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 アスランとキラの交換日記D 




アスラン …CE70.01.24.Fri [41]
 そうそう。僕とキラの成績は伯仲してたんだよ。。
だからこそ僕は、君が気になって仕方がなかった。
 キラ。。まさか君にそんな風に切り返されるとは思わなかったよ。
知りたいのなら、教えてあげる。…君だけが大事なんだ。君は僕の全て。
 血のバレンタインで母も死んだ。昔のような、優しかった父上も、もういない(君も父に会ったんだろう?)。だから、僕にはもう君だけなんだ。

 くすっ。意地悪じゃないよ。。ありがとう。とても嬉しい。

 思い出したんだ? よかった。もう少しで強姦魔にされるところだったよ。
え? …何を言ってるの、キラ?
僕がそんなオイシイ思い出を忘れるわけがないじゃないか(ニッコリ)。

 ん? ハード(機械)は、ね。…でも、中身のソフトの部分はキラが手を加えてくれたんだろう?
…昔からそっち方面はキラの方が優れていたから。恩着せがましく修正した事を言わないあたりも、やっぱりキラは変わってないんだな。
 そうそう。トリィは原形留めてなかったけど一応返してもらったよ。今は調整中だ。…というか、今後は絶対彼女にトリィを渡しちゃダメだからな!



キラ …CE70.01.24.Fri [42]
………//////(真っ赤)。僕こそ、アスランの事が気になって仕方無かったのに/////。……もう、アスランがそんな事ばっかり言うから、顔が熱いよ…/////


おばさんも死んじゃったの…!?…あんなに、優しくしてくれたあの人が!?…そうとは知らず、のうのうと生きていたなんて……ごめんね、アスラン。そんな事聞いて…。

ごめん、アスラン。君を強姦魔扱いする気はなかったんだ。…ちょっとでもそんな扱いしてごめんね、アスラン。

…そんな!!忘れてよ〜〜!!!アスラン〜〜〜////!!!??僕、本当に知らないんだけど…。いつの間にか出来てたし。てっきり、アスランが何から何まで全部一人でやったのかと…。まさか…違うの



アスラン …CE70.01.24.Fri [43]
 くすっ。やっぱりキラは可愛いね。
顔が熱い? …大丈夫か?
照れてるだけならいいんだけど。。前に、君がそんなことを言ってて、倒れたことがあったような気がするからちょっと心配だ。

 構わないよ。いずれ、キラにも話さなければならないと思っていたから。
それに、僕は過去に囚われるのは好きじゃない。
…母の事は忘れない。でも、悲しんでばかりでもいられない。
―――不本意な死から、同胞を守るために戦ってるんだ。間違いは二度と繰り返させない。…キラも、一緒に戦ってくれるんだろう?

 いいよ。…君がわかってくれたんなら、それでいいんだ。

 いや、僕が全て一人でやったんだよ。気にしないで。
僕以外に誰が手を加えるというんだい?(冷や汗)。



キラ …CE70.01.26.Sun [44]
うん。大丈夫だよ。…顔が熱いのは……アスランが僕をからかうから…////////
だから、心配しないで、アスラン。

…僕も、同じ理由でずっと戦ってた。「大切な人たちを守るため」と思って…ううん、自分に思い込ませて、戦ってた。…これからは、アスランの隣で、アスランを守るために戦うよ。(僕のこともだけど…)…アスランって無茶ばっかりするし。だから。僕は君と一緒に戦う。たとえ、どんな結末になろうとも。

トリィ、返してもらったんだ?…うん。これからは、なんと言われてもアスラン以外には渡さないよ。いつも、肌身放さずもってるから!…アスラン??どうしたの?なんか汗が流れているよ…?熱い?空調の温度、下げた方がいい?ちょっと、おでこ出して!(おでこをくっつける)…熱、は無いみたいだね…ってうわっ!!(アスランに押し倒される)////

…アスラン…また騙したねッ!?あー…びっくりした……。今日は出頭する日でもなかったから良かったケド。……もうあれから3、4時間は経ってるよ?…ってまだやる気ッッ!?/////



アスラン …CE70.01.27.Mon [45]
 からかってなんかないよ。僕は至って真剣なのに……。君が言うなら、そういうことにしておいてあげる。だけど無理はしないでくれよ?

 ありがとう、キラ。どんな結末になろうとも、か。君は強いね。
僕は無茶ばかりした覚えなんてないんだけど。。
…そんなに危なっかしかったのか?
 というか、キラが言っているのは、君と再会したばかりの時の僕の事だろう? あの時はちょっと普通じゃなかった。自分でもどうすればいいのか、何が正しいのかが解らなくて、錯乱してたんだよ。今は、大丈夫。

 肌身離さずといえば。。この前、転寝してしまったキラに毛布を掛けてあげようと近づいたら、いきなり君の首元からトリィが一直線に僕の額を目掛けて飛んできて(=クチバシちゃきーん)、かなりビビッた。
 で、ずっと疑問に思ってたんだが。トリィの住処は君の服の中か? …君は文字通り肌身離さず服の中でトリィを飼っているのか?!

 あぁ。心配してくれてありがとう。
キラは、ホント無防備だね。それとも、それは僕だからなのかな?
 くすっ。時間なんて気にしなくても、昨日から一週間はたっぷり休暇を頂いているし。キラも、しばらくは戦いの事を忘れて休まなきゃ。…終われば、嫌でもまた戦場だよ?

 騙してなんかないよ。。昨日のあれは君がッ!!
……っと、やめておこう。キラを怒らせると怖いからね(苦笑)。



キラ …CE70.01.28.Tue [46]
僕は強くなんかないよ…僕は弱いよ、アスラン。誰か、……誰かいないと、怖いんだ。誰か側にいないと、不安になる。…だから、僕の側にいてね、アスラン。じゃないと、僕、自分が何してるのか、わからなくなるんだ。

 え!?トリィが!!?…おかしいな〜…たしか胸ポケットに入れてたはず…なんだけど…。いつの間に服の中に入ったんだろ…??


え?僕って無防備なの??いつもこんなんだけど…アスランの横にいると、つい顔緩んじゃうな…///アスランの側ってなんか安心するんだもん/////
 あれ?そういえば休暇だって言ってたっけ。すっかり忘れてた…。じゃあ、お言葉に甘えて、ゆっくり休むね。大好きだよ、アスラン…///



アスラン …CE70.01.29.Wed [47]
 わかったよ、キラ。君がそう言ってくれるなら、僕はずっと君の傍にいる。

 胸ポケット? 僕が見た時は、何故かいつも君の服の中から出てきてるような気がするんだが。。。…やっぱりプログラムに僕の擬似人格を組み込んでおいたのがいけなかったのか。。
 そう? それは嬉しいな。でも、僕以外の前でこんな無防備な態度をとったら食われるかもしれないし、危ないから気をつけなきゃダメだよ?

 君は、、いつかきっと働きすぎで過労死するぞ。
昨日も、せっかくの休暇という事を忘れて、ストライクの整備に勤しんでいたらしいね。妙に熱心だって皆が感心してたから、、キラの名誉のためにも、敢えて本当の事は言わないでおいてあげる。



キラ …CE70.01.29.Wed [48]
 ありがとう、アスラン。嬉しい///

 僕がトリィを取り出すのはいつも胸ポケットの中からだけど?ほんと、どうしたんだろうね。トリィの調子がおかしいのかな?

 わかったよ。アスランの前以外では、常によく注意するようにする。だから…もう少し、こうしてアスランにもたれかかってて、いい…?
 アスランに守られてるだけじゃなく、僕もアスランを守りたいから…。だから、ストライクは常に完璧にしとかないと。……いつ、出撃してもいいように。
 アークエンジェルの館内では、ゆっくり物を考える時とか、一人になりたい時、ツライ時とかに、よくストライクの整備をしていたから、習慣みたいなモノになっちゃった。
ありがとう、アスラン。僕は、何度感謝の言葉を言っても足りないくらい、アスランにお礼を言いたい。僕にできることなら何でもするから、何でも言ってね、アスラン。ちょうど、休暇中だし。



アスラン …CE70.01.30.Thu [49]
 そうか。。キラがそう思っているんならそれでいいと思う。トリィの調子は、悪くないはずだよ? 僕がメンテナンスをしたところだからね。

 くすっ。キラは、本当に僕の傍で寝るのが好きみたいだね。
昨日も、「もう少し凭れかかってていい?」とか言いながら、すっかり寝入ってしまったし。気付けば、君のベットは殆ど使われていないんじゃないのだろうかとか思わなくもない。…あ! 僕は一向に構わないんだよ?

 機械の整備に神経を集中させると、他の事を考えなくて済むからかい?
そういう習慣は、悲しいな。。だけど、もう……辛くはないんだろ?
独りになりたくないって、さっき君は言ってたじゃないか。

 キラ。。君はずいぶんと大胆になったハッキリものを言うようになったんだね。と、まぁ、これは冗談だが。。僕の出会ってから現在に至るまでのキラのデータ(離れてからの三年間分も既に補完済み)によると、君がそんなセリフを口にするなんて有り得ない。。大方、ディアッカあたりに妙な入れ知恵でもされたんじゃないのか??
何を吹き込まれたか知らないけど、無理をする必要なんてないんだよ?
僕は、感謝もお礼もいらない。というか、むしろそれ以上言わないでくれここだけの話、限界近いんだよ、僕も



キラ …CE70.01.31.Fri [50]
〜〜/////……だって、アスランの側って、つい気が緩んじゃうんだもん…///昔はよく一緒に寝てたでしょ?月の幼年学校の寮で。どんな怖い夢を見て目覚めても、アスランが、ずっと横に居てくれたから…安心できた。寝れない時とかは、よく手をにぎっててくれたし…。アスランは本当に優しいね。
そんなに使ってない?…やっぱり、マズいかな!?

いや、だからその…つい、クセで……/////今は、…アスランがいるから…寂しくないし、辛くもないよッ!!ホントだから!これだけは!


…やっぱりアスランは、なんでもお見通しだね…。実を言うとね、…この間、二コルとディアッカと一緒にお茶してるときにね、僕が「アスランには、どれだけお礼を言っても足らないくらい感謝してる」って話したんだ。…あと、「お礼も何もしてあげれない」から、どうしよう?って相談したの。
…そしたらね、二コルは「キラの想いを直接口に出せば、それでいいと思いますよ(ニッコリ)。」って…。「恥ずかしくて言えないよ」って言ったらね、「じゃあ、ハッキリ言うこと、ですね。キラは物怖じしすぎだと思いますよ。」って。
あと、ディアッカが、“一番、アスランに有効なセリフを教えてあげる”って言うから、訊いたら、「僕にできることならなんでもするから、なんでも言ってvv」って。「…後は、キラがアスランにすべてまかせればいいから」って言ってた。
よくわかんないけど、それでアスランが喜ぶなら、僕も嬉しいから、いいかなって。…僕、何かヘンな事、言った??



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