出来ます。 酸に漬けたエア・ストンは、水洗いして、また使えますが、水洗いが悪く、ス トンの中に酸が残っていると、何故か、塩水が盛大に泡立ち、ブラインシュリン プの卵は、全てこの上に浮かんで仕舞って、塩水の中には何も無くなり、全く孵 化しないと言う事故が起こります。 こういう失敗を避けるために、酸洗いしたエア・ストンは、流水で充分に洗っ た後、更に、大きめの容器に水を張り、その中に2日ほど漬けて置き、隙間に潜 り込んでいる酸を、丁寧に洗い出して置く必要があります。 以上、クドクドと書いたので、分かりにくく、難しそうに感じたかも知れませ んが、箇条書にすると、 a 孵化容器等は2組用意する。 b ブラインシュリンプの卵は24時間タイプで良い。 c 孵化には粗塩を使う、人工海水の素は不要 。 d 食塩の濃度は2〜2.5%が良く、薄いと、極端に孵化率が落ちる。 e 孵化温度は20〜25度が必要。 f 完全に孵化させるには、24時間タイプでも、30時間以上は必要。 g エアは、容器の中の塩水が軽く循環する程度に。 h エアが弱すぎると、孵化率が悪くなる。 i 逆に、エアが強すぎると、孵化したブラインシュリンプが死ぬ。 j 使い始める前に、水面に浮いた卵の抜け殻を、分離して捨てる。 k 未孵化卵、死卵は、少なければ、特に分離する必要が無い。 l 1回分をペーパー・フィルターで濾過する。 m ビューレットでブラインシュリンプを集め、魚に与える。 n 濾過した、古い塩水は、孵化容器に戻さずに、捨てる。 o 孵化したブラインシュリンプは、1日で使いきる。 p 夕方、翌々日の為の新しい卵をセットする。 q 1本の容器では、1日置きにしか供給できないので、2本の容器で、1 日ずらせて、交互にセットし、毎日利用する。 r エア・ストンは詰まり易いので、時々、酸洗いする。 と、簡単なもので、慣れて来れば、鼻歌まじりで、出来るような事です。 なお、ブラインシュリンプは、塩水の中で生きている者であり、淡水魚に与え ると、食べ残したブラインシュリンプは、最大でも2時間くらいしか生きて居ま せんから、1日に与える量を朝一度に与えて置いて、泳いでいる者を好きな時に 食べて貰うと言う使い方は出来ませんから、気をつけて下さい。 (終わり) 動物&植物の国 ライブラリー より転載