大溝祭の見所と体感シーン


子供の頃から大溝祭に関わってる管理人が大溝祭の見所とお勧めのシーン、また、その見方・参加方法などを伝授します。



湯立神事
  • 5月3日(宵宮)の正午前から日吉神社の御本社で神事が行われます。その神事の中で拝殿前の湯立釜で沸かしたお湯に笹をつけて巫女さんが参拝者に向かって飛沫をかけるというシーンがあります。
    この飛沫にかかると一年無病息災で過ごせるということです。参加自由、無料ですのでどなたでもお気軽にどうぞおこしください。
    でもお湯がかかるので、濡れてもいい服でお願いしますm(__)m

【3日12時頃・湯立釜前】




宵宮祭
  • 宵宮祭は日吉神社の御本社で夕方(18:00頃)から始まります。社務所から参集者が手に持つ提灯の蝋燭に火をともし石段を上がっていきます。この頃はまだ日も明るく提灯の灯りも目立ちませんが、神事の終わるころ、足元も薄暗くなり参加された各役員の手に持った提灯に明かりが灯りゆっくりとした静かな時間を過ごしてください。ユラユラ揺れる生の火を見ているとボーとできて気持ちの安らぐ感じがするのは私だけでしょうか?
    昔は境内で炊かれたかがり火の火(今でもかがり火はされています)を各山組から宵山の提灯に移す元火として持ち帰り、その火を宵山の親提灯に点したという事です。今の宵山の提灯は電気です。そのかがり火が小さくなってくる頃、神事も終了し組長や氏子総代など役員は個々の組に帰っていきます。

【3日18時〜20時頃・拝殿周辺〜石段〜社務所】




宵山・足元提灯
  • 宵山の足元(車輪まわり)に四つの提灯が点されています。この提灯の張り紙は前日までに青年会(小・若衆)の手で張り直されて、好きな字や絵を描いています。ちょっと気をつけて見てください。今時の子のメッセージや世相が伺えるかもしれません。

【3日18時〜22時頃・山組町々内巡行時】




曳山巡行
総門前町内巡行
  • 五基の曳山には絢爛豪華に輝くばかりの金箔で装飾が施されており、当時の輝きを見事に復元された曳山が春の旧城下町を優雅に移動する様は見ているものを感動の世界に導きます。曳山を引いている曳き手は町内の人が担当して法被をきて統一している町内や、鉢巻の色を統一している町内など色々ですが、曳き手は誰でも曳けます。昔は道路舗装されてなく足場が悪いので力がないと動かないことから男性と決まっていましたが、現在では舗装されて昔に比べで足場がよくご希望の方は自由に曳いていただいて結構です。但し上り坂や道路の角などでは小走りになったり大回りに曳いたりしますので、足元は運動靴など動きやすい格好でお願いします。また、怪我をしても自己責任となりますのでその点よろしくご理解お願いします。

【4日10時〜10時30分・総門〜日吉神社】
【4日12時20分〜15時・日吉神社〜町内】




御神輿渡御
  • 拝殿から御神輿が総宰領の指揮の元神輿舁人の肩に神輿が乗り拝殿を三回周りいよいよ石段を下がります。石段は上に上がるにつれて急角度に上ります。つまり神輿を担いでいる最前列の人にとって、石段の最上階から一段下がるときは、重たいものを担いでいる時に谷底に向かって後ろから背中を押されている恐怖に似たものがあります。また、苔の生えた石段は非常に滑りやすいのでその心境を察すると見ていてもハラハラします。石段の中段の少し上の石段横は一つの見所ですが足元が悪いのでくれぐれも気をつけて見物してください。

【4日11時〜11時30分頃・拝殿〜石段〜馬場】


餅撒き
  • 花山より紅白のお餅が撒かれます。怪我をしないようにがんばって拾ってください。最後には大餅が紅白一つづつ撒かれて終了です。

【4日12時頃・神社馬場】


お神輿還御
  • 曳山も山倉に納まり、最後のクライマックスが御神輿を納めるために御神輿舁人が集まって石段を上る「還御」です。「渡御」と違って力のいる上りです。副宰領の4番山と宰領の渡番は人数を増やして集まります。途中で交代を繰り返し押し上げます。見所場所は石段上段から拝殿にかけての場所です。下の馬場から登ってくる神輿と神輿舁人・先導する役員の掛け声、そして石段が残り数段という場面は見物していても、最も力の入るこの祭一番の見所といえます。曳山の梃子取り、宵宮太鼓などを二日間兼ねて勤めた神輿舁人は体力も気力も限界を迎えています。宰領の「おーいさー!」という掛け声と裃姿の氏子総代や各組神社係の掛け声に合わせ、見物の皆さんも一体で神輿舁人を応援して、自分自身も祭りに参加出来た!!という感慨を是非とも残してください。皆さんも精一杯の声援をお願いします。

【4日16時30分〜17時30分頃・石段〜拝殿】




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曳山・神輿巡行路