D70とKiss_Dによる比較→M42オリオン星雲 2004.11.04
ニコンD70によるM42オリオン星雲

ニコンD70(無改造ノーマル仕様)による撮影です↑


↑Kiss_D(IRC除去改造)による画像です

ニコンD70の方が画質も荒く写りも悪い感じがしますが、D70で撮った晩(11/4)は、空の状態悪く、透明度も落ちて
いました。また、kiss_DはIRC除去改造機でD70は無改造ノーマル機です。さらに下kiss_D画像5枚コンポジットに対し、
D70の画像は3枚コンポジットです。撮影機材も異なります。
差し引いて考えると、両機種ともほぼ似たような性能ではないかと思われます。
また、実際の撮影に際して一番気になるのは、ファインダーの暗さです。両者ともミラー型のペンタプリズムなので、
天体用としてはとても暗くて見づらい。(キャノンもニコンも上位機種ではちゃんとした光学プリズムを使用)
D70(中古)導入に踏み切ったのは、無改造なので通常の写真撮影にも後処理に気を遣わずに使えることです。また、
天体用として不可欠のレリーズが無線式で使いやすい。別売ソフト(ニコンキャプチャー4)を使うと、PCからカメラコン
トロール(ロボット撮影?)が可能になる点、kiss_Dより反応が速い(EOS20Dで改善されています)点もあります。何と
言っても決め手は価格(笑)です。旧ニッコールレンズがそのまま使えることも大きな理由です。
*撮影データ* 2004年11月4日
時刻:22時42分〜23時02分
露出:5分×2枚、7分1枚 計3枚コンポジット
*撮影地* 自宅前(富山県南砺市)
*カメラ* ニコンD70(ISO感度800設定)
*レンズ* ミカゲライトシュミット鏡筒+LPS-P2
       (35mm版換算約1080mm相当)
*高橋NJP赤道儀
下画像は、
ミード口径25cmシュミット
カセグレン直焦点です。