#113 海水魚>チョチョウウオの餌付けは簡単 トオル トオル ID:PZN38045 97/10/14 #6215 海水魚水槽 まず、購入する個体選びが重要です。口が赤くなってたり、しまりがない物、背肉が落 ちてる物は敬遠するべきです。 あと、入荷して日数が経過しているのに餌付いてないものも良くないです。 岩、底砂をつついてたり、反応が良い物は餌付きが良いと思って良いでしょう。 入荷直後でパッキングされたまま買ってくるのが良いと思います。 とにかく、拒食期間が長引くと餌付きが悪くなるので注意しましょう。 私がいつもやってる、方法なのですが、まず大きめの生きたアサリ、ドロミン、親指大 の珊瑚のかけらを用意します。大きめのアサリを使う理由は調理しやすいためです。 アサリの身を取り出しふきんでつつみ水気を切ったら、包丁で細かく刻みます。それを すり鉢か乳鉢ですりつぶし珊瑚のかけらに塗ります。 何個か作ったらタッパー等の容 器にいれて冷蔵庫で一晩ねかせます。 残ったアサリは水を切ってポリ袋に入れて冷凍します。 それを購入日の翌日の朝から与えます。購入日は魚が落ち着いてないので殆ど食べるこ とはありません。 水を汚すだけですので翌朝から与えてください。 朝は、摂食行動が活発なので最大のチャンスです。 もし、食べなくとも興味を示していれば手応えは十分にありますから一日数回こまめに 給餌しましょう。 餌付いてしばらくたったら、人工飼料に徐々に切り替えていきます。このとき、もっと も注意しなくてはいけないのが餌の配合を極端にかえることです。 あせらないで、ゆっくりと配合を変えていかないと失敗します。 餌の作り方は、冷凍したアサリをからから身だけ取り出しふきんで包み冷蔵庫に入れま す水気が取れてから、包丁で細かく刻み、最初はごく少量のドロマリンを入れてすり鉢 でよくすります。ほんとに少量で構いません。 珊瑚に塗りつけたらタッパーに入れて冷蔵庫で保存、翌日の朝から与えます。 十分に餌付いた個体は、ドロマリンが入っていても食べてしまいます。 日数をたっぷりかけて少しずつドロマリンの量を増やして行きます。 残餌の付いた疑似ポリプは水槽内から早めに取り出します。時間が経過したものは食べ ないので水を汚すだけです。 珊瑚のかけらは、歯ブラシ等を使いよくあらったのち乾燥させておきます。 最後には、ドロマリンだけの疑似ポリプを食べるようになります。水で練って作ります 。 しばらくドロマリンだけの疑似ポリプを与え続けたら水でふやかしたドロマリンを与え て、それにも慣れたらドロマリンをそのまま与えましょう。 小さなチョウチョウウオにはドロマリンミニを与えれば良いです。 力強く餌を食べるようになったら混泳水槽に移動させることが出来ます。混泳させてみ て餌を食べなくなったり、食べてはいるが背肉が落ちてきてる場合には早めに単独飼育 に戻します。 *注意* 餌付けは、トリートメントタンクで単独で行うのが理想的です。魚を落ち着かせてやら ないと優良な個体でも拒食期間が長引くと失敗します。 欲張って何匹も購入すると闘争が起きて☆になったり、過密飼育がゆえに病気が治りに くかったりの弊害があります。 *最後に* この方法ですとポリプの依存度がたかいチョウチョウも優良個体さえ手に 入れば、1日目で餌付くことも珍しくはありません。 ミカド、ミスジ、ウミヅキ等は容易に食べ てくれます個体のサイズは、小さい程簡単なようで、大きなものは難易度 が高いと言えます。 オウギチョウ、ハナグロはサイズが小さな物を見かけたことがないのが残 念です。 非常に時間はかかりますが、かなり成功率は高いので是非試してみてくだ さい!(^^) PZN38045 トオル