今日はついてない(^_^;)


こんなにいい天気だったんです。(02/02/11)
群馬県佐波郡赤堀町から望む赤城山(左から鍋割山、荒山、地蔵岳、長七郎山。駒ヶ岳、黒桧山)

 朝もすごくいい天気。でも「群馬県北部の山沿いは曇り時々雪が降るでしょう」との天気予報。うっそ〜こんないい天気なのに雪!!まあそれほどでもないだろうと、今の時期にしては早起きして沼田の奥にある玉原の鹿俣山をめざした。
赤城山も白く輝いていた。しかし沼田をすぎ、なめこセンターをすぎる頃から道路は少しずつ白くなっていき、ヘアピンカーブの続くスキー場への道は所々凍結している。空を見上げると山の上の方はどんよりとしている。少しずつ粉雪も舞っている。まあ、このくらいなら…

今日玉原を選んだのは、実はこんな訳があったんです。
3連休どこか行こうか…といつものメンバーに声をかけたが、どうも週末の天気は芳しくなさそうな雰囲気。最初は八方尾根から唐松岳を目指そうと思っていた。しかし天気予報では、冬型の気圧配置で山は大雪…と言っている。でここはやめ。
次は玉原あたりのスノーハイクでどこかに泊まって翌日は近隣の山もいいねえ…と思っていたが、あいにく相棒たちは風邪を引いたりして体調を崩してしまった。で、こちらも中止。で、日曜日は鹿俣山単独行を決行しようと早起きしたが、空はどんよりとしていかにも雪が降りそうな感じ。強烈な風も吹いている。やはり悪天のようだ。で、中止(;_;)

 寂しく家でソルトレークオリンピックを見ながら時折空を眺める。幸いというか、土日と天気が悪かったので「いやあ、やっぱり行かなくて良かった」と安心?した。しかし、せっかくの3連休、このまま終わってしまっては悔やまれる。日曜日の夕方は、翌日の好転を思わせるようなすばらしい天気に回復した。よ〜し、明日は単独で再度挑戦だと早寝した。

 そうです、ここまで玉原にこだわったのは、先日上州武尊山に行った時、剣ケ峰山から眺めた鹿俣山から獅子ケ鼻に続く稜線、この稜線から対面にそそり立つ
剣ケ峰山を眺めたかったんです。鹿俣山から先は積雪時期しか歩けないんです。藪が濃くて。で、そこに行きたいとの想いが寝ても覚めてもわき上がってきます。それとあのブナ林、雪原の中を闊歩したくて\(^0^)/

 こんなに思い焦がれて到着した玉原スキー場、雪が少し強くなってきました。天気予報は嘘つかない、やっぱり
雪、このまま降り続くのだろうか?。先ほどまで弱いながらも見えていた太陽も雲に隠れてしまいました。まあ、そんなに強い雪でもなく歩けないこともありませんが、これじゃあ、念願の稜線から剣ケ峰山をみることもできません。それに結構寒い(^_^;)。やはり玉原には青空が似合います。以外とあっさりとまた来ようとあきらめてしまいました。

花見が原キャンプ場 さあ、帰ろう。でもこのままではやはりむなしい。そうだ、赤城山があるじゃあないか、あんなに晴れていたし、山頂の方は真っ白くなっていたぞ。すばらしい雪山を堪能できそうだ。よし、赤城山へゴー!
ナビゲーターをセットし、ひたすら走ります。いつもとちょっと違う道を走ります。近道なのかな??ただひたすら走ります。あの山は上州武尊かなあ、山頂部はやっぱりガスってますねえ。厚い雪雲に覆われているようです。高原上の景色の良いところです。田圃が真っ白になっています。牧場のようないつも見ない光景です。どこかなあ…

 と思ってナビを確認しました。ふ〜ん、こっちから行くのか。んんんん、この道はもしかして…
うっかりしてました。赤城山を東側に回り込んで進んでいます。悪い予感が走ります。もしかして…そうです。こちらから赤城山に行く道は確か冬期は通行止めのはずです。と、気づいたがもう引き返すには遅い。赤城山への標識に誘われて右折するとそこには非情にも「通行止め」のゲートが閉まっていた。ガビ〜ン!少し前に予想したとはいえ、現実にゲートをみるとショックは激しい。

 
エエ〜イ、今日はもうやめた!こんないい天気なのにねえ

傷心の想いで黒保根村に向けて車を走らせる。雑木林の日だまりハイクに良さそうな小振りな山がある。しかしこのあたり、たくさんのハンターを見かける。しとめた鹿を見せびらかすように道路端でくつろいでいるハンター数人も見かけた。こんなところを歩いていたら間違って撃たれそうだ。凍結した道路を用心して走る。今日は雪道ドライブがだいぶうまくなったようだ(^_^;) そうだ、このあたり花見が原キャンプ場への分岐があったなあ、あそこから赤城山に行くのもイイかもと、またまた想いはあきらめきれず赤城山に心を動かされる。

春はもうすぐ? よし、行ってみよう。除雪した後はあるが、途中から車の通った後はなく轍がなくなったが、それほど雪は深くない。薄く積もった真っ白な雪にタイヤのトレースをつける。これも気持ちいいものだ。で、キャンプ場に到着。真っ青な青空に白い雪、だ〜れもいない静かなキャンプ場。色鮮やかなトーテムポールが静かに立っている。車から降りてみる。風は少しある。山頂方面の山肌は白い。雪は固く閉まっている。いつか誰か歩いたのか、坪足のトレースがわずか残っている。さあ、登ろうか…時計をみる。

 登りたい!!との想いでここまできたものの、なんか
登山靴を履く気になれない。時間も遅く(10時半頃)今から登ってもねえと気力が奮い立たない(^_^;)空は青空なのにね。寒そうだなあ…まあ、いいか、今日はやめ…付近をズックで少し散策し、写真を撮って遊ぶ。さあ、帰ろう。こんな日もあっていいんじゃない…と自分を納得させる。

 これで今日は本当に
山はあきらめた。さあ、帰ろう。黒保根への道に戻る。かなり下りがきつい道。テカテカに凍結している。ハンドルが取られる。ふと前方をみると車が二台変な方を向いて止まっている。徐行しながら避けて通過しようとしたらズルズルと制御不能になって、スタックしている車の方に近づいていく。やば〜、このままじゃぶつかるかも…。しかし天は我に味方した。数m手前でどうにか止まった。運がいいとしか言えない。

赤堀村から袈裟丸山方面を望む いったん呼吸を整えて心を落ち着かせ静かにバックギアで下がる。ソロ〜り、ソロリと下がる。なるべくハンドルを切らずに下がる。やはり4駆は心強い。どうにか体制を立て直しまっすぐになったので、路肩のガードレールすぐ横の雪の多いところを選んで通過する。無事難所を通過、いやあ、良かった。カーブをすぎたところにも後2台がスタックしていた。

 今日はついてないなあと思いながらどうにか帰宅。気分転換に映画でも行こうと言うことになったんで妻と出かける。しかし、そこでも…
駐車場が混んでいる。ようやく空きを見つけて駐車。先に切符を買っておこうと途中でおろした妻が戻ってくる。すごい混みようで席がない。一番前が少しあいてるだけ、どすうる?という。一番前じゃあ首が痛くなるだろうとあきらめる。今日は最後までついてない一日だった。

 そうそう、もうひとつアクシデントがあったんです。なぜか昨日の夜から
ADSLがつながらない。昨夜はプロバイダーのトラブルだろうと楽観していたが、朝になっても繋がらない。そして傷心の気持ちで帰ってきた今日のお昼過ぎでも駄目。こりゃあおかしい…早速調査する。まずはダイアルアップで接続してみる。繋がらない…どうして…

 そうだ、先日APの電話番号が変わるよ〜ってメールきてたなあ。でも繋がらないのでわからない。困った…そうだ、ノートパソコンから携帯でつないでみようと思いついた。こちらは無事繋がった。プロバイダーは問題なさそうだ。早速アクセスポイントのデータをダウンロードし、設定変更しアクセスしてみる。やったね、無事合格。とするとADSLの回線に問題があるんだろうか。?原因不明。全くついてないなあとぶつぶつ言いながらコードや設定のチェック。どこも悪そうにない。でもやはり駄目…
 試しにルーターを通さずにフレッツ接続ツールでつないでみる。こちらはうまくいった。ADSL回線は問題ないようだ。するとルーターの設定かなあと説明書片手に最初から設定をやってみる。どこもおかしそうなところはなさそうだが、とりあえず設定を確認して再挑戦…

 どうしたわけかうまくいきました(^_^;) 何故って感じですが、これ以上考えても私の能力では原因追求は難しそう、まあいいか…

とまあ、
さんざんな一日でした。

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