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伊予市の合併問題(2003/06/08〜09/02)
【はじめに】
伊予市では、松前町、双海町、中山町1市3町で合併協議を行って来ました。私は、可能な限り(任意の)合併協議会を傍聴してきました。その感想を含めて、我が地域の合併問題を論じていきたいと考えています。伊予地域の方々向けの内容になりますので、このコーナーを使いたいと思います。随時、更新をしていきます。
【私の基本的立場】 (2003/06/08)
私は、合併反対論者です。平成の合併は、行き詰まった中央集権体制を維持するために、もの言わぬ市町村を犠牲にして中央官僚の職域を保全しようとするものであり、結果として地方を駄目にするだけでなく、国も駄目にするものだと思います。
しかし、地方自治の現場にいるものとして、多数決で決定された事項に対しては、これを前提とした取り組みをしていく必要があると考えます。手続きが進行していく以上、その事態を冷静に見つめ、進行しつつある現実を見つめながら新たな提言をしていくことこそが議員としての私に期待されていると思います。
合併をしなければならないとして、次善の策として「小合併」を主張しています。地域の個性を損なわず、新市のビジョンを描きやすいからです。伊予市・双海町との小合併が妥当だと思います。中山町については、山間部の自治について相当の学習が必要だと思います。中山町が合併を希望する以上、その意思を尊重して新市のビジョンを描く努力をしていくべきであろうと思います。
松前町については、同町が松山市のベッドタウンとしての色彩が強く、住民気質が大幅に異なることから、合併をしてもうまくいかず、新市が「政争のまち」になる可能性が高いと考えています。しかし、合併をするための手続きが進行している以上、より良い合併となるよう提言をしたいと考えて来ました。
【任意合併協議会の問題点(1)】 (2003/06/08)
残念ながら、これまでのところ、「合併には譲り合いの精神が必要」という伊予市の考え方が松前町に悪用された感があります。
合併に際して、新しい庁舎を造ることはしないという決定がなされました。このこと自体は妥当な結論だと思います。ただし、このことを松前庁舎を「本庁舎」とする布石としようとする意図があったと思います。
次に、条例上の事務所の位置を決めようということで、事務所の位置を決定する運びとなりました。この協議がなされなければ法定協議会に進めないというのが松前町の立場だったと言われています。
庁舎の位置については、どのような自治体を創っていくのかというビジョンを描く中で決定されるべきものだと思います。ビジョンのないままに庁舎の位置を決定するのは問題があります。
【任意合併協議会の問題点(2)】 (2003/06/09)
新市の中心地はどこなのか?超高齢社会における地域社会のあり方をどう見るのか?
このまま車社会が継続するとの前提に立った議論で良いのか?
庁舎と公共交通機関との連携をどう考えるのか?
各地の地方都市衰退の原因は、「中心性」の喪失ではなかったのか?
「中心性」を回復しつつ、「周辺」の衰退を防ぐには、どの様な自治のあり方を構想する必要があるのか?・・・
様々な疑問が湧いてきます。その様な疑問を抱くことなく、「新しい庁舎が良いね」という議論だけが先行し、議論もそこそこに「決定」がなされました。
委員の見識を疑います。名誉心だけが旺盛で、不勉強極まりない方々の「合議」で、地域の大切な将来が決められることの不条理を痛感しました。これなら、各地区の小学校の生徒会役員に集まってもらって議論した方が建設的な話になったと思います。
[2003/06/19] 第6回合併協議会傍聴(15:30〜 松前庁舎3F)
全体会ですので、各小委員会の報告が主になります。結構多くの方が傍聴に来ていました。
最後に問題が発生。協議会の会長(中村伊予市長)が6月議会で法定協議会への移行の決議を要請したのに対して、松前町が、定数問題の小委員会において各自治体が意見の取り纏めをしていないことを挙げて、このままでは法定協議会に移行できない、との意見を述べました。
定数の小委員会の問題がそれほど大きな問題とは思えません。これまで、言いたいことを言い続けた挙げ句の発言であり、「わがまま」を通り越していると思います。「暫時休憩」の後、7月10日の協議会の前に小委員会を開いて調整することで、なんとかまとまりました。
松前町は、これからも気に入らないことがあると離脱を示唆することになるでしょう。しかし、次に同じようなことが起きれば、他の自治体は断固たる態度を取るべきでしょう。そうでなければ、「下駄の雪」と言われても仕方ありません。
[2003/06/22] 第3回議員定数等検討小委員会傍聴(14:00〜双海庁舎2F)
日曜日に急遽日程が入りました。松前町の委員が、小委員会を開かないと法定協議会に移行しないとプレッシャーをかけたからです。
合併特例法の特例措置を適用して議員の任期を延長するかどうかが話し合われました。双海町議会は、適用したいとの意向。他の3自治体は、特例措置を適用せず、新市成立と同時に選挙をすべしとの考えでした。
別室で各自治体議会の特別委員長が話し合い、双海町サイドが折れ、特例措置を適用しないことになりました。その際、双海町の委員は、私たちは、自分の意見が通らないと法定協議会に移行しないなどというようなことは言わない、と松前町を牽制しました。
次に定数の問題が話し合われました。ある程度妥協の聞く問題ですが、松前町は強硬です。他の3自治体は30人を主張。松前町は、自分達は充分に話し合って来た、26人程度にすべきだ、と主張。まるで、他の自治体は思考が浅いと言わんばかりの口調。
双海、中山は、人口規模からして議員は大幅に少なくなります。伊予市は、その点への配慮から、定数を多くして両町の議員を多く残したいとの意向を持っています。松前町は、「合併は行財政改革に尽きる」との考えから、主張を曲げません。28人なら折れても良いという考えのようです。
定数の後で議論する予定の議題ですが、最初の選挙は旧自治体を選挙区とする選挙を行うことが暗黙の前提(このあとで決定されました)になっており、定数30だと、双海、中山に3人割り振られる可能性がありますが、28人だと2人になりそうです。このあたり、双海、中山にとっての利害が絡みます。
この間の協議会において一貫した流れですが、松前町の委員が、双海、中山両町への配慮を欠いているのではないか、と多くの傍聴者が感じたと思います。
結局、定数問題の結論は持ち越し。普通、議員定数で紛糾したりはしないのですが、先が思いやられます。
「2003/06/26] 松前町の立場
6月22日に述べた、定数30なら双海町、中山町の定数が3であるが、28なら2になるとの推測は、間違いかも知れません。松前町サイドは、定数28でも、26でも3にする意向とも言われています。そうだとすると、定数を減らそうとする態度は、潔いと言うべきかも知れません。
合併の趣旨が行財政改革であるということを根拠として、松前町の態度は一貫性があります。ただ、他の3自治体の立場や置かれている状況への配慮は感じられません。
松前町の姿勢を考える上で参考になるのが、同町における合併反対論の根強さと住民の松山志向の強さです。合併反対の街宣車も走っていると言われています(私は目撃したことがありません)。「上り」方向の松山市との合併を考える住民にとって、「下り」方向の伊予市、双海町、中山町との合併推進は気持ちの向きとは反対方向に引きずられる話であり、抵抗が強いと思われます。
このような環境を考えると、松前町の合併推進派は、合併協議の中でかなり高い得点をあげる必要があります。そうでないと住民の支持が得られないのではないでしょうか。選挙を間近に控えて、妥協の余地は益々なくなると考えられます。しかも、「特例措置」を使わないのですから、「次の選挙」ももうすぐです。
合併に関して、伊予市が70点主義なのに対して、松前町は90点主義。私にはそのように見えます。
[2003/06/27] 法定協議会
本日、伊予市議会では、1市3町の合併協議会の法定協議会への移行を求める理事者提案を賛成多数で可決しました。
松前町が議案として上程していない状況での議案可決には不安もあります。私は、迷いながらも賛成しました。理事者には、毅然とした態度を取っていただきたいと思います。その点への信頼を前提としての賛成です。
7月10日までに松前町議会が法定協議会移行の決議をしない限り、伊予市(および他の自治体の)法定協議会移行の決議は無効(ないし効力不発生)となります。
[2003/06/28] 法定協議会(2)
本日の新聞によると、松前町は27日には法定協議会移行の議案を提出しませんでしたが、来月10日までに臨時議会を開き法定協議会に移行することを決めるようです。
任意協議会で松前町の考えが十二分に反映されてきた経緯から言えば、6月議会で決定しなかったこと自体が異常であり、他の自治体に対して失礼です。ともあれ、これでやっと普通の感覚に近づいた感があります。
白石町長が指導力を発揮されたのでしょう。
[2003/06/29] 特別委員会は公開すべきか
本日付愛媛新聞の記者署名入りコラムを見ると、松前町以外の合併特別委員会が原則非公開であることを批判し、住民の目の届かない密室で将来のまちづくりに重要な項目を決めるのはいかがなものか、と述べていました。
私は、伊予市議会では非公開を主張しています。合併するまでは、各自治体は自分達の地域にとって最大限有利な結論を導きたいとの思惑で動くことが必要だと思います。それは、住民への責任です。その為には、「戦略」が必要です。3手先5手先を読んだ駆け引きが出来ないボンクラ議会であってはならないと思います。
合併後の自治体の全体利益を考えても、現在の合併協議会の運営方法を前提とすれば、「密室」での協議は不可欠です。表に出すと身も蓋もないこともあります。また、ある自治体の主張が特殊である場合は、その自治体を刺激しない形で議論を行い、対応を慎重に行うことも必要です。合併をしなければならない立場の自治体と、言いたい放題で構わない自治体の違いもあるでしょう。
私は、特別委員会を公開で行うことは可能であるし、公開したほうが良いと考えています。その場合は、「水面下」で調整を行うことが前提です。伊予市の場合、水面下の調整が出来ていないので非公開とせざるを得ないというのが実状です。もっと水面下の調整を本気でやれば、特別委員会は公開できるのです(私のポジションでは無理なので、現状を前提として非公開を主張しているだけです)。
特別委員会を公開できるように洗練された取り組みを行うべきであるという意味では、記事に賛成です。パフォーマンスに過ぎないと言えばそれまでですが、パフォーマンスの欠如を見事に指摘された面は否定できません。「マスコミ対応」が出来ないと、無用の誤解を招きます。
[2003/07/02] 事務所の位置小委員会傍聴(10時〜伊予市ふるさと創生館)
事務の方式についての議論は噛み合いません。伊予市、双海町、中山町は、総合支所方式を主張。松前は、相変わらず、行財政改革を本旨とするリストラ路線。
伊予市の委員から、「松前町さんは配慮がない」との苦言が呈される場面もありました。多くの傍聴者の感想を代弁したものでもありました。
人口が激減する双海、中山への配慮がなさすぎる。自治についての認識が観念的に過ぎる。これが、松前町委員の特色です。是非とも反省してください。
[2003/07/08] 新市建設計画小委員会傍聴(前9時30分〜松前庁舎4F)
新市の建設計画の素案を審議。「素案」は、コンサルタント(ぎょうせい)の作成したものです。
各自治体の財政指標の中で、松前町の積立金が意外と少ない気がします(松前町17.6億円、伊予市は30億円、中山町15.8億円、双海町8.7億円)。
「行政サービスの水準については水準の高い市町に、住民負担については負担の低い市町に合わせる」という方針について異論がありました。右肩上がりの時代の合併でないことは周知の事実です。「嘘を言うな」という話になります。
新市の人口の将来予測は合併後10年までしか出されません。30年くらい先の予測は出して欲しいものです。合併後10年で新市設立時の人口7万人が6.7万人になります。しかし7万人を目標人口とするのだそうです。3千人どうやって増やすのでしょう。「希望」という名の「嘘」なのか。願望を前提に計画を組んでどうするのでしょう。
人口減少時代に突入するという厳しい予測を真摯に受け止め、人口減少の中で自治を守り抜く気概が必要です。合併しないのも地獄、合併するのも地獄なのです。甘い幻想は将来に禍根を残します。
「将来構想」に盛り込むべき内容として、(1)合併は国家財政の実質的破綻を前提とした緊急避難であること、(2)人口減少時代の新たな自治の形を追求すべきであること、が必要だと思います。
[2003/07/10] 合併協議会傍聴(午後2時〜 双海町民会館)
任意協議会から法定協議会へ移行。報道機関が詰めかけていました。
これから本格的な協議に入ることができるのでしょうか。松前町は議会の選挙を来月にひかえており、協議は進まないのではないでしょうか。
選挙後どうなるかも不明です。選挙で過激な「公約」を掲げた議員は強硬姿勢になるかも知れません。あるいは、これまでの強硬姿勢が選挙のためのパフォーマンスだったのかも知れません。
実質的な夏休みか?
[2003/07/17] 新市建設計画小委員会傍聴(午後3時〜双海庁舎)
面白くない会合。本質論がなかなか出ない。「戦略」という言葉には抵抗があるので他の言葉に置き換えて欲しい、などという意見を聞いて疲れがドッと出ます。他の委員がキチンと反論すべきです(1人だけ異論を述べた委員がいます。しかし、一撃で封じ込めてもいい意見です)。
人口減少時代を地方小都市がどのように生き抜くかという問題に、真摯に向き合った議論をして欲しいものです。
[2003/07/31] 議員定数等検討小委員会傍聴(午後3時30分〜中山町)
新市の議員定数は法定数を2議席下回る28で決定。選挙区の定数は、伊予市、松前町が11、双海町、中山町が3。
途中、「暫時休憩」の中断が2回も取るのはいただけません。だらけた会議になりました。この程度の決断なら、公開の席で議論し合えばいいのです。皆の前で議論できない性格の人は委員を辞退すればいいだけの話です。
百歩譲歩して「休憩」を取るとしても、定数を決める最初の休憩時に、それを前提とした定数配分まで議論しておくべきです。
結果として、他地区の協議会よりはレベルの高い結論だったと思います。議員の在任特例を使わず潔く失職して選挙を行う。定数は、法定数より少ない数にする。選挙区の割り振りは、地域的に不利な地区に手厚くする。議員が醜く居座る他地区の方々には見習っていただきたい。
因みに、私の意見は、定数を20とし、選挙区制を取らないというものです。議員定数を絞り、市民の「ボランティア評議員」を条例で創りたいと思います。
[2003/08/12] 新市の事務所の位置検討小委員会傍聴(午前10時〜松前町)
「総合支所方式」での検討を行う上での事務局の資料に批判が集中。事務局が作成した資料は、なんとか本庁方式で収めたい松前町サイドの意向を受けたものとしか言い様がない代物。事務局の担当責任者が松前町職員(出向)で、偏向ぶりが当初から問題視されていました。しかし、「ここまでやるか」という感じです。
「資料」は、「総合支所方式」と言いながら、「本庁」を可能な限り大きくすることに腐心しています。「総合支所」にするとこれだけ余分な人員が必要であり経費が掛かると指摘。しかし、合併後新規の補充を制約することにより職員数は減ることが前提となっており、「総合支所」だから余分に人員が必要であるということはありません。
紛糾の末、「別室での協議」。その後は、松前町長の主張する「伊予方式」で手打ち。煙幕を張られた気分です。内容の詰めはこれからです。言葉の問題が解決しただけ。徒労感があります。
今後の課題として、「事務局職員の中立性」の確認が必要です。
[2003/08/14] 中山町午後2時〜
第2回合併協議会と新市の名称選考小委員会の一部分を傍聴しました。合併協議会は報告事項とその確認が主な内容になります。
新市の名称については、それぞれの自治体の現在の名称について、有識者の説明が行われました。私は、時間がなかったので、坪内寛先生の「いよ」の由来についてのお話だけを聞きました。
「いよ」の由来については様々な説があります。坪内先生は丹念に調査をされ、説得力のある議論を展開されています。結論を言えば、「いよ」は「いゆ」=湧き水からきたもので、伊予市上野にある伊予神社がその由来の地になります。
古事記に由来する歴史的地名をあずかる我々としては、「伊予」以外の地名は考えられません。しかも、「伊予」市と「伊予」郡との合併で「伊予」以外の名前を考える方がどうかしています。
地名は重要な問題ですから住民アンケートの結果を見て判断するなどというのは責任回避に過ぎません。迂遠な手続きをやめ、端的に「伊予」でどうかと住民に問えばいいと思います。
こんなことに時間を取るのなら、新市の建設計画をしっかりやってもらいたいものです。
[2008/08/26] 伊予市、25日午後5時〜
第9回新市建設計画検討小委員会を傍聴。
事務局が提出している「新市将来構想」の検討素案について質問や意見の交換。あと2回でまとめる予定だそうです。「概要版」も完成間近のようです。
どうも違和感があるのは、「新市の将来(都市)像」です。「新しいまちの基本理念」は、「福祉」「教育」「安全」「活力」の4つで、「新市の将来イメージ」は、みんなで支え合い、ひとりひとりが光る、安心のまち」とされています。
当たり障りがなく、反発を招かないことに重点をおいている感じがします。「どこのまちでも同じじゃないの」という無感動な内容。新しい市の本質を言い当てたものにはならないのでしょうか。
「内部の目標だ」と言ってしまえばそれまでです。住民向けというのは分かります。しかし、会社が合併する場合では、対外的イメージをどうするかを主眼とし、我が社は他の会社とは違うこんな会社ですという面を強調するのではないでしょうか。対内的にも、「これまでとはここが決定的に違う」ということをアピールすると思います。
アイデンティティなき都市イメージを掲げることに空しさを感じます。大まじめに議論する「構想」なのでしょうか。「外野席」からの感想。
[2008/08/31] 松前町、28日午後2時〜
第10回新市建設計画検討小委員会を傍聴。
次回で「新市将来構想」を取り纏め。最終の詰めの協議。
「中山インター」の字句を入れるか入れないかでの議論。「構想」には現に実行に着手、あるいは決定されている事業以外は具体的な名称を入れないことが確認されており、そのこととの絡みで議論されました。
「中山町の思い」が語られました。しかし、中山インターの必要性については議論のあり得るところです。知事とのトップミーティングで知事が了解したというのですが、費用は?、費用対効果は?等々、分かりません。
中山町の墓標になる可能性もあります。高い「墓石」という感もあります。
[2003/09/02] 伊予市議会合併対策特別委員会、午前9時30分〜
約2ヶ月ぶりに特別委員会が開催されました。私の質問(意見)数が多いので「規制」されました。大体、やかましく言ってやっと開かれた会議であるというところがおかしい。もっと頻繁に開くべきです。さらにやかましく主張するつもりです。
難しいのは、こちらも忙しく、いきなり日程を入れられると欠席せざるを得ない場合がありうることです。私が欠席すると、質問が限られるのではないかとの不安を持っています。概して、議員の関心が薄いという印象があります。
(1)「将来構想」のあとで作成される「新市建設計画」には、伊予市の庁舎建て替えの問題を入れておくこと。その前提として新市の中心部の問題を議論すること。
(2)「都市の将来像」には、内部的イメージと外部的イメージがある。「構想」には内部的イメージしか書いていない。しかも、何処のどの町か分からない抽象的かつ無個性な内容でである。「ここにしかないこの町」の輪郭をはっきりさせること。
(3)愛媛の中予地区に於ける新市のコンセプトが必要。特に、松山市とは異なるコンセプトを掲げ、都市イメージを明確化すべきである。
こんなところが私の主張。
10月中に、また視察だそうです・・・
双海町、午後2時〜
第11回新市建設計画検討小委員会を傍聴。
「新市将来構想」の最終的な取り纏め。
言葉の問題、字配り等に終始。こんな会議公開してもらわなくて結構。「字配り等検討部会」を設置して別に会議を開くべきです。
こんなことだろうとは予想していましたが、ひょっとして、将来構想の後、建設計画で何を議論すべきかということが話し合われるのではないかと、かすかな期待がありました。時間の無駄でした。委員の皆さんが一般の方に分かるようにとの親切心で発言されているのはよく分かります。
しかし、委員の皆さんにお願いしたいのは本質論です。
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